2017
08/02
11:22
趣味の読書 その258 東京では、通じない関西弁のランキング!
Category : 読書
東京では、通じない関西弁のランキング!
2017年7月18日に放送された関西ローカルのバラエティ番組『ちゃちゃ入れマンデー』(関西テレビ)が、全国的にツイッターで話題となっている。大阪人を中心とする関西人が標準語のつもりで、何気なく発する言葉で、全く意味の通じない言葉が多々ある。その中で今回取り上げられた1位~5位の言葉が、次の様になった。
1位:遠慮のかたまり(グループで食事をしていて、最後に残った1コだけの食べ物)
2位:蚊にかまれる(蚊に刺される事)
3位:ぐねる(足などをくねったり、ひねる事)
4位:アテ(酒のアテ・・・などと日常茶飯事に使われる。酒のつまみ、の事)
5位:いがむ(物や景色などが、ゆがむ、事)
こちらが、標準語のつもりで話していて、通じなかった経験が私自身も、営業で商談していて過去に何度もありました。これだけマスコミやテレビなどで、吉本のお笑いの芸人が関西弁を全国区にしている今日この頃においてさえまだまだ、この様な錯覚でなにげなく使ってしまう方言(話している本人は標準語だと思い込んでいる)があるのだと再認識させられました。

柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが――(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!
(角川春樹事務所より)
中島要(なかじま・かなめ)
早稲田大学教育学部卒業。2008年、「素見(ひやかし)」で第2回小説宝石新人賞を受賞。2010年、若き町医者を描いた『刀圭』(光文社文庫)で単行本デビュー。受賞作を収録した連作時代小説集『ひやかし』(光文社文庫)で好評を博す。ほかに「六尺文治捕物控」シリーズ(光文社文庫)、『江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記』(祥伝社文庫)、『かりんとう侍』(双葉社)、『ないたカラス』(光文社)がある。前回の紹介通り、今回は「着物始末暦」シリーズの3巻~5巻の紹介です。主人公の着物始末屋・余一には出生の秘密があり、それが好きな一膳飯屋の「お糸」と一緒になれない原因になっている。老舗呉服問屋、井筒屋(京都本店)の主人が女中に産ませた子供だという設定になっていて、井筒屋江戸店の若旦那である店主・愁介とは、異母兄弟になる。江戸の市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する 人情味溢れる物語は、非常に面白く愛読しています。

「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった……。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!? 着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが――。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!! 大人気シリーズ、待望の第四弾!!
(角川春樹事務所より)

「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
(角川春樹事務所より)

2017年7月18日に放送された関西ローカルのバラエティ番組『ちゃちゃ入れマンデー』(関西テレビ)が、全国的にツイッターで話題となっている。大阪人を中心とする関西人が標準語のつもりで、何気なく発する言葉で、全く意味の通じない言葉が多々ある。その中で今回取り上げられた1位~5位の言葉が、次の様になった。
1位:遠慮のかたまり(グループで食事をしていて、最後に残った1コだけの食べ物)
2位:蚊にかまれる(蚊に刺される事)
3位:ぐねる(足などをくねったり、ひねる事)
4位:アテ(酒のアテ・・・などと日常茶飯事に使われる。酒のつまみ、の事)
5位:いがむ(物や景色などが、ゆがむ、事)
こちらが、標準語のつもりで話していて、通じなかった経験が私自身も、営業で商談していて過去に何度もありました。これだけマスコミやテレビなどで、吉本のお笑いの芸人が関西弁を全国区にしている今日この頃においてさえまだまだ、この様な錯覚でなにげなく使ってしまう方言(話している本人は標準語だと思い込んでいる)があるのだと再認識させられました。

柳原の床店で、六助はいつものように古着を扱っていた。そこへ見るからに様子のおかしい男が、風呂敷を抱えてやって来た。経験上関わらないと決めた六助だったが、隣店の長吉がその男に話しかけてしまう。男は女ものの藍染めの袷を、いくらでもいいから引き取って欲しいというのだ。傷みもなく真新しい袷、そして落ち着きのない男の様子からして、何か後ろ暗い事情があるはずと睨んだ六助。袷の出所を問い詰めると、男は踵を返して駆けだした。残された袷の持ち主を探るべく六助は、着物始末屋・余一の元に向かったが――(「菊とうさぎ」より)。話題沸騰のシリーズ、待望の第三弾!!
(角川春樹事務所より)
中島要(なかじま・かなめ)
早稲田大学教育学部卒業。2008年、「素見(ひやかし)」で第2回小説宝石新人賞を受賞。2010年、若き町医者を描いた『刀圭』(光文社文庫)で単行本デビュー。受賞作を収録した連作時代小説集『ひやかし』(光文社文庫)で好評を博す。ほかに「六尺文治捕物控」シリーズ(光文社文庫)、『江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記』(祥伝社文庫)、『かりんとう侍』(双葉社)、『ないたカラス』(光文社)がある。前回の紹介通り、今回は「着物始末暦」シリーズの3巻~5巻の紹介です。主人公の着物始末屋・余一には出生の秘密があり、それが好きな一膳飯屋の「お糸」と一緒になれない原因になっている。老舗呉服問屋、井筒屋(京都本店)の主人が女中に産ませた子供だという設定になっていて、井筒屋江戸店の若旦那である店主・愁介とは、異母兄弟になる。江戸の市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する 人情味溢れる物語は、非常に面白く愛読しています。

「井筒屋で配られている引き札を、五枚集めたら高価な絹のしごきが貰えるぞ!」「どうやら井筒屋は、配ったしごきの色で美人番付をしているらしいぞ!!」正月早々、江戸の町では開店したばかりの老舗呉服問屋、井筒屋江戸店の噂で持ちきりだ。しかし、巷を賑わす話の裏には、実は隠された陰謀があった……。井筒屋の真の“狙い”とはいったい何なのか!? 着物の始末屋・余一が、一膳飯屋のお糸と共にその真相に迫るが――。着物の汚れも、市井の悩みも綺麗に始末する!! 大人気シリーズ、待望の第四弾!!
(角川春樹事務所より)

「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのか――話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
(角川春樹事務所より)
