2018
04/25
11:27
趣味の読書 その295 日本が大好きな、台湾の若者達=哈日族(ハーリージュー)について
Category : 読書
日本が大好きな、台湾の若者達=哈日族(ハーリージュー)について
1990年代末、台湾に「哈日族」と呼ばれる、日本が好きでたまらない若者たちが出現。台湾の大人と日本人を驚かせた。台湾人の女性漫画家でエッセイストの哈日杏子が、北京語にない言葉「哈日族」を造語した。反日の中国と違い、日本のアニメや若者文化に憧れを持つ、台湾の若者たちがどんどん増えて来た。日本統治時代に、日本語教育を受けた人々、つまり現在の70代以上の世代を祖父や祖母に持つ若者世代が、日本語に馴染みを持って居る事もある。日本の魅力としては、アニメ漫画の他に、奥深い日本語、和食グルメ、美しき日本の風景、和服、伝統芸能、古い建築物などがあるようです。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2017年の訪日外国人数は2869万人となり過去最高を記録した。このうち、中国と韓国からそれぞれ700万人以上訪日し、上位2カ国となり、3位は台湾で456万1000人だった。台湾の人口はおよそ2300万人からみると、その比率は高い。東北大震災時には、台湾から200億円もの募金援助が集まり、日本人を感動させました。反日の中国・韓国よりも、親日の台湾をもっと大事にしないといけないのでは、ないでしょうか。

九州、肥後の細川藩54万石、御花畑表御掃除坊主の彦斎は嘉永三(1850)年12月、師・宮部鼎蔵を訪ねるため、ひとり池部屋敷へおもむいた。そこで彦斎は、尊敬する吉田松陰と、生涯にわたって魅かれ合う女性・由衣と出会う。その後彦斎は日本を守るため剣の厳しい修行をし、尊攘派の志士として次々と佐幕派の者たちを喪っていく。しかし彦斎の願いむなしく、明治新政府は、薩摩と長州の者たちを出世させ、この国を西洋に屈服させてしまうように思えた……新政府に抵抗した彦斎は、岩倉使節団が海外に出発して間もない明治5年12月に処刑された。享年38歳だった。尊攘派の志士として激烈な活動を行い、「人斬り彦斎」として恐れられた漢・河上彦斎の苛烈な人生と志を、直木賞作家が描き切る、待望の長篇歴史小説。
(角川春樹事務所より)
幕末の四大人斬りと言われた、薩摩の中村半次郎、土佐の岡田以蔵、薩摩の田中新兵衛、肥後の河上彦斎。彦斎は、佐久間象山を暗殺した犯人であり、殺害に及んだ背景には、池田屋事件で死亡した同じ熊本藩出身の攘夷派、宮部鼎蔵(ていぞう)と松田重助の存在があり、攘夷派に多くの犠牲を出した池田屋事件のことを恨んでいた。今は亡き「葉室 麟」は(2017年12月23日・66歳没)司馬遼太郎の後を継ぐ、歴史小説作家と期待されていただけに、若すぎる死去は残念でした。

明治8年、築地の旅篭に宿泊した女一人、男二人の死体が発見された。元士族、板前、飲み屋の女将という奇妙な三人づれ。元旗本の指物師は事件に遭遇したのが義弟だったことから、新聞社の探訪員と共にその死の謎を追って、江戸から明治に変わった東京を奔走する。時代の波に翻弄される人々の哀歓を描く。
(「BOOK」データベースより)
杉本章子の「信太郎人情始末帖」全7巻が好きで、度々このブログでも紹介していますが、彼女も、2015年12月4日(62歳没)で亡くなり好きな作家の一人であっただけに残念です。

幻太夫が心中事件でなくなった花魁の源氏名の二代目を名のったのはあまねく知れ渡った名を継いで大きなツキを呼びたかったからである。財閥の総帥と恋仲になる幸運も束の間、男を別の女に奪われた幻太夫は切り落とした小指を香水箱に入れて、男に送り届ける。吉原・根津の遊廓でしたたかに生きた女性を描く。
(「BOOK」データベースより)

1990年代末、台湾に「哈日族」と呼ばれる、日本が好きでたまらない若者たちが出現。台湾の大人と日本人を驚かせた。台湾人の女性漫画家でエッセイストの哈日杏子が、北京語にない言葉「哈日族」を造語した。反日の中国と違い、日本のアニメや若者文化に憧れを持つ、台湾の若者たちがどんどん増えて来た。日本統治時代に、日本語教育を受けた人々、つまり現在の70代以上の世代を祖父や祖母に持つ若者世代が、日本語に馴染みを持って居る事もある。日本の魅力としては、アニメ漫画の他に、奥深い日本語、和食グルメ、美しき日本の風景、和服、伝統芸能、古い建築物などがあるようです。日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2017年の訪日外国人数は2869万人となり過去最高を記録した。このうち、中国と韓国からそれぞれ700万人以上訪日し、上位2カ国となり、3位は台湾で456万1000人だった。台湾の人口はおよそ2300万人からみると、その比率は高い。東北大震災時には、台湾から200億円もの募金援助が集まり、日本人を感動させました。反日の中国・韓国よりも、親日の台湾をもっと大事にしないといけないのでは、ないでしょうか。

九州、肥後の細川藩54万石、御花畑表御掃除坊主の彦斎は嘉永三(1850)年12月、師・宮部鼎蔵を訪ねるため、ひとり池部屋敷へおもむいた。そこで彦斎は、尊敬する吉田松陰と、生涯にわたって魅かれ合う女性・由衣と出会う。その後彦斎は日本を守るため剣の厳しい修行をし、尊攘派の志士として次々と佐幕派の者たちを喪っていく。しかし彦斎の願いむなしく、明治新政府は、薩摩と長州の者たちを出世させ、この国を西洋に屈服させてしまうように思えた……新政府に抵抗した彦斎は、岩倉使節団が海外に出発して間もない明治5年12月に処刑された。享年38歳だった。尊攘派の志士として激烈な活動を行い、「人斬り彦斎」として恐れられた漢・河上彦斎の苛烈な人生と志を、直木賞作家が描き切る、待望の長篇歴史小説。
(角川春樹事務所より)
幕末の四大人斬りと言われた、薩摩の中村半次郎、土佐の岡田以蔵、薩摩の田中新兵衛、肥後の河上彦斎。彦斎は、佐久間象山を暗殺した犯人であり、殺害に及んだ背景には、池田屋事件で死亡した同じ熊本藩出身の攘夷派、宮部鼎蔵(ていぞう)と松田重助の存在があり、攘夷派に多くの犠牲を出した池田屋事件のことを恨んでいた。今は亡き「葉室 麟」は(2017年12月23日・66歳没)司馬遼太郎の後を継ぐ、歴史小説作家と期待されていただけに、若すぎる死去は残念でした。

明治8年、築地の旅篭に宿泊した女一人、男二人の死体が発見された。元士族、板前、飲み屋の女将という奇妙な三人づれ。元旗本の指物師は事件に遭遇したのが義弟だったことから、新聞社の探訪員と共にその死の謎を追って、江戸から明治に変わった東京を奔走する。時代の波に翻弄される人々の哀歓を描く。
(「BOOK」データベースより)
杉本章子の「信太郎人情始末帖」全7巻が好きで、度々このブログでも紹介していますが、彼女も、2015年12月4日(62歳没)で亡くなり好きな作家の一人であっただけに残念です。

幻太夫が心中事件でなくなった花魁の源氏名の二代目を名のったのはあまねく知れ渡った名を継いで大きなツキを呼びたかったからである。財閥の総帥と恋仲になる幸運も束の間、男を別の女に奪われた幻太夫は切り落とした小指を香水箱に入れて、男に送り届ける。吉原・根津の遊廓でしたたかに生きた女性を描く。
(「BOOK」データベースより)
