2020
09/30
11:03
趣味の読書 その418 第3弾・大阪道頓堀の「くいだおれ太郎」の動く人形
Category : 読書
第3弾・大阪道頓堀の「くいだおれ太郎」の動く人形
くいだおれ太郎の言われは、「大阪の食い倒れ、京都の着倒れ、神戸の履き倒れ」からきている。ビル一棟まるごとが、食堂ビルになっていて、1階が総合食堂、2階が居酒屋、3階が日本料理店、4~8階が割烹お座敷の構成。子供時代に、くいだおれビルの前に置かれていた「くいだおれ太郎」は、チンドン屋のスタイルで、太鼓を叩きながら、目玉がぐるりと動き、腹話術の様に口も動く、どちらかと言うと「不気味な人形」だった。2008年4月8日に、「永いことありがとう。おおきに 太郎」の吹き出し言葉とともに、店の約59年の歴史に幕を閉じた。くいだおれ太郎は大阪城、通天閣、太陽の塔と並ぶ大阪を代表するシンボルの一つになっていた。「カーネル・サンダースの呪い」で、1985年(昭和60年)10月16日に、阪神タイガースの21年ぶりの優勝に狂喜した阪神ファンが、「カーネル・サンダース」の像を道頓堀川に投げ入れた為、その後阪神は長らく低迷した。1992年(平成4年)にタイガースに久々の優勝のチャンスの時に、道頓堀川に投げ込まれるのは、「カーネル・サンダース」か「すっぽん太郎」か「くいだおれ」の人形かになった。その時、大阪弁の吹き出しで「わて泳げまへんねん」と書き話題になった。2009年7月に「中座くいだおれビル」の店先に「くいだおれ太郎」が復活している。3回に渡り、大阪・道頓堀のユニークな大きな看板の紹介をしてきましたが、探せばまだまだ他にもありそうな気がします。


大坂堂島の紙問屋・嶋屋を営んでいた秋成は、町一帯を襲った火事によって店を失い幼なじみの雨月が結ぶ香具波志庵に居候することに。ところがその雨月、飄々とした性格ながら妖しを引き寄せる体質で、しだいに彼らの周りには、憎まれ口をたたく兎やら、成仏できぬ人の怨念やらが溢れ出す。さらにその先で待ち受けていたのは、世界の成り立ちを根本から変える驚くべき真実だった―江戸怪異譚の傑作『雨月物語』に大胆な現代的解釈を試みた、珠玉の連作短篇集。
(「BOOK」データベースより)
西條奈加(さいじょう なか)
1964(昭和39)年北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005(平成17)年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞。2012年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、2015年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『金春屋ゴメス 異人村阿片奇譚』『烏金』『善人長屋』『恋細工』『千年鬼』『睦月童』『九十九藤』『閻魔の世直し 善人長屋』『大川契り 善人長屋』『上野池之端 鱗や繁盛記』などがある。好きな女流時代小説家で、彼女の作品はよく読んでいます。宇江佐真理など、他の女流時代作家が亡くなり、頑張ってこれからも面白い作品を多く書いて貰いたいと、思っています。

社会部遊軍記者の永尾賢治(40)は、新米記者1年目に「野球賭博」のスクープを放つものの、その後はパッとせず、最近では「一発屋」と卑下する日々が続く。また自分の記事により、入団わずか1年で永久追放された“幻のエース”が忘れられずにいた。あれから17年、永尾の目の前に、“幻のエース”がいる。彼は法廷で立ちすくみ、殺人罪の容疑で裁かれようとしていた。裁判を傍聴しながら不審な点に気づいた永尾は、独自に取材を開始する。徐々に明らかになる“幻のエース”が隠し続けた過去や動機。やがて永尾は、警察さえも見落としていた真実にたどり着くのだが…。
(「BOOK」データベースより)

所轄の窓際部署にやってきたキャリア警察官・小早川冬彦。マイペースな変人だが心の裏を読み取るスペシャリストだった…!「SRO」シリーズの著者が描く新たなる警察小説ここに誕生!
(「BOOK」データベースより)

くいだおれ太郎の言われは、「大阪の食い倒れ、京都の着倒れ、神戸の履き倒れ」からきている。ビル一棟まるごとが、食堂ビルになっていて、1階が総合食堂、2階が居酒屋、3階が日本料理店、4~8階が割烹お座敷の構成。子供時代に、くいだおれビルの前に置かれていた「くいだおれ太郎」は、チンドン屋のスタイルで、太鼓を叩きながら、目玉がぐるりと動き、腹話術の様に口も動く、どちらかと言うと「不気味な人形」だった。2008年4月8日に、「永いことありがとう。おおきに 太郎」の吹き出し言葉とともに、店の約59年の歴史に幕を閉じた。くいだおれ太郎は大阪城、通天閣、太陽の塔と並ぶ大阪を代表するシンボルの一つになっていた。「カーネル・サンダースの呪い」で、1985年(昭和60年)10月16日に、阪神タイガースの21年ぶりの優勝に狂喜した阪神ファンが、「カーネル・サンダース」の像を道頓堀川に投げ入れた為、その後阪神は長らく低迷した。1992年(平成4年)にタイガースに久々の優勝のチャンスの時に、道頓堀川に投げ込まれるのは、「カーネル・サンダース」か「すっぽん太郎」か「くいだおれ」の人形かになった。その時、大阪弁の吹き出しで「わて泳げまへんねん」と書き話題になった。2009年7月に「中座くいだおれビル」の店先に「くいだおれ太郎」が復活している。3回に渡り、大阪・道頓堀のユニークな大きな看板の紹介をしてきましたが、探せばまだまだ他にもありそうな気がします。


大坂堂島の紙問屋・嶋屋を営んでいた秋成は、町一帯を襲った火事によって店を失い幼なじみの雨月が結ぶ香具波志庵に居候することに。ところがその雨月、飄々とした性格ながら妖しを引き寄せる体質で、しだいに彼らの周りには、憎まれ口をたたく兎やら、成仏できぬ人の怨念やらが溢れ出す。さらにその先で待ち受けていたのは、世界の成り立ちを根本から変える驚くべき真実だった―江戸怪異譚の傑作『雨月物語』に大胆な現代的解釈を試みた、珠玉の連作短篇集。
(「BOOK」データベースより)
西條奈加(さいじょう なか)
1964(昭和39)年北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005(平成17)年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞。2012年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、2015年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『金春屋ゴメス 異人村阿片奇譚』『烏金』『善人長屋』『恋細工』『千年鬼』『睦月童』『九十九藤』『閻魔の世直し 善人長屋』『大川契り 善人長屋』『上野池之端 鱗や繁盛記』などがある。好きな女流時代小説家で、彼女の作品はよく読んでいます。宇江佐真理など、他の女流時代作家が亡くなり、頑張ってこれからも面白い作品を多く書いて貰いたいと、思っています。

社会部遊軍記者の永尾賢治(40)は、新米記者1年目に「野球賭博」のスクープを放つものの、その後はパッとせず、最近では「一発屋」と卑下する日々が続く。また自分の記事により、入団わずか1年で永久追放された“幻のエース”が忘れられずにいた。あれから17年、永尾の目の前に、“幻のエース”がいる。彼は法廷で立ちすくみ、殺人罪の容疑で裁かれようとしていた。裁判を傍聴しながら不審な点に気づいた永尾は、独自に取材を開始する。徐々に明らかになる“幻のエース”が隠し続けた過去や動機。やがて永尾は、警察さえも見落としていた真実にたどり着くのだが…。
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所轄の窓際部署にやってきたキャリア警察官・小早川冬彦。マイペースな変人だが心の裏を読み取るスペシャリストだった…!「SRO」シリーズの著者が描く新たなる警察小説ここに誕生!
(「BOOK」データベースより)
