2018
05/23
10:32
趣味の読書 その299 関学VS日大アメフト試合の悪意あるタックルについて
Category : 読書
関学VS日大アメフト試合の悪意あるタックルについて
連日、新聞やテレビで報道されている、日大の選手による、悪質極まる油断している関学のQBに対する後ろからの、悪意あるタックルについて。まるで、油断している相手に後ろから斬りかかる辻斬りか、ボクシングのラウンド後のカネが鳴って、コーナーへ帰る選手を、後ろから殴りかかる様な、卑怯なスポーツ選手にあるまじき行為で、一発レッドカードでの退場ものだった。誰が見ても、選手個人が引き起こしたプレーとは、思えず監督やコーチの指示によるものと思われる。21日に、けがをした選手側が大阪府警に傷害容疑で被害届を出したことが捜査関係者への取材でわかった。試合は東京都内で行われているため、警視庁が捜査する見通し。22日に、日大の宮川泰介選手が謝罪会見を開き、監督やコーチからの指示があった事を明言した。彼は、加害者であるが、ある意味では被害者かも知れず、20歳の青年が真摯に反省して謝罪していたので、その面では良かった。日大の内田監督は、アメリカンフットボール部の監督を辞任する事を表明したが、内田監督は学内では常務理事を務め、日大で実質“ナンバー2”とも言われる立場の人物の為、アメフト部の影響力は今後も残り、改善されるかどうかは、疑問が残る。先代の名監督と言われた篠竹監督の名前を汚す事になった。関学は、私の母校関大とは永年ライバル関係にあり、関西大学体育会と関西学院大学体育会が、良きライバルとして各競技36クラブの試合を対戦し、それぞれの競技の対戦成績の勝ち負けを合計してその年の勝敗を決める。親睦を深める「総合関関戦」(東京の早慶戦に匹敵する)が1978年に始まり、2018年で41回目の開催となる。第30回2007年麻疹流行のため中止を除き、関大の16勝23敗となっている。スタート当初は、関大がリードしていたが、関大側のスポーツ推薦選手入学の枠が減少された事もあり、ここ10年は、関大の1勝9敗と圧倒されている。今回の騒動は、好敵手関学の問題でもあり、世間の関心上の気持ちで連日の報道に注目しています。

北町奉行同心の霜降三太夫を卒中で亡くしたうめは、それまでの堅苦しい武家の生活から抜け出して一人暮らしを始める。醤油問屋「伏見屋」の長女として生まれたうめは、“合点、承知”が口癖のきっぷのいい性格。気ままな独身生活を楽しもうと考えていたのだが、甥っ子の鉄平に隠し子がいることが露見、大騒動となりうめは鉄平のためにひと肌脱ぐことを決意するが……。昨年急逝した著者の遺作となる最後の長編時代小説。朝日新聞夕刊に短期集中連載の後、緊急出版。
(朝日新聞出版より)
2015年11月7日(66歳没)の好きな作家だった「宇江佐 真理」。その最後の遺作となる作品です。物語は、連載中の死去の為未完のまま終わっています。彼女の作品の中でも特に愛読していたのが『髪結い伊三次捕物余話』シリーズで、代表作でもあり、テレビドラマ化された。第1作の幻の声(1997年4月)から第15作の竈河岸(2015年10月31日)まで、長い間楽しく読みました。女性で66歳で亡くなるのは、どちらかと言うと若死に、の部類に入ると思いますが非常に残念です。

チンピラが路上で睨みあっているとの通報を受けて、現場に駆けつけた北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟。人垣に近こうと思ったそのとき「待て、待て、待て」と大きな声がかかり、白いスーツを来た恰幅のいい男が割って現れた。翌日の夜、チンピラのひとりが刺殺体で発見される。捜査本部が立ち上がり甘糟とコワモテの先輩刑事・郡原も参加するが、捜査線上に浮かんだ意外すぎる人物に翻弄されることに――。“史上最弱の刑事”甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズ、待望の第2弾。〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場!
(実業之日本社より)
甘糟達夫は、35歳の巡査部長。北綾瀬署刑事組織犯罪対策課に所属しているマル暴刑事。“史上最弱の刑事”甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズで、待望の第2弾。〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場する。今野敏の警察小説の、どちらかと言うとコミック版的な、軽くて面白いシリーズものです。彼の作品の中では、一番好きな警察小説は「隠蔽捜査」シリーズです。竜崎伸也警視長を主人公にした物語で、独特の信念とキャリアとしての矜持を持つ警察庁の官僚が、現実の世界ではありえない程の自分の信念を貫き通す生き方が面白く、秀逸なオススメ作品です。

ホテルの清掃員として働きながら夜間高校に通う涼子、16歳。家には、怪我で働けなくなった父、鬱病になった母がいて、生活保護を受けている。ある日、クラスメイトからセレブばかりが集う「クラブ」に行かないかと誘われる。守らねばならないものなど何もなく、家にも帰りたくない。ちょっとだけ人生を変えてみようと足を踏み入れた「クラブ」には、小説家だという初老の男がいた。「ヘンな人」でしかなかったその存在が、涼子の人生を静かに、そして大きく動かしていく――。33万部のヒットとなった『ピース』の著者が、原点に戻って描きあげた傑作長篇!
(中央公論社より)

連日、新聞やテレビで報道されている、日大の選手による、悪質極まる油断している関学のQBに対する後ろからの、悪意あるタックルについて。まるで、油断している相手に後ろから斬りかかる辻斬りか、ボクシングのラウンド後のカネが鳴って、コーナーへ帰る選手を、後ろから殴りかかる様な、卑怯なスポーツ選手にあるまじき行為で、一発レッドカードでの退場ものだった。誰が見ても、選手個人が引き起こしたプレーとは、思えず監督やコーチの指示によるものと思われる。21日に、けがをした選手側が大阪府警に傷害容疑で被害届を出したことが捜査関係者への取材でわかった。試合は東京都内で行われているため、警視庁が捜査する見通し。22日に、日大の宮川泰介選手が謝罪会見を開き、監督やコーチからの指示があった事を明言した。彼は、加害者であるが、ある意味では被害者かも知れず、20歳の青年が真摯に反省して謝罪していたので、その面では良かった。日大の内田監督は、アメリカンフットボール部の監督を辞任する事を表明したが、内田監督は学内では常務理事を務め、日大で実質“ナンバー2”とも言われる立場の人物の為、アメフト部の影響力は今後も残り、改善されるかどうかは、疑問が残る。先代の名監督と言われた篠竹監督の名前を汚す事になった。関学は、私の母校関大とは永年ライバル関係にあり、関西大学体育会と関西学院大学体育会が、良きライバルとして各競技36クラブの試合を対戦し、それぞれの競技の対戦成績の勝ち負けを合計してその年の勝敗を決める。親睦を深める「総合関関戦」(東京の早慶戦に匹敵する)が1978年に始まり、2018年で41回目の開催となる。第30回2007年麻疹流行のため中止を除き、関大の16勝23敗となっている。スタート当初は、関大がリードしていたが、関大側のスポーツ推薦選手入学の枠が減少された事もあり、ここ10年は、関大の1勝9敗と圧倒されている。今回の騒動は、好敵手関学の問題でもあり、世間の関心上の気持ちで連日の報道に注目しています。

北町奉行同心の霜降三太夫を卒中で亡くしたうめは、それまでの堅苦しい武家の生活から抜け出して一人暮らしを始める。醤油問屋「伏見屋」の長女として生まれたうめは、“合点、承知”が口癖のきっぷのいい性格。気ままな独身生活を楽しもうと考えていたのだが、甥っ子の鉄平に隠し子がいることが露見、大騒動となりうめは鉄平のためにひと肌脱ぐことを決意するが……。昨年急逝した著者の遺作となる最後の長編時代小説。朝日新聞夕刊に短期集中連載の後、緊急出版。
(朝日新聞出版より)
2015年11月7日(66歳没)の好きな作家だった「宇江佐 真理」。その最後の遺作となる作品です。物語は、連載中の死去の為未完のまま終わっています。彼女の作品の中でも特に愛読していたのが『髪結い伊三次捕物余話』シリーズで、代表作でもあり、テレビドラマ化された。第1作の幻の声(1997年4月)から第15作の竈河岸(2015年10月31日)まで、長い間楽しく読みました。女性で66歳で亡くなるのは、どちらかと言うと若死に、の部類に入ると思いますが非常に残念です。

チンピラが路上で睨みあっているとの通報を受けて、現場に駆けつけた北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟。人垣に近こうと思ったそのとき「待て、待て、待て」と大きな声がかかり、白いスーツを来た恰幅のいい男が割って現れた。翌日の夜、チンピラのひとりが刺殺体で発見される。捜査本部が立ち上がり甘糟とコワモテの先輩刑事・郡原も参加するが、捜査線上に浮かんだ意外すぎる人物に翻弄されることに――。“史上最弱の刑事”甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズ、待望の第2弾。〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場!
(実業之日本社より)
甘糟達夫は、35歳の巡査部長。北綾瀬署刑事組織犯罪対策課に所属しているマル暴刑事。“史上最弱の刑事”甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズで、待望の第2弾。〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場する。今野敏の警察小説の、どちらかと言うとコミック版的な、軽くて面白いシリーズものです。彼の作品の中では、一番好きな警察小説は「隠蔽捜査」シリーズです。竜崎伸也警視長を主人公にした物語で、独特の信念とキャリアとしての矜持を持つ警察庁の官僚が、現実の世界ではありえない程の自分の信念を貫き通す生き方が面白く、秀逸なオススメ作品です。

ホテルの清掃員として働きながら夜間高校に通う涼子、16歳。家には、怪我で働けなくなった父、鬱病になった母がいて、生活保護を受けている。ある日、クラスメイトからセレブばかりが集う「クラブ」に行かないかと誘われる。守らねばならないものなど何もなく、家にも帰りたくない。ちょっとだけ人生を変えてみようと足を踏み入れた「クラブ」には、小説家だという初老の男がいた。「ヘンな人」でしかなかったその存在が、涼子の人生を静かに、そして大きく動かしていく――。33万部のヒットとなった『ピース』の著者が、原点に戻って描きあげた傑作長篇!
(中央公論社より)
