2022
05/25
10:54
趣味の読書 その503 金券ショップの売り上げ、ドル箱の新幹線回数券がなくなった
Category : 読書
金券ショップの売り上げ、ドル箱の新幹線回数券がなくなった
大阪と東京の間で移動を繰り返す人にとって、出費を抑えるための必須アイテムとされた新大阪-東京間の新幹線回数券が3月末で発売終了となった。ネット上で予約、購入できる「EXサービス」が普及し、こうしたチケットレス化による発売実績の減少が主な理由だ。かつて都心の金券ショップでは、仕事先や家族のもとへと急ぐサラリーマンらが「ばら売り」回数券を求め、長い列をなした。新型コロナウイルス禍前の同区間の利用者は1日およそ10万人。ドル箱路線の回数券消滅で、新たな生き残り方を模索するショップもある。使用期間は3カ月間(大型連休やお盆、年末年始など利用できない時期あり)で、金券ショップではこれを1枚単位でバラ売りしてきた。東海道新幹線回数券の場合、正規で買えば1枚当たり(つまり片道料金)は、東京・品川~名古屋1万550円、東京・品川~新大阪1万3940円だが、この金額より安く買えるのが金券ショップというわけだった。出張の多い、サラリーマンの強い味方で、あるショップの関係者は「かつては回数券で出張費を浮かせ、ビル内の居酒屋で酒を飲んでから新幹線に乗り込むサラリーマンが多かった」と明かす。恩恵を受けたサラリーマンも痛いが、それ以上に売り上げのメインを無くした金券ショップの方が、はるかに痛手になっている。昨年に比べ出張需要も回復しつつあるので、販売する方も頭が痛い。サラリーマンOBとしては、身につまされる事態だと同情します。



長唄の師匠である、お蝶は三味線の腕前と美声で気性も粋な弁天との評判。お蝶の兄嫁の沙十は、たおやかな色白美人で観音のたたずまい。人呼んで〈弁天観音〉美人姉妹は、頼まれ事を抜群の機知で解決していく。かしましい日々の裏で、お蝶を狙う影が大きく動き始める。吉川英治文学新人賞受賞作家・西條奈加が本領発揮した、時代小説の真骨頂。
(講談社BOOK倶楽部より)
西條/奈加(さいじょう なか)
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』(新潮社)で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。’12年『涅槃の雪』(光文社)で第18回中山義秀文学賞を受賞。’15年『まるまるの毬』(講談社)で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。

クロノスに暗殺された男の家から、米軍の極秘資料「クロノス8437作戦」の指令書が見つかった。CIAの命を受け、作戦中に行方不明になった実行部隊を捜索すべく、藤堂浩志と明石柊真率いる各チームはアフガンへ飛ぶ。しかしその道中、仲間の乗る軍用機に異常事態が―。砂漠の真ん中で消息を絶った軍用機を追い、砂塵に潜む敵との死闘の火蓋が切って落とされる!
(「BOOK」データベースより)

金貸しは、どうも性に合わない―。札差高田屋の次男坊・新五郎は、夏五月の切米(幕臣への禄米支給)の直後、兄嫁だったお鶴と再会する。兄の惣太郎は先の二月に事故で亡くなり、お鶴は実家へと戻っていた。何をやってもかなわぬ兄を、近寄りがたく感じていた新五郎。だが高田屋の跡取りとなり、厳しくみえた兄の商いに隠された秘密に気づく…。武家の悲哀、淡い恋、家族の情。武士相手に金を貸した商人「札差」として生きる若旦那の成長を、市井の哀歓のなかに瑞々しく描く。待望の新シリーズ。
(「BOOK」データベースより)

大阪と東京の間で移動を繰り返す人にとって、出費を抑えるための必須アイテムとされた新大阪-東京間の新幹線回数券が3月末で発売終了となった。ネット上で予約、購入できる「EXサービス」が普及し、こうしたチケットレス化による発売実績の減少が主な理由だ。かつて都心の金券ショップでは、仕事先や家族のもとへと急ぐサラリーマンらが「ばら売り」回数券を求め、長い列をなした。新型コロナウイルス禍前の同区間の利用者は1日およそ10万人。ドル箱路線の回数券消滅で、新たな生き残り方を模索するショップもある。使用期間は3カ月間(大型連休やお盆、年末年始など利用できない時期あり)で、金券ショップではこれを1枚単位でバラ売りしてきた。東海道新幹線回数券の場合、正規で買えば1枚当たり(つまり片道料金)は、東京・品川~名古屋1万550円、東京・品川~新大阪1万3940円だが、この金額より安く買えるのが金券ショップというわけだった。出張の多い、サラリーマンの強い味方で、あるショップの関係者は「かつては回数券で出張費を浮かせ、ビル内の居酒屋で酒を飲んでから新幹線に乗り込むサラリーマンが多かった」と明かす。恩恵を受けたサラリーマンも痛いが、それ以上に売り上げのメインを無くした金券ショップの方が、はるかに痛手になっている。昨年に比べ出張需要も回復しつつあるので、販売する方も頭が痛い。サラリーマンOBとしては、身につまされる事態だと同情します。



長唄の師匠である、お蝶は三味線の腕前と美声で気性も粋な弁天との評判。お蝶の兄嫁の沙十は、たおやかな色白美人で観音のたたずまい。人呼んで〈弁天観音〉美人姉妹は、頼まれ事を抜群の機知で解決していく。かしましい日々の裏で、お蝶を狙う影が大きく動き始める。吉川英治文学新人賞受賞作家・西條奈加が本領発揮した、時代小説の真骨頂。
(講談社BOOK倶楽部より)
西條/奈加(さいじょう なか)
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』(新潮社)で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。’12年『涅槃の雪』(光文社)で第18回中山義秀文学賞を受賞。’15年『まるまるの毬』(講談社)で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。

クロノスに暗殺された男の家から、米軍の極秘資料「クロノス8437作戦」の指令書が見つかった。CIAの命を受け、作戦中に行方不明になった実行部隊を捜索すべく、藤堂浩志と明石柊真率いる各チームはアフガンへ飛ぶ。しかしその道中、仲間の乗る軍用機に異常事態が―。砂漠の真ん中で消息を絶った軍用機を追い、砂塵に潜む敵との死闘の火蓋が切って落とされる!
(「BOOK」データベースより)

金貸しは、どうも性に合わない―。札差高田屋の次男坊・新五郎は、夏五月の切米(幕臣への禄米支給)の直後、兄嫁だったお鶴と再会する。兄の惣太郎は先の二月に事故で亡くなり、お鶴は実家へと戻っていた。何をやってもかなわぬ兄を、近寄りがたく感じていた新五郎。だが高田屋の跡取りとなり、厳しくみえた兄の商いに隠された秘密に気づく…。武家の悲哀、淡い恋、家族の情。武士相手に金を貸した商人「札差」として生きる若旦那の成長を、市井の哀歓のなかに瑞々しく描く。待望の新シリーズ。
(「BOOK」データベースより)
