2017
09/06
10:08
趣味の読書 その263 おもしゃい(面白い)和歌山弁のあれこれを、紹介!
Category : 読書
おもしゃい(面白い)和歌山弁のあれこれを、紹介!
敬語のない方言と言われている「和歌山弁」。司馬遼太郎は「紀州方言には敬語がない」と著書の中で述べ、紀州では敬語のない上下関係が平等の思想が古くから根付いていた。特に面白いのが、ざ行とだ行の取り違えで、「ざじずぜぞ」が発音できず、「だぢづでど」としか言えない。和歌山県人が投稿した写真を引用すると、「ギョーザ」が発音どおり「ギョーダ」になっているのが下の写真です。会社の先輩が書いた出張予定表を見て、思わず笑った事があります。それは、宿泊ホテル名を発音どおりに「○○プラダホテル」と書いてあり、「プラザホテル」が正解ですよ、と指摘しても「プラダホテル」と言い張り、本人にしたらどこが間違っているのか暫く理解できなかった現象を想い出しました。敬語を使えない例としては、和歌山出身の桂文福が、5代目桂文枝師匠に 「おいやん、弟子にしてけ~よ(おじさん、弟子にしてくれよ)」と和歌山弁丸出しで頼んだら、激怒され一言「いね(帰れ)!」と追い払われた。と言う話もある様です。ただ、慣れてくると結構愛嬌のある言葉に聞こえてきた憶えがあり、和歌山県を営業担当して「東奔西走」したサラリーマン現役時代を想い出しました。

犯人逮捕の為なら一切手段を選ばない、酒と暴力に溺れた女刑事、登場!「あいつと組んだら、負傷する」。相棒漬しのレッテルを貼られ、仲間から忌み嫌われている淵神律子。そんな彼女が追うのは、殺害した人間の身体にアルファベットの文字を刻む、残虐な連続殺人犯。そして、彼女自身もまた、その被害者の一人だった―。遺体に残されたメッセージの意味は?犯人の目的は何なのか?孤高の女刑事と殺人鬼の壮絶な闘いが始まる。ベストセラー「SRO」シリーズの著者が描く、新たな警察小説。
(「BOOK」データベースより)
スカーフェイス(scarface)とは、傷のある顔を指す言葉。主人公は、29歳独身の淵神律子巡査部長で、ベガと呼ばれる連続殺人犯を捕まえる時に、同僚と一緒に犯人の刃物により負傷する。その際に、顔を切られ、左頬に7cmほどの大きな傷痕が残った。あえて、整形手術を受けずに、犯人を自分の手で捕まえる為の自分自身に対しての戒めにした。この作品は三部構成になっていて、第一部「スカーフェイス」第二部「特別捜査第三係」第三部「ベガ」で、面白く楽しめました。

女房のお寿ずと娘のお咲を亡くし、しばらくは魂が抜けたようだった麻之助。それでも町名主・高橋家の跡取りとして、もめごとの裁定の仕事はしなければなりません――。そして幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の絶妙な(?)助けもあって、少しずつ麻之助は回復してゆくのでした……。「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねえよ」前作で悲劇に見舞われた麻之助が捨て身で啖呵を切る『朝を覚えず』、色男の清十郎がすべてを投げ出し、謎の失踪をとげる『たからづくし』、突然三人の娘から好意を寄せられて困惑する吉五郎を描く『きんこんかん』など、「まんまこと」シリーズ第四弾の本作には、傑作連作小説六編を収録。お寿ずの又従姉妹の子で、最近不思議なほどお寿ずと面差しがそっくりになってきた「おこ乃」の存在感が増しているのも本作の大きな魅力です!
(amazon.co.jpより)
畠中 恵
高知生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース・イラスト科卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。ほかに『ぬしさまへ』『ねこのばば』『おまけのこ』『うそうそ』『ちんぷんかん』『いっちばん』『ころころろ』『ゆんでめて』『やなりいなり』『ひなこまち』『たぶんねこ』『すえずえ』『なりたい』、ビジュアルストーリーブック『みぃつけた』(以上『しゃばけ』シリーズ、新潮社)、『ちょちょら』『けさくしゃ』(新潮社)、『うずら大名』(集英社)、『明治・金色キタン』(朝日新聞出版)、『若様とロマン』(講談社)、『ひとめぼれ』(文藝春秋)、『まことの華姫』(KADOKAWA)、エッセイ集『つくも神さん、お茶ください』(新潮社)などの著作がある。軽いテンポの時代小説を得意とする、女流作家です。平仮名のタイトル名の小説が多く、お気軽に読む本としては最適です。

時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!?手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声!事件に巻き込まれた仁吉の運命は―表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝、文庫オリジナルで登場。
(「BOOK」データベースより)

敬語のない方言と言われている「和歌山弁」。司馬遼太郎は「紀州方言には敬語がない」と著書の中で述べ、紀州では敬語のない上下関係が平等の思想が古くから根付いていた。特に面白いのが、ざ行とだ行の取り違えで、「ざじずぜぞ」が発音できず、「だぢづでど」としか言えない。和歌山県人が投稿した写真を引用すると、「ギョーザ」が発音どおり「ギョーダ」になっているのが下の写真です。会社の先輩が書いた出張予定表を見て、思わず笑った事があります。それは、宿泊ホテル名を発音どおりに「○○プラダホテル」と書いてあり、「プラザホテル」が正解ですよ、と指摘しても「プラダホテル」と言い張り、本人にしたらどこが間違っているのか暫く理解できなかった現象を想い出しました。敬語を使えない例としては、和歌山出身の桂文福が、5代目桂文枝師匠に 「おいやん、弟子にしてけ~よ(おじさん、弟子にしてくれよ)」と和歌山弁丸出しで頼んだら、激怒され一言「いね(帰れ)!」と追い払われた。と言う話もある様です。ただ、慣れてくると結構愛嬌のある言葉に聞こえてきた憶えがあり、和歌山県を営業担当して「東奔西走」したサラリーマン現役時代を想い出しました。

犯人逮捕の為なら一切手段を選ばない、酒と暴力に溺れた女刑事、登場!「あいつと組んだら、負傷する」。相棒漬しのレッテルを貼られ、仲間から忌み嫌われている淵神律子。そんな彼女が追うのは、殺害した人間の身体にアルファベットの文字を刻む、残虐な連続殺人犯。そして、彼女自身もまた、その被害者の一人だった―。遺体に残されたメッセージの意味は?犯人の目的は何なのか?孤高の女刑事と殺人鬼の壮絶な闘いが始まる。ベストセラー「SRO」シリーズの著者が描く、新たな警察小説。
(「BOOK」データベースより)
スカーフェイス(scarface)とは、傷のある顔を指す言葉。主人公は、29歳独身の淵神律子巡査部長で、ベガと呼ばれる連続殺人犯を捕まえる時に、同僚と一緒に犯人の刃物により負傷する。その際に、顔を切られ、左頬に7cmほどの大きな傷痕が残った。あえて、整形手術を受けずに、犯人を自分の手で捕まえる為の自分自身に対しての戒めにした。この作品は三部構成になっていて、第一部「スカーフェイス」第二部「特別捜査第三係」第三部「ベガ」で、面白く楽しめました。

女房のお寿ずと娘のお咲を亡くし、しばらくは魂が抜けたようだった麻之助。それでも町名主・高橋家の跡取りとして、もめごとの裁定の仕事はしなければなりません――。そして幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の絶妙な(?)助けもあって、少しずつ麻之助は回復してゆくのでした……。「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねえよ」前作で悲劇に見舞われた麻之助が捨て身で啖呵を切る『朝を覚えず』、色男の清十郎がすべてを投げ出し、謎の失踪をとげる『たからづくし』、突然三人の娘から好意を寄せられて困惑する吉五郎を描く『きんこんかん』など、「まんまこと」シリーズ第四弾の本作には、傑作連作小説六編を収録。お寿ずの又従姉妹の子で、最近不思議なほどお寿ずと面差しがそっくりになってきた「おこ乃」の存在感が増しているのも本作の大きな魅力です!
(amazon.co.jpより)
畠中 恵
高知生まれ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース・イラスト科卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。ほかに『ぬしさまへ』『ねこのばば』『おまけのこ』『うそうそ』『ちんぷんかん』『いっちばん』『ころころろ』『ゆんでめて』『やなりいなり』『ひなこまち』『たぶんねこ』『すえずえ』『なりたい』、ビジュアルストーリーブック『みぃつけた』(以上『しゃばけ』シリーズ、新潮社)、『ちょちょら』『けさくしゃ』(新潮社)、『うずら大名』(集英社)、『明治・金色キタン』(朝日新聞出版)、『若様とロマン』(講談社)、『ひとめぼれ』(文藝春秋)、『まことの華姫』(KADOKAWA)、エッセイ集『つくも神さん、お茶ください』(新潮社)などの著作がある。軽いテンポの時代小説を得意とする、女流作家です。平仮名のタイトル名の小説が多く、お気軽に読む本としては最適です。

時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!?手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声!事件に巻き込まれた仁吉の運命は―表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝、文庫オリジナルで登場。
(「BOOK」データベースより)
