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ホンブチョウ

Author:ホンブチョウ
1947年生まれ、趣味が読書の
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趣味の読書 その225 カジノ法案「IR(Integrated Resort)法案」が衆議院で可決

Category : 読書
カジノ法案「IR(Integrated Resort)法案」が衆議院で可決
カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す「カジノ解禁法案」が2日午後、衆院内閣委員会で自民、日本維新の会などの賛成多数で可決され、6日午後、衆議院本会議でスピード可決された。米シティグループが発表した試算によると、東京・大阪・沖縄の3都市にカジノリゾートができた場合、東京五輪が開かれる2020年には日本がマカオに次ぐ世界第2位のカジノ大国になると予測されている。日本では、公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース)が既にあり、パチンコ人口がハイリスクでローリターンの為に激減してる。平成の始め頃パチンコパチスロ人口が3000万人、売上げ30兆円あったのが、最近ではなんと970万人、売上げ18兆円にまで激減している。カジノ法案には、ギャンブル依存症者が増加の懸念があり、それと治安の悪化など社会的な不安要素がある。厚生労働省の調査によると、ギャンブル依存症の患者はおよそ536万人と推定されていて、20歳以上のおよそ20人に1人にのぼっている。ギャンブル依存症をしっかりとした規制で防がないと、大きな社会問題が起きる可能性が大きい。北海道(小樽・釧路)、宮城県(仙台)、千葉県(幕張新都心・成田空港)、東京都(お台場)、神奈川県(横浜)、静岡県(熱海)、大阪府(舞洲・USJ・関西空港)、和歌山県(コスモパーク加太・マリーナシティ)、福岡県、長崎県(佐世保・ハウステンボス)、宮崎県(フェニックスシーガイア)、沖縄県(美ら海・ネオパークオキナワ)などがカジノリゾート候補地に名乗りを挙げた。景気対策や税収UPの為に、誘致合戦をするのは良いが、プラス面ばかりでは無い筈で、マイナスの負の面がある事を忘れてはならないと思いますが、如何でしょうか・・・。


鬼隼人、許すまじ―財政難に喘ぐ豊後・羽根藩には、怨嗟の声が渦巻いていた。十五年前に仕官、やがて御勝手方総元締に任じられた多聞隼人が、藩主・三浦兼清を名君と成すために、領民家中に激烈な痛みを伴う改革を断行したためであった。そんな中、誰も成し得なかった黒菱沼の干拓の命が下る。一揆さえ招きかねない難題であった。それにも拘わらず、隼人は家老に就くことを条件に受諾。工事の名手で“人食い”と呼ばれる大庄屋・佐野七右衛門、獄中にあった“大蛇”と忌み嫌われる学者・千々岩臥雲を召集、難工事に着手する。だが、城中では、反隼人派の策謀が蠢き始めていた。『蜩ノ記』『潮鳴り』に続く羽根藩シリーズ、待望の第三弾!
(「BOOK」データベースより)

葉室 麟(はむろ りん)
昭和26年の福岡県北九州市生まれ。西南学院大学文学部卒。地方紙記者、ラジオニュースデスクを経てフリーライターに。平成16年/2004年「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞して作家デビュー。第146回直木賞(平成23年/2011年下期)『蜩ノ記』で受賞。第20回司馬遼太郎賞(平成28年/2016年)『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で受賞。葉室麟は、武士道に拘りのある人物を主人公にする事が多い。作風は、やや硬い印象ですが現在の時代小説家の中で、武士の美意識に関する物語を書かせたら第一人者だと思います。


本1


おめえの鏡は罪じゃあなく、人に残った人らしいところを映すんだ。人にとっていちばん大事な、あったかい心だ。ある東北の村から日本橋の酒問屋に招かれた一人の少女・イオ。彼女は「人の罪を映す」という不思議な目を持っていた。荒れた生活を送っていた酒問屋の跡取り息子・央介は、彼女の目をみたことで激しい良心の呵責に襲われ、かつて自分が犯した罪を贖おうとする。やがて更生した央介とイオは、彼女の目を使って、江戸で起こる数々の事件を解決していくことに。しかし、イオの出生の秘密を知る侍が現れたことで、二人の運命は大きく動き始める……。人にとって「罪」とは何か。そして「許し」とは何か。イオの不思議な能力の源泉に隠された秘密とは何か。そしてイオの過酷な運命を、央介は救うことができるのか。日本ファンタジーノベル大賞でデビューした著者が贈る、感動の時代小説。
(PHP研究所より)

西條 奈加
1964(昭和39)年北海道生れ。都内英語専門学校卒業。2005(平成17)年、『金春屋ゴメス』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞。2012年『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、2015年『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞。著書に『金春屋ゴメス 異人村阿片奇譚』『烏金』『善人長屋』『恋細工』『千年鬼』『睦月童』『九十九藤』などがある。現代小説と時代小説両方を書いていますが、どちらかと言うと時代小説の方が面白い。


本2


芭蕉の一番弟子と謳われながら、一門に馴染めない俳諧師・其角と、豪放磊落な絵師・多賀朝湖(後の英一蝶)。二人は、不思議と馬が合った。ある夜、吉原の揚屋で太鼓持ちとして宴を盛り上げていた彼らは、二人の太夫に頼みがあると呼び出される。近頃、屏風に描かれた犬が動くところを見た遊女が、次々と姿を消している。その謎を解いてほしいというのだ。女たちを救うため、二人は奔走するが……。女たち、そして男たちの息苦しいほどの哀切を描く、著者渾身の書下ろし時代小説!
(光文社より)

田牧 大和
1966年東京都生まれ。「色には出でじ風に牽牛」(「花合せ」に改題)で第2回小説現代長編新人賞を受賞し、作家デビュー。ほかの著書に「鯖猫長屋ふしぎ草紙」など。「女錠前師」や「お役者双六」などを以前に読んでいますが、この本は、もう一つ面白くなかった。


本3

趣味の読書 その226 カジノ法案「IR(Integrated Resort)法案」(統合型リゾート)とは

Category : 読書
カジノ法案「IR(Integrated Resort)法案」=統合型リゾート法案とは
国会で審議されている、IR法案の主な内容を、岩屋毅(衆議院・自民党安全保障調査会会長)のブログから引用すると下記の様になる。
1.カジノ単体は認めない。あくまでもホテルや国際会議場、展示場、各種エンターテイメント施設などを有する統合型観光施設のみを認めることとする。カジノフロアーの面積は全施設面積の3%程度に限定する。
2.施行数は当面、全国で三カ所程度に絞り、施行総数についても法定する。
3.魅力ある国際観光地づくりに資する相当規模の施設でなければ認めない。
4.施行者は国の厳格な審査を経てライセンスを付与された事業者に限る。
5.カジノに関しては日本人に対し、一定の入場料の徴収、申告による入場排除などの入場管理政策を施す。
6.この際、これまでの既存の公営競技や遊技から発生しているギャンブル依存症についても抜本的な対策を講じ、全体としてのギャンブル依存症比率の低下を目指す。
7.納付金や入場料による収入を社会保障、教育、観光振興、文化芸術振興、ギャンブル依存症対策などに充当する。
この法案の、目的はあくまでも我が国の国際観光振興にあり、「観光立国」化へ向けて「MICE(国際会議、国際展示会)」機能を強化することや、我が国の観光産業全般の発展を期す事である。日本のギャンブル依存症の数は、成人の5%弱(厚労省データ)と言われており、先進国では2%以下になっていて、非常に多い比率になっている。ギャンブル依存症比率が、カジノが出来ると増加すると言う説と、逆に規制強化されるので、今よりも低下する説がある。韓国の場合は、カジノのある江原ランドへ、年間300万人の自国民が出入りしていて、ギャンブル依存症にかかり、自分と家族の資産を食いつぶし、破産や自殺にいたるケースが現実にある。日本においてもその様な社会問題が起こり得るので、東京五輪に間に合うようにと、IR法案の成立を急ぐ現状を見るにつけ、本当に大丈夫なんだろうかと危惧しています。


江戸八百八町に続発する若い娘の変死!その謎を追う素浪人内藤端午と独楽使いの名人巳之吉の前に、平賀源内と名のる老人が現れた。白い髪を総髪にし、無気味な顔で死びとを操る老人は一体なに者か?端午と巳之吉は、老人にとらわれた韋駄天のお絹を救い出すべく死びと相手に壮絶な死闘をくり広げる。小鼠の次郎、占い師お近を伴い、二人は正体不明の老人を追って東海道五十三次を一路京へとめざすが・・・。 
(amazon.co.jpより)

都筑 道夫(つづき みちお)
1929年東京生まれ。十代の頃よりさまざまなペンネームで小説を発表。『猫の舌に釘をうて』『三重露出』『七十五羽の烏』などのミステリーのほか「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズなどの時代小説も数多い。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞受賞、’02年には第6回日本ミステリー文学大賞を受賞。日頃余り読まない作家ですが、以前「なめくじ長屋捕物さわぎ」を読んだ事があり、今回は3冊借り出して読んでみました。如何にも、ひと時代前の時代小説と言う、雰囲気を持った作品です。機会があれば、その他の作品も読んでみたいと思いました。


本1


読みはじめたら、やめられない面白さ!波瀾万丈の伝奇巨編、いよいよ佳境へ!!拐われた韋駄天のお絹の行方を追って東海道を西へと進む内藤端午、巳之吉、小鼠の次郎、千里眼の占い師・お近らの一行に次々と襲いかかる怪異の罠!巨大な狼の群れ、風魔一族の娘・夕霧、同門の剣客・平手策之進…強敵と戦い傷ついた端午は、滝の老人の教えを受けて平賀源内の妖術を破るための修行に挑む!京の都に待ち受ける凄惨な死闘の結末とは!?
(「BOOK」データベースより)


本2


ある日、日本橋の大きな海産問屋「伊勢屋」の息子が殺害され、その用心棒も割腹自殺しているのが発見される。事件に関わることとなった貧乏浪人・村尾平四郎は伊勢屋の財産に目がくらみ協力することになる。捜査が進むにつれ、物語はミステリアスな夢幻の世界へと広がっていく。蝶のように舞う美剣士、呪術を操る尼僧たち、黒装束の忍者などが続々と登場。物語は意外な方向に進んでいく・・・。
(amazon.co.jpより)


本3


趣味の読書 その227 返済不要の給付型奨学金制度が、来年度より一部実施される

Category : 読書
返済不要の給付型奨学金制度が、来年度より一部実施される
海外留学時の給付型奨学金を除いて、日本では貸与型(無利子型と有利子型)しか従来はなく、大学卒業後に正社員になれずに、奨学金の返済に苦労している若者が多数存在している。大学生などを対象にした返済の必要がない給付型奨学金として、文部科学省は低所得世帯の学生を対象に、一定の成績などを条件に、月額2万円から4万円を給付することを決定した。親の年収が低い家庭の学生が、進学を断念せざるを得ないケースが増えて来ている現状がある。私立大学の自宅生と国公立大学の下宿生を月額3万円とするほか、国公立大学の自宅生が2万円、私立大学の下宿生が4万円となる。このほか、児童養護施設などから進学した学生に対しては入学時に24万円を支給することも決め、再来年の平成30年より本格的に実施される。OECD加盟34か国の中で、給付型奨学金の制度がないのは日本とアイスランドの2ケ国のみ。但し、アイスランドは、国立大学の授業料が無料(登録料のみ)で大学院研究コースには給付金制度がある。アメリカやイギリスなどは、早くから給付型奨学金制度があった。やっと日本も、経済的に恵まれない学生達にも進学の手助けになり、今後の勉学の励みになる制度が始まるので、嬉しく思います。


わずか十七名の手勢で主君・斎藤龍興より稲葉山城を奪取。羽柴秀吉に迎えられ、その参謀として浅井攻略、中国地方侵出に随身。黒田官兵衛とともに秀吉を支えながら、三十六歳の若さで病に斃れた天才軍師の生涯を、超豪華作家陣の傑作歴史小説で描き出す!
(「BOOK」データベースより)

竹中半兵衛(重治)は、中国の三国志で有名な諸葛孔明に匹敵する名軍師であった。同じく軍師として名高い黒田官兵衛とは、同じ豊臣秀吉旗下とあって二人あわせて「両兵衛」と称される。 黒田官兵衛との逸話で、ある日、官兵衛が重治へ秀吉の花押が入った書状を持って不満を述べたことがある。そのとき重治が書状を手に取り、破って燃やしてしまった。驚く孝高に対して、「こんな文書があるから不満を感じるのだ。それに貴殿の身のためにもならない」と述べた。以前から知っている話もありましたが、それなりに面白く読めました。


本1


北朝鮮不正送金の疑い、スポーツジム襲撃事件など、不審な行動が目立つ宗教団体クルパジャ。公安調査庁は団体規制法を視野に入れ、調査を始めた。公安調査官の殿村三春は、教団と関係が深いと見られる在日朝鮮人二世の兼松一成を尾行。その最中に、兼松は何者かに刺されてしまう。「クズワに渡してくれ」という言葉とともに三春に託されたUSBメモリ。そこには一体何が。陰謀が張り巡らされた傑作長篇ミステリー!
(amazon.co.jpより)

逢坂剛の百舌シリーズ(公安警察シリーズ)が好きで、「裏切りの日日」「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」「鵟の巣」「墓標なき街」まで、すべてを読んでいます。池波正太郎と同じ様に、鬼平こと「長谷川平蔵」を書いた時代小説も好きでよく読んでいる作家の一人です。


本2


スコットランド・デボン地方に4人きょうだいの長女として生まれ育ったリタ。病弱でこもりがちだった少女時代を経て、第一次世界大戦で初恋の人を失い、失意の底にいた彼女は、日本人で初めてモルトウイスキーの製造法を学びにやってきた竹鶴政孝と運命的に出逢う。極東の日本で政孝の生涯を献身的に支え続けたリタの心のよりどころとは―。ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝と、妻リタの人生をモデルに描いた感動の長篇伝記小説。
(「BOOK」データベースより)

森瑤子は、37歳でデビューしてから52歳で没するまでの短い活動期間に、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品は20回以上テレビドラマ化されている。殆んど読んだ事のない作家ですので、批評は控えます。


本3

趣味の読書 その228 2016年日本の10大ニュース

Category : 読書
2016年日本の10大ニュース
今年も、あと数日で終わろうとしています。読売新聞が読者の投票(国内外から1万4593通の応募)で発表した10大ニュースは、次の様になった。
【1位】熊本地震、50人死亡
【2位】都知事に小池氏
【3位】リオ五輪 メダル41個
【4位】天皇陛下 退位のご意向示唆
【5位】米大統領が広島訪問
【6位】大隅さん ノーベル賞
【7位】北海道新幹線 開業
【8位】障害者施設 19人刺殺
【9位】18歳選挙権施行
【10位】「ポケモンGO」日本で配信開始
日本の大活躍で、史上最大数のメダルを獲得した「リオ五輪」の嬉しいニュースや、悲惨だった「熊本大震災」などの悲しいニュースもありました。私自身も来年は、唐の詩人杜甫の詩「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」の「古希」になります。人並みに男性の平均寿命の80歳まで、生きられれば儲けものかな、と思っています。今年もしっかりと、読書に勤しみました。「趣味の読書 その179」(1/6)から今回の「趣味の読書 その228」まで、50回×3冊で150冊の本の紹介をしました。図書館から、年間借り出して読んでいる本は、紹介しているよりも多く、200冊を超えています。最近は、新刊本を年間で50~60冊程読んでいますので、購入金額にすると年間約10万円近くの小遣いの節約になっています。老眼が進んで、年々本の字が、読み難くはなっていますが、来年も「趣味の読書」の為に、頑張って好きな読書に没頭したいと想っています。


秀吉の朝鮮出兵に異を唱えた博多商人の生涯。 島井徳太夫、のちの島井宗室は博多に生まれたが、幼くして両親を失い、17歳にして朝鮮に渡った。朝鮮で掘り出し物の茶道具を買い付け、それを数寄者に売って博多で有力な商人になっていった宗室は、対馬や堺へと商売を広げ、妻を娶り、自身で永寿丸という船を持つようになった。博多を治める大友義鎮や宗麟とも、宗室は交わるようになる。さらに、織田信長に、そして信長の意向を継いだ羽柴秀吉に近づく。荒廃した博多を最後に復興したのは秀吉だったが、秀吉は朝鮮出兵を見据え、朝鮮との窓口になっている対馬の宗氏に使者を命じる。朝鮮国王に家臣になるように、ならなければ攻撃する、と。 「博多は、古来より大陸との交易で栄えた湊にござります。大陸とのつながりは、申してみれば博多の生命線。それを断ち切るような戦いは、関白さまであろうと誰であろうと、断じて起こさせてはなりますまい」 宗氏とともに朝鮮との交渉にあたり、戦火を交えないように工作をした宗室だったが、息子鶴松の死がきっかけになり、秀吉は朝鮮出兵を決断。急遽石田三成に呼び出された宗室は、秀吉に出兵を思いとどまらせるように諫めてほしいと言われたのだが――。
(amazon.co.jpより)

火坂 雅志
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』で作家デビュー。上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた『天地人』が2009年のNHK大河ドラマの原作となり、2007年第13回中山義秀文学賞を受賞した。2015年2月26日、急性膵炎のため神奈川県内の病院にて58歳で死去。彼の作品が好きで、数々の本を読みましたが、中でも特に良かったのが「命もいらず、名もいらず」の主人公である、幕末の剣豪・山岡鉄舟の物語です。徳川慶喜の意向を受け、西郷隆盛と談判。和議をまとめ、江戸無血開城への道をつくった。朝敵であったにもかかわらず明治天皇の教育係にも任じられる。名誉、官位、金銭に執着することなく、生涯、清貧をつらぬいた。志高く、他人を思いやり、それでいて図太く堂々たる山岡鉄舟の人生は、日本人としての生き方とは何かを考えさせる生き様に共感を、覚えますが到底我々凡人には真似のできない事です。


本1


浮気相手との間に子まで生した夫との縁を切り、実家に戻っても居場所がなかったおこう。器量が逆に災いして奉公先を次々に変えるも、容色を武器にすることをきっぱり断るお島。嫁をいびり追い出したと噂されるお久米。妾奉公を自ら望んでやってきたお雪。あらぬ盗みの疑いをかけられた女中頭のお徳―。人と人との縁を結ぶ「三春屋」で女たちの運命は変わってゆく…著者3年ぶりの傑作最新刊!名手の紡ぐ江戸の人生模様。
(「BOOK」データベースより)

杉本章子は、「信太郎人情始末帖シリーズ」を読んで、好きになった作家です。「おすず」「水雷屯(すいらいちゅん)」「狐釣り」「きずな」「火喰鳥」「その日」「銀河祭りのふたり」全7巻を面白さのあまり、一気に読破しました。物語は、江戸の大手・呉服太物店を勘当された総領息子の信太郎が辿る数奇な人生で、最後には家業の「美濃屋」を立派に再興した、江戸っ子らしい爽やかな人柄で周りの人々にも助けられながら、大団円で終わる一服の清涼剤を味わった後の様な、読後感を持たせる非常に面白い物語で、数年前にこの「趣味の読書」で全編紹介しました。


本2


突如現れた正体不明の五人組の暴漢を自慢の剣技で一蹴した菊太郎。その傍から、一味は公事宿「鯉屋」が密かに再調査を始めた強盗殺人事件に関わる者ではないかと思い至る。すでに下手人とされた男は打首になり、落着したはずの事件の裏には、いったい何が隠されているのか? 表題作ほか全六編を収録。人気シリーズ、ここに堂々完結!
(幻冬舎より)

澤田/ふじ子
1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現愛知県立大学)卒業。73年作家としてデビュー。「陸奥甲冑記」「寂野」で第三回吉川英治文学新人賞を受賞。


本3

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