2021
02/10
10:36
趣味の読書 その436 地球温暖化のためか、ヒマラヤで氷河が崩れ、大洪水発生
Category : 読書
地球温暖化のためか、ヒマラヤで氷河が崩れ、大洪水発生
インド北部ウッタラカンド州で7日、ヒマラヤ地域の氷河が決壊して洪水が発生し、発電所の建設工事の現場にいた作業員ら約150人が行方不明になった。家屋も流されているといい、インド政府は救助活動のために軍を出動させた。目撃者は、水と岩の壁がダウリガンガ川を急速に下っていったため、警報を鳴らす余裕がなかったと証言した。複数の専門家の話では、気温上昇により氷河から巨大な氷の塊が崩れ、大量の水が放出された可能性が考えられ、これが雪崩を発生させ、岩や泥を押し流した可能性がある。地球温暖化の影響は、北極の凍土や氷の融解や、この様なヒマラヤの氷河まで、決壊させているのかと思うと、ゾッとします。急激な気候変動は、農作物や地球に住む動植物などの生態系にも悪影響を及ぼしていて、永久凍土が融けると、有害な細菌やウイルスが大気中に放出され、人体に影響を及ぼす可能性があるかもしれないという、学者もいます。これからも、地球温暖化の悪影響が色々と出てきそうな気がします。


将軍に献上される御茶を、毎年初夏に宇治から江戸へ運ぶ行列──御茶壷道中。その行列を見るのを楽しみにしている宇治出身の仁吉は、日本橋の葉茶屋・森山園の奉公人だ。安政六年の今年も、間もなくその行列がやってこようとしていた。仁吉は十五歳になり大旦那太兵衛のもと元服を無事を終え「仁太郎」の名を与えられたが、孫娘で内儀のお徳は、なにかと彼に厳しくあたるのだった。そんな矢先、彼は、太兵衛に連れられて、旗本の阿部正外の屋敷を訪ねることになる──。阿部との出逢いが、日本一の葉茶屋を目指す仁太郎の人生を、大きく変えようとしていた。
(KADOKAWAより)
梶よう子(かじ ようこ)
東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。ほのぼのとした江戸下町の庶民を主人公にした作品が多く、日頃からよく読んでいます。

“神戸発釜山行き、豪華客船レインボー号で行く魅惑のショートクルーズ”―五日間の休暇がとれた銀座第一消防署の消防士・神谷夏美と柳雅代は、贅沢な船旅を張り込んだ。全長三百メートル、十一階建ての威容に圧倒されるも、非常設備の不備や通路の狭さなどに不安を覚える。一方、船長の山野辺は、経営難の会社から、種子島にカジノを誘致する計画の第一人者・民自党の石倉代議士を接待し、新航路を獲得するよう厳命されていた。山野辺は、支援者のために洋上で花火を打ち上げたいという石倉の希望に添うべく種子島沖へ航路を変更。だが、数時間後、異音と共に排水が逆流し船が傾斜。その上、南洋にあった巨大台風が大きく進路を変え、後方に迫り始めていた…。21世紀の『ポセイドン・アドベンチャー』、ここに誕生!
(「BOOK」データベースより)

前作で、捜査一課から南大田署に異動し、管内で起きた殺人事件を解決した〝事件を呼ぶ”ベテラン刑事・岩倉剛。今回は、前年に発生した女子大生殺人事件の容疑者・田岡勇太が、逮捕後の地裁での裁判で無罪となったことから起きる騒動に巻き込まれていく。自宅に戻った田岡だが、殺された女子大生の恋人だった光山翔也が押しかけてくるなど、近所は不穏な空気に。そんな中、さらに次々と連続して事件が起こる。
(文藝春秋BOOKSより)

インド北部ウッタラカンド州で7日、ヒマラヤ地域の氷河が決壊して洪水が発生し、発電所の建設工事の現場にいた作業員ら約150人が行方不明になった。家屋も流されているといい、インド政府は救助活動のために軍を出動させた。目撃者は、水と岩の壁がダウリガンガ川を急速に下っていったため、警報を鳴らす余裕がなかったと証言した。複数の専門家の話では、気温上昇により氷河から巨大な氷の塊が崩れ、大量の水が放出された可能性が考えられ、これが雪崩を発生させ、岩や泥を押し流した可能性がある。地球温暖化の影響は、北極の凍土や氷の融解や、この様なヒマラヤの氷河まで、決壊させているのかと思うと、ゾッとします。急激な気候変動は、農作物や地球に住む動植物などの生態系にも悪影響を及ぼしていて、永久凍土が融けると、有害な細菌やウイルスが大気中に放出され、人体に影響を及ぼす可能性があるかもしれないという、学者もいます。これからも、地球温暖化の悪影響が色々と出てきそうな気がします。


将軍に献上される御茶を、毎年初夏に宇治から江戸へ運ぶ行列──御茶壷道中。その行列を見るのを楽しみにしている宇治出身の仁吉は、日本橋の葉茶屋・森山園の奉公人だ。安政六年の今年も、間もなくその行列がやってこようとしていた。仁吉は十五歳になり大旦那太兵衛のもと元服を無事を終え「仁太郎」の名を与えられたが、孫娘で内儀のお徳は、なにかと彼に厳しくあたるのだった。そんな矢先、彼は、太兵衛に連れられて、旗本の阿部正外の屋敷を訪ねることになる──。阿部との出逢いが、日本一の葉茶屋を目指す仁太郎の人生を、大きく変えようとしていた。
(KADOKAWAより)
梶よう子(かじ ようこ)
東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。ほのぼのとした江戸下町の庶民を主人公にした作品が多く、日頃からよく読んでいます。

“神戸発釜山行き、豪華客船レインボー号で行く魅惑のショートクルーズ”―五日間の休暇がとれた銀座第一消防署の消防士・神谷夏美と柳雅代は、贅沢な船旅を張り込んだ。全長三百メートル、十一階建ての威容に圧倒されるも、非常設備の不備や通路の狭さなどに不安を覚える。一方、船長の山野辺は、経営難の会社から、種子島にカジノを誘致する計画の第一人者・民自党の石倉代議士を接待し、新航路を獲得するよう厳命されていた。山野辺は、支援者のために洋上で花火を打ち上げたいという石倉の希望に添うべく種子島沖へ航路を変更。だが、数時間後、異音と共に排水が逆流し船が傾斜。その上、南洋にあった巨大台風が大きく進路を変え、後方に迫り始めていた…。21世紀の『ポセイドン・アドベンチャー』、ここに誕生!
(「BOOK」データベースより)

前作で、捜査一課から南大田署に異動し、管内で起きた殺人事件を解決した〝事件を呼ぶ”ベテラン刑事・岩倉剛。今回は、前年に発生した女子大生殺人事件の容疑者・田岡勇太が、逮捕後の地裁での裁判で無罪となったことから起きる騒動に巻き込まれていく。自宅に戻った田岡だが、殺された女子大生の恋人だった光山翔也が押しかけてくるなど、近所は不穏な空気に。そんな中、さらに次々と連続して事件が起こる。
(文藝春秋BOOKSより)
