2014
10/16
12:48
趣味の読書 その120
Category : 読書
「研究の原動力はアンガー(怒り)だ」と発言した、ノーベル物理学賞の中村教授は、
発明の対価として2万円しか貰わなかった、日亜化学に対する怒りを隠さなかった。
その反面、創業社長の小川信雄氏には、感謝の言葉を述べており、2代目の婿養子の
小川英次氏との確執がある様で、会社との特許訴訟に発展した「404特許」の帰属権
が尾を引いている。徳島の中小企業が、従業員8300人、資本金467億円の大企業に
変身したのは、中村教授が居たからで、もし彼が居なければ果たして、ここまでの成長を
遂げられたのか大いに疑問が残る。ノーベル賞受賞の会社のコメントでは、青色LEDの
開発は中村教授だけではなく、多くの日亜化学社員と企業努力によって実現したと、会社
のバックアップ体制を強調していたが、ここは素直に栄誉を讃えるべきだった様に、感じら
れたのは小生だけだったのでしょうか・・・。
物語は、明和八年(一七七一)に始まる。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前の
ことである。時に源内、四十四歳。高松藩を出て自由の身となった源内は、長崎で龍の噂
を耳にしてその存在を暴こうと野心に燃える。同じ頃、紀州の漁師が乗った船が嵐に遭い、
漂流。辿り着いた島で、蛇とも蜥蜴ともつかぬ巨大な爬虫類に襲われていた―平賀源内が
絶滅したはずの恐龍と相対する、時空を超えた奇想天外時代小説。構想~完成20年の超大作!
(「BOOK」データベースより)
夢枕 獏は、分かりやすく言うとSF時代小説を得意とする作家で、奇想天外な話を旨く纏めて
小説化して、読者を飽きさせずに話の中に引きずり込まれる作家です。
この「大江戸恐龍伝」は、全5巻で完結で、今回は1巻から3巻の紹介になります。

江戸に戻った平賀源内は、ゑれきてるの復元、浄瑠璃、鉱山の発掘と、さまざまなことに手を
染めては、思うようにゆかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂えていた。そんな源内に、
思いもよらない依頼が舞い込む。龍の掌に引き寄せられ、暗躍する盗賊・火鼠の一味、
和蘭陀国、そして平賀源内の野望が渦巻く。恐龍と源内の、時空を超えた壮大な旅の序章―
運命が絡み合う怒涛の第二巻。
(「BOOK」データベースより)

「ゑれき丸」を完成させた平賀源内は、黄金の島ニルヤカナヤに向かい、船出した。途中、
琉球で秘密の祭りを覗き見た源内は、そこで目蓋のない神女から、古の言い伝えを聞く。なぜ、
神女には目蓋がないのか?唯ひとり生還した水夫はなぜ、目蓋を切り取られていたのか?徐市石
とは?そして、その石に刻まれた絵の意味するところは?深まるばかりの謎を抱えて、源内たちは
ニルヤカナヤを目指すのだが…。
(「BOOK」データベースより)

発明の対価として2万円しか貰わなかった、日亜化学に対する怒りを隠さなかった。
その反面、創業社長の小川信雄氏には、感謝の言葉を述べており、2代目の婿養子の
小川英次氏との確執がある様で、会社との特許訴訟に発展した「404特許」の帰属権
が尾を引いている。徳島の中小企業が、従業員8300人、資本金467億円の大企業に
変身したのは、中村教授が居たからで、もし彼が居なければ果たして、ここまでの成長を
遂げられたのか大いに疑問が残る。ノーベル賞受賞の会社のコメントでは、青色LEDの
開発は中村教授だけではなく、多くの日亜化学社員と企業努力によって実現したと、会社
のバックアップ体制を強調していたが、ここは素直に栄誉を讃えるべきだった様に、感じら
れたのは小生だけだったのでしょうか・・・。
物語は、明和八年(一七七一)に始まる。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す五年前の
ことである。時に源内、四十四歳。高松藩を出て自由の身となった源内は、長崎で龍の噂
を耳にしてその存在を暴こうと野心に燃える。同じ頃、紀州の漁師が乗った船が嵐に遭い、
漂流。辿り着いた島で、蛇とも蜥蜴ともつかぬ巨大な爬虫類に襲われていた―平賀源内が
絶滅したはずの恐龍と相対する、時空を超えた奇想天外時代小説。構想~完成20年の超大作!
(「BOOK」データベースより)
夢枕 獏は、分かりやすく言うとSF時代小説を得意とする作家で、奇想天外な話を旨く纏めて
小説化して、読者を飽きさせずに話の中に引きずり込まれる作家です。
この「大江戸恐龍伝」は、全5巻で完結で、今回は1巻から3巻の紹介になります。

江戸に戻った平賀源内は、ゑれきてるの復元、浄瑠璃、鉱山の発掘と、さまざまなことに手を
染めては、思うようにゆかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂えていた。そんな源内に、
思いもよらない依頼が舞い込む。龍の掌に引き寄せられ、暗躍する盗賊・火鼠の一味、
和蘭陀国、そして平賀源内の野望が渦巻く。恐龍と源内の、時空を超えた壮大な旅の序章―
運命が絡み合う怒涛の第二巻。
(「BOOK」データベースより)

「ゑれき丸」を完成させた平賀源内は、黄金の島ニルヤカナヤに向かい、船出した。途中、
琉球で秘密の祭りを覗き見た源内は、そこで目蓋のない神女から、古の言い伝えを聞く。なぜ、
神女には目蓋がないのか?唯ひとり生還した水夫はなぜ、目蓋を切り取られていたのか?徐市石
とは?そして、その石に刻まれた絵の意味するところは?深まるばかりの謎を抱えて、源内たちは
ニルヤカナヤを目指すのだが…。
(「BOOK」データベースより)
