2022
04/13
10:42
趣味の読書 その497 高知・四万十川の春の風物詩「こいのぼりの川渡し」
Category : 読書
高知・四万十川の春の風物詩「こいのぼりの川渡し」
高知県・高岡郡四万十町十和地域で四万十川の春の風物詩「こいのぼりの川渡し」が4月9日から(5月7日まで)始まり、約500匹が川から飛び出したかのように風にそよいでいる。全国に広まった川渡しの先駆けで48回目。1974年の26匹から徐々に増え、87年は250匹、95年から500匹の群れになった。新型コロナウイルス禍で2020年は1週間に短縮、昨年は中止。今年はイベントは開かず、2年ぶりに川渡しを行うことになった。事の起こりは、地元のソフトボールをしていた少年たちのこんな言葉から始まる。「最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん」こんな会話を聞いた、当時の体育会のお兄さんたちは、「よっしゃ。それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!おれらあが、まとめて上げちゃうき!」それ以来、十川体育会のメンバーは、この子供たちとの約束を守り続け、毎年忘れることなく鯉のぼりを四万十川にかけ続けている。そもそも「こいのぼり」は門松や雛人形と同じく、江戸時代中期の裕福な庶民の家庭で始まった習慣であった。現在では、ベランダなどから「こいのぼり」を上げられるようになって庶民的になっていますが、団塊の世代の子供時代は「こいのぼり」を上げられる家は、上流階級の子供しかおらず、特に大阪市内などの都会ではその傾向が強かった様に記憶しています。5月5日の端午の節句・男の子のお祭りに相応しい習慣だと思いますので、後世にも残してゆきたいものです。



雑誌「歴史サーチ」の編集部員・菅原誠一は、特集企画「八甲田山雪中行軍遭難事件」を担当することになった。遭難死した兵士の数が記録によって違うことに気づいた彼は、青森で取材を開始。当時の悲惨な状況を改めて知る。特集企画は成功を収め、社長からもう一度、特集を組むこと指示された菅原は、再び青森を訪れた。遭難死した兵士数の違いにこだわる彼は、遭難事件の半年後に病死した稲田庸三一等卒に注目。取材のため、地元ガイドの小山内ととともに冬の八甲田に足を踏み入れた、菅原が見たものとは一体――。話題の歴史小説『茶聖』の人気作家が、世にも有名な「八甲田山雪中行軍遭難事件」を題材に挑んだ、傑作クライムノベル!
(amazon.co.jpより)
伊東 潤(いとう じゅん)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』で「第20回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞。近刊に『茶聖』がある。

江戸の新鳥越町二丁目に「とむらい屋」はあった。葬儀の段取りをする颯太、棺桶づくり職人の勝蔵、雑用の寛次郎、死者に化粧を施すおちえ、そして渡りの坊主の道俊。色恋心中、死産、貧困、自死、火事。さまざまな亡くなり方に対応していく、とむらい屋の仲間。時に水死体を見るのが苦手な医者、巧先生や奉行所の韮崎宗十郎の力を借り、人の死を見つめる。十一歳の時、弔いを生業にすると心に決めた颯太。そのきっかけとなった出来事とは?江戸時代の葬儀と死を生々しく描いた弔いの時代小説。第1巻に続く、「漣(さざなみ)のゆくえ」死者が残した未練や無念、生者が抱えた哀惜や苦悩。避けようのない想いを和らげるのが、とむらい屋の生業。
(徳間書店より)

捜査一課の刑事・朝倉は、陸自の空挺団出身という変わり種。米軍との合同演習の負傷が元で退役し、警官となった。自衛官の首を切断する猟奇殺人事件に警務官が乗り込んできた。互いの矜持をかけて捜査をする男達に、米国海軍犯罪捜査局(NCIS)も絡んでくる。国家間の隠蔽工作が、事件を複雑に!そして、新たな事件が…書き下ろし警察小説。
(「BOOK」データベースより)

高知県・高岡郡四万十町十和地域で四万十川の春の風物詩「こいのぼりの川渡し」が4月9日から(5月7日まで)始まり、約500匹が川から飛び出したかのように風にそよいでいる。全国に広まった川渡しの先駆けで48回目。1974年の26匹から徐々に増え、87年は250匹、95年から500匹の群れになった。新型コロナウイルス禍で2020年は1週間に短縮、昨年は中止。今年はイベントは開かず、2年ぶりに川渡しを行うことになった。事の起こりは、地元のソフトボールをしていた少年たちのこんな言葉から始まる。「最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん」こんな会話を聞いた、当時の体育会のお兄さんたちは、「よっしゃ。それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!おれらあが、まとめて上げちゃうき!」それ以来、十川体育会のメンバーは、この子供たちとの約束を守り続け、毎年忘れることなく鯉のぼりを四万十川にかけ続けている。そもそも「こいのぼり」は門松や雛人形と同じく、江戸時代中期の裕福な庶民の家庭で始まった習慣であった。現在では、ベランダなどから「こいのぼり」を上げられるようになって庶民的になっていますが、団塊の世代の子供時代は「こいのぼり」を上げられる家は、上流階級の子供しかおらず、特に大阪市内などの都会ではその傾向が強かった様に記憶しています。5月5日の端午の節句・男の子のお祭りに相応しい習慣だと思いますので、後世にも残してゆきたいものです。



雑誌「歴史サーチ」の編集部員・菅原誠一は、特集企画「八甲田山雪中行軍遭難事件」を担当することになった。遭難死した兵士の数が記録によって違うことに気づいた彼は、青森で取材を開始。当時の悲惨な状況を改めて知る。特集企画は成功を収め、社長からもう一度、特集を組むこと指示された菅原は、再び青森を訪れた。遭難死した兵士数の違いにこだわる彼は、遭難事件の半年後に病死した稲田庸三一等卒に注目。取材のため、地元ガイドの小山内ととともに冬の八甲田に足を踏み入れた、菅原が見たものとは一体――。話題の歴史小説『茶聖』の人気作家が、世にも有名な「八甲田山雪中行軍遭難事件」を題材に挑んだ、傑作クライムノベル!
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伊東 潤(いとう じゅん)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』で「第20回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞。近刊に『茶聖』がある。

江戸の新鳥越町二丁目に「とむらい屋」はあった。葬儀の段取りをする颯太、棺桶づくり職人の勝蔵、雑用の寛次郎、死者に化粧を施すおちえ、そして渡りの坊主の道俊。色恋心中、死産、貧困、自死、火事。さまざまな亡くなり方に対応していく、とむらい屋の仲間。時に水死体を見るのが苦手な医者、巧先生や奉行所の韮崎宗十郎の力を借り、人の死を見つめる。十一歳の時、弔いを生業にすると心に決めた颯太。そのきっかけとなった出来事とは?江戸時代の葬儀と死を生々しく描いた弔いの時代小説。第1巻に続く、「漣(さざなみ)のゆくえ」死者が残した未練や無念、生者が抱えた哀惜や苦悩。避けようのない想いを和らげるのが、とむらい屋の生業。
(徳間書店より)

捜査一課の刑事・朝倉は、陸自の空挺団出身という変わり種。米軍との合同演習の負傷が元で退役し、警官となった。自衛官の首を切断する猟奇殺人事件に警務官が乗り込んできた。互いの矜持をかけて捜査をする男達に、米国海軍犯罪捜査局(NCIS)も絡んでくる。国家間の隠蔽工作が、事件を複雑に!そして、新たな事件が…書き下ろし警察小説。
(「BOOK」データベースより)
