2020
04/29
10:18
趣味の読書 その396 40年前の、映画「復活の日」が今のコロナウイルス騒ぎを予測していた
Category : 読書
40年前の、映画「復活の日」が今のコロナウイルス騒ぎを予測していた
1964年に書かれた小松左京原作「復活の日」が、まるで現在の新型コロナウイルス感染拡大を予測していたようでSNSで話題になっている。話題の映画とは、1980年6月に東宝系で公開された「復活の日」、英題は「Virus」のことである。ストリーは、吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。傍には引き裂かれたジェラルミン製トランクの破片。中には、感染後70時間以内に生体の70%に急性心筋梗塞を引き起こし、残りも全身マヒで死に至らしめるMM菌があった。春になり雪が解け始めると、ヨーロッパを走行中の俳優が心臓麻痺で突然死するなど、各地で奇妙な死亡事故が報告され始める――。人類滅亡の日を目前に、残された人間が選択する道とは。著者渾身のSF長編。深作欣二監督で、主演が草刈正雄、女優が多岐川裕美、オリビア・ハッセーなど、日米合作になっている。この映画版の「Virus(ウイルス)」は、団塊の世代の若い時分は、ウィルスとは呼ばずにビールスと呼んでいたような記憶があり、いつの間にかウィルスに統一され様です。一日も早く収束して、いつもの日常が戻ってくることを、心から願っている今日この頃です。


池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まった。2017年、「鬼平」誕生から50年。この記念すべき年に、7人の人気作家が長谷川平蔵を登場人物にして、「鬼平」へ新たな命を吹き込んだ競作短篇集。逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版、そして、土橋章宏は父譲りの料理人と鬼平との味対決、門井慶喜は、流行りものの鰻が嫌いで女が好きな木村忠吾がかかった罠、梶よう子は、平蔵亡き後、火盗改を仰せつかった森山源五郎の回想、と7人7様。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。
(文芸春秋BOOKSより)
池波正太郎の「鬼平犯科帳」は、楽しく全編読破しました。時代小説の名手7名の競作の「蘇る 鬼平犯科帳」は逢坂剛を中心に、好きな作家の諸田玲子など面白かった。鬼平の長谷川平蔵は実在の人物で、テレビドラマ化されいろんな俳優が長谷川平蔵役(八代目松本幸四郎(後の初代松本白鸚)、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門)が演じ、筆者は中でも「丹波哲郎」の鬼平が好きでした。中村吉右衛門が一番長く、鬼平役を続けていたような気がしますが、彼の実父の初代「松本 白鸚」も渋い平蔵を演じていて親子二代で鬼平役を演じた珍しいケースでした。

一人暮らしの小泉信一郎が行方不明になっていると、マンションの管理人から連絡が入った。信一郎が購入した高級カメラは部屋にはなかったが、二回目に行くと何故かあった。息子の明が捜索願いを出した二日後、信一郎が自宅で遺体で発見された。カメラのデータには、北陸地方が写っていた。5月に入り、信一郎が伊予灘線の下灘駅で撮影しているのを一緒だったという女性が現れた。その20代の女性、平川綾乃は3月下旬に、行方不明になった信一郎と駅に滞在していたのだ。下灘駅は、駅から見る夕陽が美しい所として、有名な撮影スポットだった。
(amazon.co.jpより)

上高地・穂高岳登頂を目指した五人のパーティのリーダー有馬英継が刺殺体で発見された。そして英継が山に出かけた日に、父の国明は京都府舞鶴に出かけたまま行方不明となっていたのだ!?長野県警安曇野署・道原伝吉の捜査で、二人の不可思議な過去が次第に明らかになってきたとき新たな殺人事件が!舞鶴で何が起きていたのか?人情刑事の活躍を描く長篇旅情ミステリー。
(「BOOK」データベースより)

1964年に書かれた小松左京原作「復活の日」が、まるで現在の新型コロナウイルス感染拡大を予測していたようでSNSで話題になっている。話題の映画とは、1980年6月に東宝系で公開された「復活の日」、英題は「Virus」のことである。ストリーは、吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。傍には引き裂かれたジェラルミン製トランクの破片。中には、感染後70時間以内に生体の70%に急性心筋梗塞を引き起こし、残りも全身マヒで死に至らしめるMM菌があった。春になり雪が解け始めると、ヨーロッパを走行中の俳優が心臓麻痺で突然死するなど、各地で奇妙な死亡事故が報告され始める――。人類滅亡の日を目前に、残された人間が選択する道とは。著者渾身のSF長編。深作欣二監督で、主演が草刈正雄、女優が多岐川裕美、オリビア・ハッセーなど、日米合作になっている。この映画版の「Virus(ウイルス)」は、団塊の世代の若い時分は、ウィルスとは呼ばずにビールスと呼んでいたような記憶があり、いつの間にかウィルスに統一され様です。一日も早く収束して、いつもの日常が戻ってくることを、心から願っている今日この頃です。


池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まった。2017年、「鬼平」誕生から50年。この記念すべき年に、7人の人気作家が長谷川平蔵を登場人物にして、「鬼平」へ新たな命を吹き込んだ競作短篇集。逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版、そして、土橋章宏は父譲りの料理人と鬼平との味対決、門井慶喜は、流行りものの鰻が嫌いで女が好きな木村忠吾がかかった罠、梶よう子は、平蔵亡き後、火盗改を仰せつかった森山源五郎の回想、と7人7様。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。
(文芸春秋BOOKSより)
池波正太郎の「鬼平犯科帳」は、楽しく全編読破しました。時代小説の名手7名の競作の「蘇る 鬼平犯科帳」は逢坂剛を中心に、好きな作家の諸田玲子など面白かった。鬼平の長谷川平蔵は実在の人物で、テレビドラマ化されいろんな俳優が長谷川平蔵役(八代目松本幸四郎(後の初代松本白鸚)、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門)が演じ、筆者は中でも「丹波哲郎」の鬼平が好きでした。中村吉右衛門が一番長く、鬼平役を続けていたような気がしますが、彼の実父の初代「松本 白鸚」も渋い平蔵を演じていて親子二代で鬼平役を演じた珍しいケースでした。

一人暮らしの小泉信一郎が行方不明になっていると、マンションの管理人から連絡が入った。信一郎が購入した高級カメラは部屋にはなかったが、二回目に行くと何故かあった。息子の明が捜索願いを出した二日後、信一郎が自宅で遺体で発見された。カメラのデータには、北陸地方が写っていた。5月に入り、信一郎が伊予灘線の下灘駅で撮影しているのを一緒だったという女性が現れた。その20代の女性、平川綾乃は3月下旬に、行方不明になった信一郎と駅に滞在していたのだ。下灘駅は、駅から見る夕陽が美しい所として、有名な撮影スポットだった。
(amazon.co.jpより)

上高地・穂高岳登頂を目指した五人のパーティのリーダー有馬英継が刺殺体で発見された。そして英継が山に出かけた日に、父の国明は京都府舞鶴に出かけたまま行方不明となっていたのだ!?長野県警安曇野署・道原伝吉の捜査で、二人の不可思議な過去が次第に明らかになってきたとき新たな殺人事件が!舞鶴で何が起きていたのか?人情刑事の活躍を描く長篇旅情ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
