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ホンブチョウ

Author:ホンブチョウ
1947年生まれ、趣味が読書の
団塊の世代です。
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趣味の読書 その258 東京では、通じない関西弁のランキング!

Category : 読書
東京では、通じない関西弁のランキング!
2017年7月18日に放送された関西ローカルのバラエティ番組『ちゃちゃ入れマンデー』(関西テレビ)が、全国的にツイッターで話題となっている。大阪人を中心とする関西人が標準語のつもりで、何気なく発する言葉で、全く意味の通じない言葉が多々ある。その中で今回取り上げられた1位~5位の言葉が、次の様になった。
1位:遠慮のかたまり(グループで食事をしていて、最後に残った1コだけの食べ物)
2位:蚊にかまれる(蚊に刺される事)
3位:ぐねる(足などをくねったり、ひねる事)
4位:アテ(酒のアテ・・・などと日常茶飯事に使われる。酒のつまみ、の事)
5位:いがむ(物や景色などが、ゆがむ、事)
こちらが、標準語のつもりで話していて、通じなかった経験が私自身も、営業で商談していて過去に何度もありました。これだけマスコミやテレビなどで、吉本のお笑いの芸人が関西弁を全国区にしている今日この頃においてさえまだまだ、この様な錯覚でなにげなく使ってしまう方言(話している本人は標準語だと思い込んでいる)があるのだと再認識させられました。


大阪弁


柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが――(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!
(角川春樹事務所より)

中島要(なかじま・かなめ)
早稲田大学教育学部卒業。2008年、「素見(ひやかし)」で第2回小説宝石新人賞を受賞。2010年、若き町医者を描いた『刀圭』(光文社文庫)で単行本デビュー。受賞作を収録した連作時代小説集『ひやかし』(光文社文庫)で好評を博す。ほかに「六尺文治捕物控」シリーズ(光文社文庫)、『江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記』(祥伝社文庫)、『かりんとう侍』(双葉社)、『ないたカラス』(光文社)がある。前回の紹介通り、今回は「着物始末暦」シリーズの3巻~5巻の紹介です。主人公の着物始末屋・余一には出生の秘密があり、それが好きな一膳飯屋の「お糸」と一緒になれない原因になっている。老舗呉服問屋、井筒屋(京都本店)の主人が女中に産ませた子供だという設定になっていて、井筒屋江戸店の若旦那である店主・愁介とは、異母兄弟になる。江戸の市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する 人情味溢れる物語は、非常に面白く愛読しています。


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「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった……。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!? 着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが――。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!! 大人気シリーズ、待望の第四弾!!
(角川春樹事務所より)


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「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
(角川春樹事務所より)


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趣味の読書 その259 大阪府民の県民性について、紹介!

Category : 読書
大阪府民の県民性について、紹介!

大阪人

PRESIDENT Onlineの記事で、大阪府民の県民性についての記事からの紹介。大阪人は、仕事も恋愛も「笑わせてナンボ」の刹那主義である。ニュービジネスも数多く生みだすように、新しいものに敏感だが、目先重視の発想が多く長期的展望に欠けるのが難点の大阪人。商いの街なので、いかに安く買うか、コストパフォーマンスを重視。「食い倒れ」でも、「安くてうまい」のが基本だ。自分の出身地を堂々と明かし、個性の強い方言も死ぬまで愛用するほど、郷土愛が強い。が、基本的にどこの誰とでも気軽に話せる性分なので付き合いやすい。小学生でもボケ・ツッコミはあたり前で、DNAに深く根付く「お笑い精神」は、他人とのコミュニケーション術でもある。せっかちなのでマナーが悪く、ズケズケとものを言うが、いちいち腹を立てず接するのが○。以上の様に、紹介されている。昔から言われているのが、大阪人が二人寄ると漫才が始まる。日常会話にボケとつっこみが存在するのが大阪。テレビの街頭インタビューなどでも、乗りが良くて反応してくれるのが「大阪のオバチャン」。神戸のマダムがお洒落と言うのが、関西では定番になっているので、大阪でオバチャンに神戸の人ですか?とワザと間違えると、オシャレを褒められたと喜ぶ。大胆にまとめて言うと、人懐っこくて、建前よりも本音を重要視するのが、県民性だと半世紀も大阪府民をしていたので断言できます。


「美濃のマムシ」斎藤道三の娘で明智光秀の従妹・帰蝶(濃姫)は、美濃衆の期待を一身に集めて織田信長の正室になった。「上さまは、いつから、悪鬼に魂を売りわたされたのか」。天下人へと近づくにつれ、残虐さをあらわにしていく信長に対し、帰蝶の心の叫びを受け止めてくれたのは……。夫におびえながらも、織田家の奥を取り仕切り、戦乱の世をたくましく生きていく毎日。そんななか、帰蝶の不安は的中し、本能寺の変が起きる――。信長との関係がこじれていた光秀に、最後の決断を促したのは一体誰なのか。夫・信長、美濃衆の希望の星だった嫡男・信忠の横死を安土城で聞いた帰蝶は、側室や子供たちを連れて日野城へ。光秀が敗れ、豊臣秀吉の天下から関ヶ原の戦いへと時がめまぐるしく移りゆくなか、帰蝶の運命は……。大胆な推理を交え、謎に包まれていた信長の正室の生涯を描く衝撃作! 女の目線から、信長の天下布武と本能寺の変を描き切った力作長編。
(PHP研究所より)

織田信長の正室と言われる濃姫=帰蝶は、戦国武将でマムシと異名を取る「斎藤道三」の娘である。司馬遼太郎の『国盗り物語』で、美濃の守護職土岐氏に仕えて頭角を現し、類まれな謀才を存分に振るってのし上がり、ついには土岐氏を追い払って美濃一国を盗みとった。その卓抜した謀才は、うかつに手を出せば喰いついて離れぬという「蝮」の蔑称とともに畏怖され、美濃侍並びに諸国の大名を慄えあがらせたと書かれている。信長の正室の立場から見た、歴史の側面を「諸田 玲子」らしく女性の視点で良く描かれている小説でした。


本1


養護施設から逃げ出した十六歳の少女は、なぜ死なねばならなかったのか? ひとり暮らしの老人のみならず、家族や地域の絆をなくしてネットカフェで暮らす若者たちもまた、「無縁社会」の重みに堪えて生きています。被害者=片桐舞子、容疑者のひとり=辻原竜というふたりの若者を調べる刑事たちの目を通して、彼らの抱えた孤独や痛み、そして最後に見えてくる希望を描きます。現代社会が抱える病理に真っ向から取り組んだ、まさに骨太の警察小説です。
(講談社BOOKSより)

香納 諒一(かのう りょういち)
初めて読む作家ですので、もう少しその他の作品を読んでから、批評をします。


本2


村の若者たちが仮装して、家々を訪ねる祭事・粥釣の夜、そのなかには見知らぬ男が侍を装い紛れ込んでいた…。その翌日から、村人たちは昼間から神社の境内に集い、奇声をあげ、踊り、知るはずもない祝詞をあげ、平家物語さえうたいだす。さらにはだれかれかまわず目合う者たちもでてくるさま。はたして騒動はおさまるのか?そして、心優しい少女たちは、そこになにを見て、いかにして新たな希望をつかむのか?感動の書き下ろし長編、ここに誕生。
(「BOOK」データベースより)

坂東/眞砂子
昭和33(1958)年、高知県生まれ。奈良女子大学居住学科卒業後、イタリアに2年間留学、インテリアデザインを学ぶ。帰国後フリーライターとして働き つつ童話を発表、57年、第7回毎日童話新人賞優秀賞を受賞。平成6年「蛇鏡」「桃色浄土」が連続して直木賞候補に。8年「桜雨」で第3回島清恋愛文学賞 受賞。9年、「山妣」で第116回直木賞受賞。14年「曼荼羅道」で第15回柴田錬三郎賞を受賞。2014年1月27日(満55歳没)。


本3

趣味の読書 その260 空飛ぶ自動車(エアロモービルカー)が実現、販売の予約開始!

Category : 読書
空飛ぶ自動車(エアロモービルカー)が実現、販売の予約開始!
以前にこのブログで紹介した、スロバキアのエアロモービル社が、モナコで開催された車の見本市で空飛ぶ車の試作車を発表。年内に売り出す計画を明らかにした。3分間で、飛行機に変身して、最高時速360Kmで飛行する。飛行距離は700キロメートルあり、パリからミュンヘンまで1回で行ける計算。1940年にヘンリー・フォードが「飛行機と車を組み合わせた乗り物は実現する。笑うかもしれないが、本当だ」と予言していた事が実現した。今まで夢物語として語られていた現象が、どんどん実現してゆく。AI(人工知能)の進化スピードが年々予測以上に早くなっており、未来社会はこれからどの様に変化してゆくのか、全く想像ができません。このままAI(人工知能)が進化し続けると、人間がAIに支配されるのではないか?と言う声も一部で言われています。我々「団塊の世代」は、未来社会を見る事が出来ませんが、現在以上のより良い社会が出来る事を願望したいと思います。


飛行自動車


柊清三郎は福岡藩の普請方の三男。十七歳で仏師の修行に入り、師匠の娘おゆきの婿に望まれた。しかし、仏性が見出せず、修行のため、三年間京に出る。戻ったとき、師匠は賊に殺され、妻は辱めを受け、行方不明に。妻のおゆきが豪商・伊藤小左衛門の世話になっていると判明し、お抱仏師に志願して、十一面観音菩薩像を彫った。しかし、抜け荷の咎で小左衛門が磔となり、おゆきも姫島に流罪になってしまう。清三郎はおゆきのため姫島に渡ろうとして…。
(amazon.co.jpより)

主人公の柊清三郎は、 福岡藩の普請方五十二石、柊尚五郎の三男に生まれ部屋住みの身では行く末が覚束ないと、 仏師の道を志した。 博多の慶派の仏師、高坂浄雲に17歳で入門。 柊清三郎のそれからの波乱万丈の人生があるのだが、葉室麟は武士の心の内面や葛藤をテーマにした作品が多いが、今回は仏師を書いて趣が変わって、それなりに面白く読みました。


本1


梅香が漂い、霊峰富士を望む小梅村が柔らかな陽射しに包まれる頃、尚武館坂崎道場では、晴れて入門を許された空也をはじめ、多くの門弟衆が稽古三昧の日々を送っていた。そんな折り、道場主坂崎磐音宛てに、遠州相良より一通の書状が届く。時を同じくして、幕閣に返り咲いた速水左近が下城の途次に磐音のもとを訪れ…。超人気書き下ろし長編時代小説第五十弾。
(「BOOK」データベースより)

2002年4月の第1巻「陽炎ノ辻(かげろうのつじ)」から今回紹介する、第50巻「竹屋ノ渡し」と第51巻「旅立ノ朝」まで、足掛け14年間に渡って愛読し続けてきた『居眠り磐音・江戸双紙』が完結しました。平成のベストセラー作家「佐伯 泰英」の新聞広告を見て、興味を持って読み始めたら非常に面白く、たちまちファンになりました。長い間堪能させてくれたシリーズが終わり、残念ですが主人公の坂崎磐音の子供の坂崎空也(さかざき くうや)の続編で、是非とも再開してシリーズ物として書いて欲しいと願っていたところ2017年1月6 日より「声なき蝉-空也十番勝負 青春篇」が発売され、シリーズ累計2000万部突破した前シリーズに負けない物語になって、大勢の「佐伯泰英」ファンと共に愛読して応援してゆきたいと思っています。


本3


雲ひとつない夏空の下、穏やかな豊後水道の波を切る関前藩所蔵船豊後丸の船上に、坂崎磐音とその一家の姿があった。病に倒れた父正睦を見舞うため、十八年ぶりに関前の地を踏んだ磐音は、帰国早々国許に燻ぶる新たな内紛の火種を目の当たりにする。さらに領内で紅花栽培に心血を注ぐ奈緒の身にも…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、“剣あり、恋あり、涙あり”の書き下ろし長編時代小説第五十一弾。平成の大ベストセラーシリーズ、ここに堂々完結!
(「BOOK」データベースより)


本2


趣味の読書 その261 ベンチャー企業が開発した、話題の「折りたたみ式電動バイク」!

Category : 読書
ベンチャー企業が開発した 話題の「折りたたみ式電動バイク」!
和歌山のベンチャー企業、glafit(グラフィット)が開発した、折りたたみ式電動ハイブリッドバイクが話題になっている。人々の移動をもっと便利で、快適で、楽しいものにするというビジョンのもとつくられた自転車機能+電動バイク機能のハイブリッドバイクで、工具を一切使うことなく、車体を折りたたみ、持ち運ぶことができる。車体を折りたたむことで、電車や自動車に乗せるなど、他の移動手段と併用することもできる。重さが約18kgと比較的軽いこと、指紋認証によるキーレスアンロック対応、手持ちの機器を充電できるUSB給電ポート搭載も特徴で、一般販売価格は15万円、クラウドファンディングで出資してくれた人には予約特典として12万円台で販売予定。原付バイクと同じ扱いで、原付免許が必要。電動自転車より、少し高い価格帯で果たしてどこまで普及するのかは未知数ですが、利便性を認識されれば売れるかも知れません。日本の物づくりも、まだまだ捨てたものではなく、これからも色んな分野の商品を開発して欲しいと思います。


折畳バイク


亡君の仇討ちを胸に秘めた赤穂浪士・前原伊助は、吉良家の奥女中・千尋と許されざる恋に落ちてしまう。いずれも主家を捨て、2人の恋を達成すべきかと思い悩むが、吉良邸への討ち入りは予定通り決行される。討ち入りの夜、再会した2人は声なき声を交わして別れた。「いつの日か、自分たちの末裔が後の世に出会って、実らざる恋を達成するだろう」これ以後、日本の歴史を彩った節目に、ふたりの家系に連なる者たちが幾度も巡り会う。赤穂浪士討入事件、二・二六事件、ミッドウェイ海戦。時代の荒波に揉まれながら、波瀾万丈の出会いと別れを繰り返す恋人たちを描いた、重層的恋愛小説。
(「BOOK」データベースより)

2015年で、作家生活50周年を迎えた「森村 誠一」。今年84歳になるが現役で、精力的に作品を発表している。9年間のホテルマン生活から小説家になった変わり種で、ホテルで缶詰めになり書きあげた流行作家の小説原稿を見て、自分でも書けるのではないか?と思いたち、小説を書き始めた。ホテルを舞台にした本格ミステリー『高層の死角』が第15回江戸川乱歩賞を受賞する。その翌年、1970年に刊行した『新幹線殺人事件』が60万部のヒットとなり、推理作家としての地位が確立した。高齢者になっても小説に対する創作意欲が、衰えずに次々に新作を出してくる「森村 誠一」には、感心すると同時に見習いたと思いました。


本1


弁護士・前原和男は憩いの喫茶店で、彼の“指定席”に花びらを残して立ち去った美しい女性のおもかげを瞼に刻む。その後、まぼろしの女性に瓜二つの双子の妹から、新興宗教に入信して音信不通となった姉を捜してほしいと依頼された前原は、新興宗教の暗部へと近づいていくが―。幾多の時代の節を超えて現代に巡り会った男女は、運命の日を迎える。地下鉄サリン事件、九・一一、東日本大震災。時代に引き裂かれた男女の末裔たちの宿命を、圧倒的なスケールで描いた大河ロマン。
(「BOOK」データベースより)


本2


東京五輪1964年昭和39年10月10日開催。
オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕。変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか、究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!
「不適切な排除」 大沢在昌
八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!?
「あなたについてゆく」 藤田宜永
二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。
「号外」 堂場瞬一
特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。
「予行演習(リハーサル)」 井上夢人
国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。
「アリバイ」 今野 敏
五輪の輪が四つ――死刑求刑は一転して無罪に。
「連環」 月村了衛
黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え!
「陽のあたる場所」 東山彰良
華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。
(amazon.co.jpより)

オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る7人の思惑が交錯する。激動の昭和史をひもとく競作シリーズが開幕。日頃、余り読まない短編ですが、それぞれの作家の特色があって面白く読みました。


本3

趣味の読書 その262 中国の中古車市場が急成長するも、悪徳業者のトラブル続出!

Category : 読書
中国の「二手車」(中古車)市場が急成長するも、悪徳業者のトラブル続出!
産経新聞によると、2009年に米国を抜いて世界最大の自動車市場になった中国。昨年の新車販売は前年比13・7%増の2803万台と米国の約1・6倍、日本の約5・6倍の規模になった。2017年1~6月の新車販売台数が、前年同期比3・8%増なのに対し、中古車は同じ時期に21・5%(584万台)も伸びた。2016年の中古車販売台数が、1039万台と、初めて1千万台を突破した。2017年一年間で、1250万台の予想になっている。だが、悪徳業者が事故車を経歴を隠して販売したり、走行距離の偽装や安価なニセ部品を純正と称して取り付けるなど、日本では考えられない悪行が横行してトラブルが続出している。とにかく「公共道徳」意識の少ない国民性で自分と親族以外は、どうでも良いと言う思考法がまかり通る社会なので、十二分にこれらのトラブルは予測できます。売った後は知らない、当然アフターサービスの精神などはお目にかかれない様です。中国における、中古車市場が今後発展してゆくかどうかは、悪徳業者の排除と取引業者の信頼回復しかない様に思います。


中古車


東京が江戸と呼ばれていた時分から続いている大川端の旅宿「かわせみ」は、今年の春早々の大嵐で屋根瓦を吹き飛ばされるなど甚大な被害を受けた。しばらく休業を余儀なくされた女主人るいのもとに幕末に非業の死をとげた畝源三郎の妻・千絵が訪れ、長助やお吉とともにお伊勢まいりに誘われた。品川宿に集まった十数人の一行は、東海道から箱根の関所、富士川とのどかな街道風景を眺めながら慣れない旅を続けたのだが…。道中で次々に起こる怪事件!「かわせみ」の歴史に影を落とす悲劇の真相に迫る!
(「BOOK」データベースより)

1979年3月文春文庫から第1巻「御宿かわせみ」が発売されてから、累積部数1700万部の国民的時代小説シリーズになった。主人公の神林東吾と幼馴染の「るい」との長きに渡る一話完結のスタイルを主にしたシリーズ物です。今回は初の長編になっていて、楽しめました。それにしても、作者の「平岩弓枝」が85歳と高齢のため、いつまで書き続けることが出来るのか心配です。幕末の戊辰戦争で、東吾の乗った幕府の軍艦が房総沖で沈没して以来行方不明になったまま、登場していない。親友だった奉行所同心の「畝源三郎」が幕末のドサクサの時代に暗殺され、その上に「神林東吾」までを物語から消すと、平岩さんは熱心なファンから「もし東吾を殺していたなら、お前の家に火をつけてやる」とまで言われたというエピソードがあった。超人気シリーズ小説だけに、幅広いファン層も、作者がいつまでも元気で連載を続けて欲しいと願っています。


本1


敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。
(「BOOK」データベースより)

人気作家である「東野東吾」の新刊は、図書館に予約が殺到して手元に来るまで、半年から1年待ちは当たり前の世界になっており、発効日の古く予約待ちの少ない小説を探して読んでいます。毎回期待を裏切らずに面白い。


本2


吉原裏同心の神守幹次郎に、かつて出奔した豊後岡藩から復藩の話が舞い込む。突然の話に訝る幹次郎だったが、そんな折り、吉原に出店を持つ呉服屋の主が殺された。探索を続けるや、名門旗本の存在がちらつき、背後には吉原乗っ取りを狙う新たな企てが浮かび上がる。難問山積の幹次郎はかつてない大捕物に豪剣で立ち向かう――。超人気シリーズ、待望の第二十三弾。
(光文社より)

理不尽な結婚に苦しんでいた人妻の汀女を連れて、故郷の豊後岡藩を出奔した幹次郎は、女仇討の追手に追われ、十年の流浪の旅の末、江戸・吉原に流れ着く。 廓を統括する吉原会所の四郎兵衛に剣の腕を見込まれ、幹次郎は廓で起こるトラブルを解決する「吉原裏同心」となる。このシリーズ小説も、ベストセラーになっていて、毎回新刊が出ると、図書館に予約を入れて愛読しています。


本3

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