2013
12/12
13:49
趣味の読書 その76
Category : 読書
世界の首脳陣が一堂に会した、南アフリカのマンデラ元大統領の追悼式で、手話通訳は
「でたらめ」だったと言うニュースが報道された。南ア紙シチズン(電子版)などによると、
ケープタウンにある手話教育団体幹部は、男性について「完全なペテン師だ」と指摘し、
「世界中の聴覚障害者社会が激怒している。彼はもし命が惜しいなら、白状すべきだ」と
述べた。追悼式は各国の首脳級約100人が出席。オバマ米大統領らが演説した式典
の模様は全世界で中継、報道され、男性がその内容を手話で伝えることになっていた。
男性は南アの手話関連団体の間で全く知られておらず、なぜ起用されたかは不明。
あきれ返って、二の句が継げませんが、お国柄なのか何とも言えない出来事です・・・。
天才絵師・狩野永徳の恍惚と不安。稀代の名作『洛中洛外図』を描き、時代を席巻
した永徳。―あの男は、どうしておれを苛立たせるのか。長谷川等伯への嫉妬に身悶
えしながら、画境の極みを目指す。絵師の業を極限まで描く、傑作長編。
(「BOOK」データベースより)
狩野派を率いた天才絵師・狩野永徳は、実は創作と棟梁として求められる「保守」の
あいだで身悶えしていたのではないか? 作者の山本兼一さんは永徳の姿をこのように
推測して物語を編み始めました。信長や秀吉に請われ、安土城、大坂城、聚楽第に永徳
が描いた絵は今1枚も残っていません。絵を描くことの苦しみと喜びとはなにか? 身
を焦がしながら絵を描く永徳の姿は、作者の山本さんの姿勢にも通じるように見えます。
読めば絵が見えてくる、渾身の長編傑作小説です。
(文藝春秋・担当編集者の話)
山本 兼一(やまもと けんいち, 1956年7月23日 - )は、京都市生まれの小説家。
京都市立紫野高等学校、同志社大学文学部美学芸術学専攻卒。出版社、編集プロダク
ション勤務、フリーライターを経て作家デビューした。今上映中の「利休にたずねよ」は
歌舞伎俳優・市川海老蔵の主演で、豊臣秀吉のもと「天下一の宗匠」として名をはせる
も、やがて秀吉に疎まれ、武士でないにもかかわらず切腹した物語で、以前に読みまし
た。山岡鉄舟を書いた「命もいらず、名もいらず」など好きで良く読んでいる作家です。

婆さんが溜め込んだ金、いただくぜ! 因業な金貸し婆・お吟のもとで押しかけ居候を始
めた浅吉。職がないという浅吉は、金貸し業の手伝いを申し出た。浅吉は、新しい発想
で次々と焦げ付いた借金をきれいにし、貧乏人たちを助けつつ利益を上げていく。
しかし浅吉には実は秘密の目的があり、大金を手に入れるために素性を偽ってお吟に
近づいたのだった。お吟はまるで烏(からす)のように、溜め込んだ金をどこかに隠して
いる。はたして浅吉は、大金をせしめることができるのか?
(Amazon.co.jpより)

取り調べで右に出る者はいないと言われた落としのプロ・樫村恭祐。だが、不当な人事
で新設の組織犯罪対策部マネーロンダリング対策室に異動させられる。ある時、事情
聴取を受けていた信用金庫職員が自殺する。組織ぐるみの資金洗浄を疑うマネロン室
だったが、マル暴の四課、薬物の五課が幅を利かせる捜査本部で肩身の狭い捜査を強
いられる。捜査が難航する中、奇しくも突破口となったのは、樫村が背負い続けてき
た重い人生の十字架だった―。
(「BOOK」データベースより)

「でたらめ」だったと言うニュースが報道された。南ア紙シチズン(電子版)などによると、
ケープタウンにある手話教育団体幹部は、男性について「完全なペテン師だ」と指摘し、
「世界中の聴覚障害者社会が激怒している。彼はもし命が惜しいなら、白状すべきだ」と
述べた。追悼式は各国の首脳級約100人が出席。オバマ米大統領らが演説した式典
の模様は全世界で中継、報道され、男性がその内容を手話で伝えることになっていた。
男性は南アの手話関連団体の間で全く知られておらず、なぜ起用されたかは不明。
あきれ返って、二の句が継げませんが、お国柄なのか何とも言えない出来事です・・・。
天才絵師・狩野永徳の恍惚と不安。稀代の名作『洛中洛外図』を描き、時代を席巻
した永徳。―あの男は、どうしておれを苛立たせるのか。長谷川等伯への嫉妬に身悶
えしながら、画境の極みを目指す。絵師の業を極限まで描く、傑作長編。
(「BOOK」データベースより)
狩野派を率いた天才絵師・狩野永徳は、実は創作と棟梁として求められる「保守」の
あいだで身悶えしていたのではないか? 作者の山本兼一さんは永徳の姿をこのように
推測して物語を編み始めました。信長や秀吉に請われ、安土城、大坂城、聚楽第に永徳
が描いた絵は今1枚も残っていません。絵を描くことの苦しみと喜びとはなにか? 身
を焦がしながら絵を描く永徳の姿は、作者の山本さんの姿勢にも通じるように見えます。
読めば絵が見えてくる、渾身の長編傑作小説です。
(文藝春秋・担当編集者の話)
山本 兼一(やまもと けんいち, 1956年7月23日 - )は、京都市生まれの小説家。
京都市立紫野高等学校、同志社大学文学部美学芸術学専攻卒。出版社、編集プロダク
ション勤務、フリーライターを経て作家デビューした。今上映中の「利休にたずねよ」は
歌舞伎俳優・市川海老蔵の主演で、豊臣秀吉のもと「天下一の宗匠」として名をはせる
も、やがて秀吉に疎まれ、武士でないにもかかわらず切腹した物語で、以前に読みまし
た。山岡鉄舟を書いた「命もいらず、名もいらず」など好きで良く読んでいる作家です。

婆さんが溜め込んだ金、いただくぜ! 因業な金貸し婆・お吟のもとで押しかけ居候を始
めた浅吉。職がないという浅吉は、金貸し業の手伝いを申し出た。浅吉は、新しい発想
で次々と焦げ付いた借金をきれいにし、貧乏人たちを助けつつ利益を上げていく。
しかし浅吉には実は秘密の目的があり、大金を手に入れるために素性を偽ってお吟に
近づいたのだった。お吟はまるで烏(からす)のように、溜め込んだ金をどこかに隠して
いる。はたして浅吉は、大金をせしめることができるのか?
(Amazon.co.jpより)

取り調べで右に出る者はいないと言われた落としのプロ・樫村恭祐。だが、不当な人事
で新設の組織犯罪対策部マネーロンダリング対策室に異動させられる。ある時、事情
聴取を受けていた信用金庫職員が自殺する。組織ぐるみの資金洗浄を疑うマネロン室
だったが、マル暴の四課、薬物の五課が幅を利かせる捜査本部で肩身の狭い捜査を強
いられる。捜査が難航する中、奇しくも突破口となったのは、樫村が背負い続けてき
た重い人生の十字架だった―。
(「BOOK」データベースより)
