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ホンブチョウ

Author:ホンブチョウ
1947年生まれ、趣味が読書の
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趣味の読書 その465 夏の甲子園兄弟校決勝は、智弁和歌山が21年ぶりの優勝

Category : 読書
夏の甲子園兄弟校決勝は、智弁和歌山が21年ぶりの優勝

第103回全国高校野球選手権大会の最終日は29日、甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山が智弁学園(奈良)に9-2で勝ち、2000年以来21年ぶり3度目の優勝を果たした。今大会は、長雨の影響で7日間の順延があり、コロナ感染で、宮崎商と東北学院の2校が試合が出来ず不戦敗となった。智辯奈良と和歌山は兄弟校のため、修学旅行の行き先は同じだという。ユニホームも酷似する。和歌山が横に開く字体でやや大きく映るが、奈良は中央に詰まった字体で狭く、これは刺しゅうの入れ方の違いによるものだという。色合いは奈良の方がクリーム色が濃い。2020年12月に3日間、智辯和歌山の指導をしたイチローさんが、智弁和歌山高校の吹奏学部の大ファンで、それが智弁和歌山関係者の耳に入り、交流が始まった。優勝を聞いたイチローさんから祝福コメントが入った。「初めて智弁和歌山高校のグラウンドを訪れたとき、本気で日本一を目指しているチームだと感じました。そのために厳しい練習を重ね、悔しい思いもしてきたと思います。選抜に出場できなかったどん底から頂点まではい上がってきたこと、何となくではなく、本気で目指していた日本一になったこと、そして野球の面白さをあらためて教えてくれたこと、見事でした。おめでとう」愛工大名電出身のイチローさんと、智辯和歌山の関係がもう一つ分からなかったが、この様な縁があったのかと思いました。コロナ禍の中、2年ぶり開催の甲子園優勝、おめでとうございます!


智辯1

智辯2

智辯3


神田神保町―江戸時代より旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年が経ち復興を遂げつつあった。活気をとり戻した街の一隅で、ある日ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰されており、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるが、間もなく事故現場では不可解な点が見付かる。行方を眩ました被害者の妻、注文帳に残された謎の名前―さらには彼の周囲でも奇怪な事件が起こるなか、古書店主の死をめぐる探偵行は、やがて戦後日本の闇に潜む陰謀を炙りだしていく。直木賞作家の真骨頂と言うべき長編ミステリ。
(「BOOK」データベースより)

門井/慶喜(かどい よしのぶ)
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。'15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、'16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。'16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。'18年に『銀河鉄道の父』(本書)で直木賞を受賞。他の著書に『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』『屋根をかける人』『ゆけ、おりょう』『定価のない本』『自由は死せず』『東京、はじまる』などがある。


本1


金国とタタル族の決戦に、テムジンが出撃する! 完顔襄が率いる金国の大軍四万がタタル族討伐のために動き出した。父イェスゲイをタタル族に暗殺されたモンゴル族のテムジンは、金国の要請に応じて三千騎の出兵を決意する。ケレイト王国のトオリル・カンもまた金国の側に立ち、一万五千騎の陣容を整えた。
(Google Booksより)


本2


経理部の新入社員・麻吹美華は、なんでも率直にものを言う。オブラートに包むということがない。おかげで波風立てずに会社員生活を送りたい沙名子は、気苦労が絶えない。私生活では太陽と付き合い始めたものの、初めての恋愛にペースを乱され戸惑い気味。そんなときも、面倒事は遠慮などしてくれない。沙名子はよく知る社員同士の不倫現場を目撃してしまい…?
(集英社より)


本3

趣味の読書 その466 中国の大連「日本風情街」批判を受けて、営業停止

Category : 読書
中国の大連「日本風情街」批判を受けて、営業停止

中国遼寧省大連市で8月25日にプレオープンした「日本風情街」が営業を停止したことについて、中国のネット上では疑問を投げ掛ける声も出ている。「日本風情街」は大連市東部の金州区金石灘に位置する。地元政府の2021年度重点活動にも指定されている文化観光プロジェクト「盛唐・小京都」の一部で、総敷地面積63万平方メートルに、商業施設や住宅、娯楽施設などを集めた開発プロジェクトだ。日本の京都をモデルにしており、唐代と日本の建築様式が融合した街並みを再現している。25日のプレオープン後、週末には多くの人出でにぎわったものの30日には営業停止の指示が下り、31日には封鎖、9月1日から停止状態となった。SNSで「日本文化による侵略だ」などと批判が集まったことや、人出が多かったことでいくつかの問題が発生したこと、新型コロナウイルスの感染対策などから決定された。中国では昨年9月にも南部広東省仏山市内に東京の街並みをデザインした商店街が開業したが、批判が出て改修を迫られた。大連の施設は「盛唐・小京都(唐全盛期の小さな京都)」との名称で、中国企業が日本企業と協力して開発。60億元(約1千億円)を投資して日本風の住宅や商店街を建設した。広東省の「日本風情街」は、新宿「歌舞伎町」をそのままパクったと思われる街並みで、インバウンドで日本に行った事のある中国人ならば、すぐに分かる造りになっている。コロナ感染が治まると、また大勢の中国人観光客が押し寄せると思いますが、旅行業界・観光業界などの恩恵のある業界以外の人々にとっては、痛し痒しの感情がある様に感じています。


日本街2

日本街1


唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。怪しげなアノニマスから距離を取る唐沢はやがて久美子と破局し疎遠となる。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。アノニマスのリーダー・ハンクスこそが真の実行犯で、久美子は利用されただけだと唐沢は気付くが、いち大学生に地下に潜ったハンクスを捕まえることは容易ではなかった。やがて、警視庁公安部の捜査官から唐沢に声がかかる。地下に潜った組織壊滅のための切り札として、公安捜査官にならないかというのだ。公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい…。警察小説の旗手が放つ公安物語!
(「BOOK」データベースより)

笹本 稜平(ささもと りょうへい)
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールで冒険・謀略小説を、重厚で緻密な警察小説を構築し、多くのファンを抱える実力作家。おもな著書に『グリズリー』『マングースの尻尾』『サハラ』のほか、『還るべき場所』『春を背負って』『その峰の彼方』『未踏峰』『南極風』『分水嶺』『大岩壁』といった山岳小説や、海洋を舞台にした『遺産』、『素行調査官』『駐在刑事』『越境捜査』『所轄魂』といった警察小説のシリーズなどがある。


本1


夜の住宅街で大学生が撲殺された。目撃証言と凶器に残った指紋、傷害事件の前歴から、すぐに割り出された容疑者・倉田。だが、捜査に乗り出した船橋署の刑事らは、殺人とは縁遠い倉田の愚直で禁欲的な素顔に違和感を抱く。さらに、背後には海水浴場で起きた不審死と連続婦女暴行という、日時も場所も異なる2つの事件が複雑に絡み合っていることが判明する。そんな中、捜査本部に圧力がかかり…。
(「BOOK」データベースより)


本2


管内で発生した殺人事件の被害男性が、同時期に都内の別の場所で殺された女と接点があったことが判明。精密機械メーカー勤務の男とテレビでも活躍する女性経済評論家はどこでつながったのか―。意見の相違から本部内で浮き、捜査より外された岩倉刑事だったが、徐々に真相が明らかになる中、得体の知れぬ犯罪組織が姿を現す。定年まであと8年、“事件を呼ぶ”ベテラン刑事のシリーズ第3弾!書下ろし。
(「BOOK」データベースより)


本3

趣味の読書 その467 大阪・岸和田の「だんじり祭り」2年ぶりの開催決定

Category : 読書
大阪・岸和田の「だんじり祭り」2年ぶりの開催決定

大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」について、運営団体がだんじりの曳(ひ)き回しを2年ぶりに復活させようと準備している。昨年は新型コロナウイルスの影響で75年ぶりに自粛したが、今年は18、19日に実施する方針だ。伝統継承と感染防止の間で、難しいかじ取りが迫られている。「これはイベントではなく神事。2年連続の自粛はありえない」。「だんじり」を曳き回す「曳行(えいこう)」復活への思いを、運営団体の幹部はこう語気を強めて話す。「だんじり」が街角を豪快に回る「やりまわし」が名物。「岸和田だんじり祭」は、元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰(おかべながやす)公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、米や麦、豆、あわやひえなどの5つの穀物がたくさん取れるように(五穀豊穣)祈願し、行った稲荷祭がその始まりと伝えられている。勇壮な男の祭りで、筆者も高校時代に大阪南部の泉州地区で過ごし、「だんじり祭り」を経験しています。今でこそ、大人しいお祭りになりましたが、50年前は「だんじり」をぶつけ合う荒々しい祭りで、毎年の様に死者が出る始末でした。テレビのワイドショーなどで全国的に知られる様になってから、「だんじり」の横に警官がへばりついて、「だんじり」を衝突させない様になっています。泉州地区を離れて、はや半世紀になり懐かしく、良い想い出になってしまいました。


だんじり1

だんじり2

だんじり3


私立探偵・大杉良太は、新聞社で編集委員をしている残間龍之輔から、違法な武器の輸出に関係する商社について、電話で告発してきた男の尾行を依頼された。同じ頃、残間は元上司で現在はオピニオン誌「ザ・マン」編集長の田丸に呼び出され、かつて百舌と呼ばれた殺し屋に関する事件を雑誌に書いてほしいと頼まれる。大杉と残間がそれぞれ調査を続けていたある日、警察庁特別監察官の倉木美希が自宅に戻る途中何者かに襲われた。運よく大杉が駆けつけ軽傷で済んだが、美希のコートから百舌の羽根が出てくる。トップシークレットである過去の百舌事件と、ある商社の不正武器輸出。全く接点がないと思われた二つの事象が交差する時、巨悪の存在が明らかに…。
(「BOOK」データベースより)

この「百舌シリーズ」は、逢坂剛の集大成とも言えるシリーズもので、『裏切りの日日』(1981年)から『百舌の叫ぶ夜』(1986年)『幻の翼』(1988年)『砕かれた鍵』(1992年)『よみがえる百舌』(1996年)『鵟の巣』(2002年)この紹介している『墓標なき街』(2015年)完結編『百舌落とし』(2019年)まで30年に及ぶ、読み応えのある「百舌シリーズ」でした。どちらかと言うと、筆者(私自身)は短編ものよりも長編ものが好きで、物語が長く続くシリーズものを愛読しています。


本1


サンズイ(汚職)事案担当の警視庁捜査二課刑事・園崎省吾は、ある大物政治家のあっせん収賄容疑を追及していた。鍵を握る秘書の大久保は、過去に準強制わいせつやストーカー規制法違反を疑われた札付きだった。司法取引を持ちかけられ、大久保と待ち合わせた園崎は、すっぽかされた上、同時刻に妻と息子が何者かに轢き逃げされた。園崎は大久保の関与を疑うが、逆に自らが重要参考人として呼び出され…。警察のなかにも敵がいた。園崎の孤独な戦いが始まった―!
(「BOOK」データベースより)


本2


大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。
(「BOOK」データベースより)


本3

趣味の読書 その468 岸和田「だんじり祭り」観覧自粛の中で、18日19日実施された

Category : 読書
岸和田「だんじり祭り」観覧自粛の中で、18日19日実施された

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されるなか大阪府岸和田市で18日、19日「岸和田だんじり祭」が実施された。運営団体や市は観覧自粛を呼びかけていたが、沿道には大勢の見物客が詰めかけた。「感染が拡大しないか心配」「だんじりは生活の一部」。かけ声やお囃子(はやし)の音色が響く街で、感染防止と伝統継承をめぐる声が交錯した。重さ4tを超えるだんじりを、勢い良く走らせながら直角に角を曲がる「やりまわし」で、全国にその名を知られる岸和田だんじり祭。重量感あふれるだんじりが、あっという間に走り抜けていく光景は迫力満点。豪快にして勇壮な祭りが賛否両論のあるなか、台風14号の影響による雨が降る18日早朝から南海電鉄岸和田駅前で、勢いよく走るだんじりが引き手とともに角を曲がる「やりまわし」が行われた。周囲の立ち入りは制限され、観覧できないように幕が張られた。各所に観覧自粛を求める紙が掲示されている。コロナの「自粛・自粛」が叫ばれる昨今の閉塞感の中で、感染対策を取りながら、伝統行事を行うことは、ある程度容認されると思います。来年の感染者数は、どうなっているのか予測できませんが、全ての行事を取りやめている現状が、少しでも改善される事を期待しています。


だんじり4

だんじり5


日露戦争終結から十一年たった、大正五年。ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。そして、死体の背後に、国を揺るがす陰謀が潜んでいることを知る―。警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」と語る、圧巻の歴史改変警察小説。
(「BOOK」データベースより)

佐々木/譲(ささき じょう)
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第五五回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第三回山本周五郎賞、第四三回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2002年『武揚伝』で第二一回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第一四二回直木賞を受賞。16年に第二〇回日本ミステリー文学大賞を受賞。北海道出身者ならではの、北海道を舞台とした小説を多く書いている。冒険小説・時代小説・警察小説などの内、警察小説が面白い。


本1


河童に関する逸話をもつ浅草・曹源寺裏手で診療所兼手習塾を営む美貌の町医者・斎藤涼水。「かっぱ先生」と呼ばれ、貧しい患者、孤児・片親など複雑な境遇の子供達に尽くしている。身寄りを喪くした十七歳の文月は図らずも、浪人・花房右近親子と住み込みで働くことに。塾で起こる不可思議な出来事、子供達や飼い猫との交流を通じ、文月の心はじんわりほぐされていき…。
(「BOOK」データベースより)


本2


芝浦の人気のない運河沿いに佇むBAR『POT』。毎夜、ここに集う様々な人間たち。ハイテク機械の改造マニア。元傭兵、ニューハーフの元ムエタイ選手。そして私は、犯罪現場を専門に撮り続けるカメラマンだ。私が犯罪、それも殺人現場にこだわるのは、ある目的で“フクロウ”と呼ばれる殺し屋に会う為だ。この殺し屋は、自分が手掛けた仕事の後、必ず現場に現れるらしい…。そして、『POT』のメンバーと私は、ある事件からこの静謐なる殺人者に狙われるようになったのだが―。
(「BOOK」データベースより)


本3

趣味の読書 その469 「日本のくすり」の歴史、奈良県宇陀市の「薬の館」

Category : 読書
「日本のくすり」の歴史、奈良県宇陀市の「薬の館」

「奈良のくすり」の歴史は、例えば既に1200年も前から有名な「役の行者」による「陀羅尼助」或は南都唐招提寺の「奇効丸」、西大寺の「豊心丹」等の施薬に発して、当時の政治、宗教、医薬の中心地である大和で作られたくすりが全国各地に広められていった。「奈良のくすり」の歴史はとりもなおさず「日本のくすり」の歴史であると言っても過言ではない。奈良県北東部に位置する宇陀(うだ)市は、古来より薬のまちとして知られている。ロート製薬の創業者・山田安民、ツムラの創業者・津村重舎、「命の母」(現在は小林製薬が販売)を生み出した笹岡薬品の創業者・笹岡省三も宇陀市の出身だ(ちなみに、山田安民と津村重舎は実の兄弟である)。そして、現在はアステラス製薬となった「藤沢薬品工業」の創設者・藤沢友吉も、宇陀市と深いかかわりを持つ。中国の神様の鍾馗[しようき]の藤澤樟脳のホーロー看板も、歴史があり面白い。薬問屋を商っていた細川家住宅を改修した宇陀市大宇陀歴史文化館 「薬の館」の各種ホーロー看板を見ても、興味深い。全国的には、越中富山の「置き薬」が有名ですが、奈良の薬にも古い歴史がある事が初めて分かりました。


宇陀市1

藤沢

宇陀市2


ごめんくださいまし―。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。作家生活三十周年記念作。
(「BOOK」データベースより)

宮部みゆき
1960(昭和35)年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『希望荘』などがある。


本1


ざまをみろ。父を殺したとき、そして、刺客を討ち取ったとき、北見重興が発した言葉。元藩主とは思えぬその言動に、どんな因果が秘められていたのか…。名君と仰がれた今望侯の狂気。根絶やしにされた出土村。城下から相次いで失踪した子ども達。すべての謎は、重興の覚醒とともに真実へと導かれる。ミステリー。サスペンス。そして、歴史。あらゆる技巧が凝らされた「物語の到達点」。
(「BOOK」データベースより)


本2


今、結寿は岐路に立たされていた。墓参するたび、亡き夫に相談事をもちかけている。自分と幼い娘の行く末についての相談である。「いかにすべきか、どうぞ、どうぞ道をお示しください」もとより波風はしょっちゅうだった。これまでも人並みの浮き沈みは経験してきたが、夫の死という過酷な現実は結寿を苦悶の淵へ突き落とした。(「幕間」より)。麻布狸穴町に出戻った結寿。押し込み騒動や辻斬り、子攫い…界隈で起こる事件の謎と罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れて―。
(「BOOK」データベースより)


本3

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