2020
02/19
10:28
趣味の読書 その386 高田馬場駅に、人生チャート標識、実は自動車学校の広告だった!
Category : 読書
高田馬場駅に、人生チャート標識、実は自動車学校の広告だった!
まいどなニュースより、JR山手線、西武新宿線、地下鉄東西線の駅が集中する高田馬場。西武線の改札前から間隔を置いて3か所(4枚、4枚、3枚の計11枚)、青と緑の垂れ幕が下がり、文字や矢印を配した幾何学的な標示、チャート式のデザインなどが施されている。ツイッターでは「高速?」「何と言うセンス!」「スプラトゥーン(ゲームの名称)の町みたい」といった投稿が寄せられていた。その中で緑の幕に描かれた「サラリーマン人生のチャート」が気になった。下部の「上京 age18」から最上部の「65 定年退職」へと伸びる矢印形のメイン道路があり、その途中で、左に曲がると「もう帰るね」「END 終電帰宅」「失恋」という文字が記され、右に行く道では「送ろうか?」「365 車移動」「365 可能性方面」とある。この広告主は、埼玉県和光市にある「レインボーモータースクール」という自動車教習所だった。早稲田大学など学生の乗り降りが多い高田馬場に、若者の車離れによる自動車教習所の生徒不足対策として、あえてこの駅に目立つ広告を出したらしい。最近ではカーシェアリングの需要が伸びていて、若者は車を買って、ガソリン代や自動車保険代を考えると、無理してまで車を持つ必要性がない。20歳代の免許証保有率が下がっていて、必然的に自動車教習所の生徒数も減少している。若者層の可処分所得の減少や、終身雇用の崩壊による非正規雇用の増加などによる購買力の低下のために車を持てなくなっている。団塊の世代の若いときは、早く車を持ちたがり、当然免許証の所有率も高かった。無理して車のローンを抱える若者が周りには、大勢いたような気がします。今の若者は合理的な考え方が主流であり、車を欲しがらなくなった様です。


タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。客は車内に携帯電話を残して姿を消した。その携帯を奪おうとする魔手が迫り、久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく―みなぎる疾走感、息を呑むアクション、大沢ハードボイルドの新たな地平!
(「BOOK」データベースより)
大沢/在昌(おおさわ ありまさ)
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第4回日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年、しゅじんこう無間人形 新宿鮫4』で第110回直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説大賞、10年に第14回日本ミステリー文学大賞、12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞する。「新宿鮫」を読んで以来の、彼のハードボイルド作品が好きで特に、主人公の「鮫島警部」の生き様に共感を覚えます。

盃を重ねるほどにほろりとさせる――人情酒屋で、どうぞ一献!酒屋の跡継ぎとして、酒のせいで悩んでいる人に手を貸したい。幹之助がそう言い出したとき、親はもちろん奉公人まで目を丸くした。……酒屋の主人になるのなら、酒の功罪を知っておきたい。並木町の七福は酒を売りつけるだけではない、のちの事まで気を配ると世間の人が思ってくれれば、客がさらに増えるはずだ――もっともらしい言葉を連ねて、渋る父を説き伏せた。それから二年、さまざまな相談が幹之助のもとに持ち込まれた。
(amazon.co.jpより)

小日向水道町にある、いちょうの大樹が看板の『銀杏堂』は、嶋村夫妻が二十五年に亘って切り盛りしてきた手習指南所。子を生せず、その家に出戻ることになった一人娘の萌は、隠居を決め込む父・承仙の跡を継ぎ、母・美津の手助けを得ながら筆子たちに読み書き算盤を教えることに。だが、親たちは女師匠と侮り、子供たちは反抗を繰り返す。彼らのことを思って為すことも、願い通りに届かない。そんなある日、手習所の前に捨てられていた赤ん坊をその胸に抱いた時、萌はその子を引き取る決心を固めるが…。子供たちに一対一で向き合い、寄り添う若き手習師匠の格闘の日々を、濃やかな筆致で鮮やかに描き出す珠玉の時代小説!
(「BOOK」データベースより)

まいどなニュースより、JR山手線、西武新宿線、地下鉄東西線の駅が集中する高田馬場。西武線の改札前から間隔を置いて3か所(4枚、4枚、3枚の計11枚)、青と緑の垂れ幕が下がり、文字や矢印を配した幾何学的な標示、チャート式のデザインなどが施されている。ツイッターでは「高速?」「何と言うセンス!」「スプラトゥーン(ゲームの名称)の町みたい」といった投稿が寄せられていた。その中で緑の幕に描かれた「サラリーマン人生のチャート」が気になった。下部の「上京 age18」から最上部の「65 定年退職」へと伸びる矢印形のメイン道路があり、その途中で、左に曲がると「もう帰るね」「END 終電帰宅」「失恋」という文字が記され、右に行く道では「送ろうか?」「365 車移動」「365 可能性方面」とある。この広告主は、埼玉県和光市にある「レインボーモータースクール」という自動車教習所だった。早稲田大学など学生の乗り降りが多い高田馬場に、若者の車離れによる自動車教習所の生徒不足対策として、あえてこの駅に目立つ広告を出したらしい。最近ではカーシェアリングの需要が伸びていて、若者は車を買って、ガソリン代や自動車保険代を考えると、無理してまで車を持つ必要性がない。20歳代の免許証保有率が下がっていて、必然的に自動車教習所の生徒数も減少している。若者層の可処分所得の減少や、終身雇用の崩壊による非正規雇用の増加などによる購買力の低下のために車を持てなくなっている。団塊の世代の若いときは、早く車を持ちたがり、当然免許証の所有率も高かった。無理して車のローンを抱える若者が周りには、大勢いたような気がします。今の若者は合理的な考え方が主流であり、車を欲しがらなくなった様です。


タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。客は車内に携帯電話を残して姿を消した。その携帯を奪おうとする魔手が迫り、久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく―みなぎる疾走感、息を呑むアクション、大沢ハードボイルドの新たな地平!
(「BOOK」データベースより)
大沢/在昌(おおさわ ありまさ)
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第4回日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年、しゅじんこう無間人形 新宿鮫4』で第110回直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説大賞、10年に第14回日本ミステリー文学大賞、12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞する。「新宿鮫」を読んで以来の、彼のハードボイルド作品が好きで特に、主人公の「鮫島警部」の生き様に共感を覚えます。

盃を重ねるほどにほろりとさせる――人情酒屋で、どうぞ一献!酒屋の跡継ぎとして、酒のせいで悩んでいる人に手を貸したい。幹之助がそう言い出したとき、親はもちろん奉公人まで目を丸くした。……酒屋の主人になるのなら、酒の功罪を知っておきたい。並木町の七福は酒を売りつけるだけではない、のちの事まで気を配ると世間の人が思ってくれれば、客がさらに増えるはずだ――もっともらしい言葉を連ねて、渋る父を説き伏せた。それから二年、さまざまな相談が幹之助のもとに持ち込まれた。
(amazon.co.jpより)

小日向水道町にある、いちょうの大樹が看板の『銀杏堂』は、嶋村夫妻が二十五年に亘って切り盛りしてきた手習指南所。子を生せず、その家に出戻ることになった一人娘の萌は、隠居を決め込む父・承仙の跡を継ぎ、母・美津の手助けを得ながら筆子たちに読み書き算盤を教えることに。だが、親たちは女師匠と侮り、子供たちは反抗を繰り返す。彼らのことを思って為すことも、願い通りに届かない。そんなある日、手習所の前に捨てられていた赤ん坊をその胸に抱いた時、萌はその子を引き取る決心を固めるが…。子供たちに一対一で向き合い、寄り添う若き手習師匠の格闘の日々を、濃やかな筆致で鮮やかに描き出す珠玉の時代小説!
(「BOOK」データベースより)
