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ホンブチョウ

Author:ホンブチョウ
1947年生まれ、趣味が読書の
団塊の世代です。
ネットの話題を、紹介します。
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趣味の読書 その187

Category : 読書
自動運転タクシーの実証実験が始まる
最近、自動車メーカー各社だけではなく、Googleまでもが自動車の自動運転の道路上での、実証実験を開始している。大手IT企業の「ディー・エヌ・エー」は、ドライバーが操作しなくても自動的に走行する自動運転タクシーの2020年の事業化を目指し、29日から神奈川県藤沢市で住民を乗せて実証実験を始めた。これは、ロボット産業などを推進する国家戦略特区に指定されているのが、神奈川県藤沢市である為だ。タクシー業界は現在、運転手の高齢化と人手不足があり、早急に実用化したいとの思惑がある。大阪・梅田の11名の死傷者を出した交通事故は、運転者の心臓の大動脈解離が原因と報道されたが、これ以外でも、高齢者がブレーキとアクセルを踏み間違えての事故や、高速道路での逆走衝突事故など、人間が引き起こす事故が原因の大半を占めている様なので、自動運転が実用化された方が交通事故は激減する。ただ、事故が起きた時の責任は誰が負うのか、など法律の整備がまだ出来ていないので、今後の対策が必要ですが、なんだか自動車の運転だけではなく、工場や家庭までいろんな場所で、益々進化したロボットが活躍する時代が、そこまで来ているのかも知れません。


元同僚・宮本の自殺から6年。彼の郷里で行われる7回忌法要に参列するため、鮫島は東京を発った。しかし、宮本の旧友・古山と酒を酌み交わした夜、何者かの襲撃を受け拉致されてしまう。古山のはからいで解放されたものの、身代わりに古山が監禁される。麻薬取締官、暴力団、北朝鮮工作員…。背後にうごめく巨大な影。頼れる者のない見知らぬ土地で、一晩語り合っただけの人物を救うべく、熱き男が奔走する。 今回の“鮫”は、異色である。まず、舞台が新宿ではない。会話の中に盛り込まれた土地の方言が、前作までにはない郷土色を出しており、新鮮である。また、恋人の晶や桃井課長ら、おなじみの脇役たちは登場しない。代わりに、“新宿鮫”誕生の経緯が回想の形で表されている。つまり、シリーズを通読していなくとも、本書単独で十分に楽しめる内容なのだ。一方、シリーズに一貫して描かれている、腐敗した警察組織への、理不尽な暴力への、金のためだけに生きる犯罪者たちへの、鮫島の怒りは、心のどこかで「勧善懲悪」を願う我々の想いをいつもどおりにすくい上げてくれる。
(Amazon.co.jpより)

前回に続く、3回連続の「新宿鮫シリーズ」の紹介です。恋人の「青木 晶」は、14歳年下の、ロックバンド“Who's Honey"(フーズ・ハニィ)のヴォーカル。鮫島に“ロケットおっぱい”と呼ばれるほどの巨乳で、跳ね返りな女。いろんな場面で、鮫島に絡んでゆく。今回出てくる宮本武史は、鮫島と同期のキャリア。警察上層部を揺るがす重大な秘密を鮫島に遺書として託して、自殺した。1993年に東映で映画化され、主人公の鮫島 崇に真田広之。青木 晶 に 田中美奈子。上司の桃井 に室田日出男。親友の藪 英次に 矢崎滋のキャストだったが、残念ながら観賞していない。往々にして、小説の自分のイメージと実写版の映画とのイメージが大きくズレてしまう事が多々あるので、本だけで楽しんでいる方が良いのかも知れません。


本1


殺人傷害事件で服役していた真壁が出所した。だが、真壁が命がけで殺そうとした男・王は、藤野組と組む中国人組織のボスとなっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な発見をした。過去に縛られた様々な思いが、街を流れる時の中で交錯する。心に沁みるシリーズ第八弾。
(「BOOK」データベースより)


本2


大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し盗品を専門に売買する泥棒市場の存在を突き止める。そこで鑑定人として働く中国人美女・明蘭。その背後には鮫島の宿敵・仙田の存在が。鮫島と同期の香田は外国人組織の撲滅のため暴力団と手を組むことを画策していた。泥棒市場の存在を巡って、さまざまな思惑が渦巻く!長編刑事小説。
(「BOOK」データベースより)

大沢 在昌(おおさわ ありまさ)
1956年名古屋市生まれ。’79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、’94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、’02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、’04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、’06年『浪花―新宿鮫9』で日本冒険小説協会大賞、’10年に日本ミステリー文学大賞、’12年『絆回廊―新宿鮫10』で日本冒険小説協会大賞、’14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。
(「BOOK著者紹介情報」より)


本3

趣味の読書 その188

Category : 読書
2代目・通天閣が再建60周年!
東京の観光名所と言えば、浅草・新宿・渋谷だが、大阪の名所は、道頓堀のグリコの看板と、新世界の「通天閣」だと思う。初代通天閣は明治45年(1912年)、第5回内国勧業博覧会の跡地に開業した新世界ルナパークの中心に建てられた。パリのエッフェル塔と凱旋門を模したデザインで、高さ64mの高さは、当時東洋一だった。2代目通天閣は、昭和31年(1956年)に高さ100mで、再建され今年で60周年になる。「通天閣」とは、「天に通じる高い建物」という意味で、命名したのは明治初期の儒学者、藤沢南岳である。初代通天閣は、1943年に間近にあった映画館からの延焼火災で焼け落ちたが、2代目通天閣は、地元の新世界の有志により再建された。昔の新世界は、大阪一のガラの悪さで有名で、釜ケ崎が近くにあり酒を飲んで酔っ払った日雇い労働者の「オッサン」が、昼の日中(ひなか)に道の真ん中で寝っ転がって昼寝しているなどは、日常茶飯事な風景だった。現在は、大阪名物の「串カツ」などの紹介を観光ガイドブックを観た若者たちで賑わう街に変わった。昔を知る者にとっては、昔日の思いが強い。その当時、新世界の近くの日本橋に住んでいたので、2代目通天閣が完成したのも覚えていますが、良く遊びに行った「新世界」の映画館などの想い出の方が、記憶に残っていて、明るく変わった現在の「新世界」繁栄ぶりは、わが事の様に嬉しく感じています。


新世界1


幕府から徳政令がでるという風評が聞こえる中、札差の大口屋の主・文七は、その真偽を見極めるために奔走していた。本当に徳政令がでて、旗本たちに貸している金がすっかり棒引きにされたら、札差は立ち行かないのだ。やがて天明から寛政に年号が変わり、桜が満開になるころ、女房のみつが死んだ。出逢い茶屋で役者と心中したのだという。だが、どうしても自分の女房が心中したことに納得できない文七は、一人探索を続けるのだった。「みつは殺されたに違いない」一方で、大口屋の大旦那が八人の分家にしかけた勝負――花魁・瀬川に惚れさせた男に自分が持っている貸し金の証文を全部与える――に勝った文七は、やがて瀬川を身請けする。深く惚れあった二人は新居で幸せな日々を過ごしていたのだが、ある日突然に極楽が地獄へと変わってしまう。二人の行く末は果たして……。
(角川春樹事務所より)

山本兼一は、2014年2月13日に満57歳で早すぎる位の若さで死去しましたが、彼の作品の多くが好きで、良く読んでいただけに非常に残念です。特に幕末の剣豪・山岡鉄舟を書いた『命もいらず名もいらず』は、最後の将軍・徳川慶喜からも、維新後の明治天皇からも大いに信頼された男で、そのストイックな生き様に共感を覚えて、大好きな作品でした。


本1


江戸城中を揺るがした佐野善左衛門の刀傷騒ぎのあと、尚武館から姿を消した松浦弥助は、自らが手にかけた薮之助の遺髪を懐に忍ばせ、伊賀泉下寺を目指していた。一方江戸では、坂崎磐音が月に一度の墓参のため忍ヶ岡の寒松院を訪れていた。その帰路、竹屋ノ渡し場に立った磐音は、向こう岸から近付く乗合船に思わぬ人物の姿を認め…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十七弾。
(「BOOK」データベースより)

数々のヒット作品を持つ「佐伯 泰英」の中で一番人気の『居眠り磐音江戸双紙シリーズ』。話の途中から読み始めましたが、余りにも面白く、興味深い小説だったので第一巻からあらためて読み始めたシリーズの本です。2016年1月に、51巻で完結しており、既に読み終えていますが、後日ボチボチと紹介していきます。


本2


城中で十代家治の御不例が囁かれ、水面下で十一代就位への準備が進められる中、雨上がりの小梅村には嫡男空也に稽古をつける坂崎磐音の姿があった。その日の夕暮れ、尚武館の住み込み門弟の一人が突如行方をくらます。翌日内藤新宿に姿を現したその門弟は食売旅篭の店先に立っていた。一方、八月朔日、金龍山浅草寺の門前に新たな紅屋が店開きし…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十八弾。
(「BOOK」データベースより)


本3

趣味の読書 その189

Category : 読書
中国人が、日本に長くいると身に付いてしまう習慣
ネットで、面白い記事を見たので紹介する。中国のインターネットで、日本に長く住んでいると、身に付いてしまう12の習慣がある。その書き込みが次の様な事だった。
1.「すみません」が口癖になる (中国人は、自分からはあまり謝らないのか・・・)
2.地震が来ても慌てなくなる (中国は、日本ほど地震が多くない)
3.家の鍵を閉め忘れたのを思い出しても気にならない (日本は中国ほど、犯罪が多くない)
4.ごみのポイ捨てをしなくなる (日本は、どこへ行っても清潔だと中国人が驚く)
5.天気予報を完全に信じる (精度の高い天気予報にビックリしている)
6.のどが渇いたらとりあえず水道水 (日本では、水道水は安全である)
7.海鮮は肉より安いという考えが染み付く (中国では、海鮮類は肉より高い様だ)
8.「安い物に良品なし」は真理ではないと気付く (100均ストアに代表される様に、安くても良い品がある)
9.電話で話しているときに思わずお辞儀をしてしまう (日本人の独自の習慣?かも)
10.「警察官は優しい」と思う (中国では、警官が偉そうにイバッテいるのかも)
11.電車に乗るときに時刻表を活用する (時間通りに、正確に電車が来るから)
12.出かけるときにティッシュを持たない(トイレに備え付けてあるから)
生活習慣や、環境の違いが日本と、中国の間隔たりが大きくあるので、こう言った事が中国のネット上で話題になった様です。現状では、日本の方が中国より進んでいる事が良く分かります。中国人のマナーの問題が世界中で取り上げられているので、良い習慣を身につけて、帰国して貰いたいもだと思います。


『小説日本興業銀行』全4巻が上梓されてからはや26年。あの男が帰ってきた。日本興業銀行頭取の中山素平だ。経済界に危急存亡の時あらば姿を現し、迅速に事態を解決する。その姿は日本の将来に思いを巡らす勤王の志士が新撰組を向こうに回して縦横無人に闘う「鞍馬天狗」を彷彿させることから「財界の鞍馬天狗」とよばれた。昭和40年不況のときには低迷する証券市場を安定化させるために創設された「日本共同証券」の発起人総代を務め、経営危機に陥った山一証券を救済するための日銀特融を田中角栄大蔵大臣に決断させた。「世の中が荒廃し人々の気持ちが傷んでいる中で、私心なく世の中のために戦う中山さんを取り上げることで、日本人にもう一度元気になってもらいたいと考えました」。その後、中山との交流が深まり、『小説日本興業銀行』が誕生することになる。『勁草の人』はいわば『小説日本興業銀行』の続編。確固たる強い信念を持っているという意味の「勁草」は中山素平の気骨を表す。「日本の戦後復興、経済成長を裏で支えた中山素平の生き様を、今の若い人たちにも知ってもらいたい」。
(PRESIDENT Online 著者インタビューより)

高杉 良(Amazon.co.jp 著者紹介より)
1939年東京生まれ。石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。
現役のサリーマン時代に、良く読んだ「高杉 良」。日本のサラリーマン物を書かせたら、第一人者です。


本1


東京・下町生まれの希以子には二人の母親がいた。養母マツには美しい娘・美佐緒がおり、希以子にとってはあこがれの存在だった。しかし、生母よしが男と出奔したころから人生の歯車が狂い出す。大洪水や関東大震災に被災して人の命の儚さを知り、美佐緒の嫁ぎ先の長男・市太郎と互いの愛を確かめ合うも許しを得られずに離別。親のすすめで結婚するが、夫の暴力に耐えかねて離婚。その後、満州で成功した市太郎と再会。彼の誘いのままに、幼子を連れて大陸に渡るが…。苛酷な運命に翻弄されながらも、激動の時代を、明るく逞しく生き抜いた女の物語。
(「BOOK」データベースより)

「諸田 玲子」も好きで良く読んでいる作家です。現代物も時代小説も共に面白い作品が多くあります。


本2


この男の行動原理が、日本を救う! 〝変人〞警察官僚の魅力が際立つ超人気シリーズ第七弾。署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕の危機、マスコミへの情報漏洩、部下たちの確執、検挙率アップのノルマなど、大森署で発生するあらゆる事案を一刀両断。反目する野間崎管理官、〝やさぐれ刑事〞戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々の視点で爽快無比な活躍を描く会心のスピンオフ!
(Amazon.co.jpより)

主人公の竜崎 伸也はキャリア警察官僚(東大法学部卒。元警察庁長官・官房総務課長・警視長)だったが、息子の麻薬所持を自己申告して、大森警察署・署長に左遷されたが、原理原則を貫く。ぶれない行動論理で難事件を次々に解決してゆく作者得意の面白い警察小説です。幼馴染で、警察庁同期入庁の伊丹 俊太郎・刑事部長も「竜崎」を頼りにしている。第1巻からこの「自覚」で第7巻まで全て読んでいます。’07年と’08年にテレビ朝日で、ドラマ化され主人公の竜崎=陣内孝則・同期の伊丹刑事部長=柳葉敏郎・妻の冴子=原田美枝子のキャストで、土曜ワイド劇場2時間ドラマだった。それ以外にTBSで、2014年1月13日 - 3月24日(11回)ドラマ化され、竜崎=杉本哲太で伊丹=古田新太のキャストで好評でした。


本3

趣味の読書 その190 近未来に人類は、AI(人工知能)に支配されるのか?

Category : 読書
近未来に人類は、AI(人工知能)に支配されるのか?
チェスや将棋は、既にAI(人工知能)が人間に勝っているが、囲碁は盤面が広く、難しいとされてきたにも関わらず、人間が負けた。AIは1997年にチェスの世界王者、2013年に将棋のプロ棋士に勝利し、グーグルディープマインドが開発した人工知能のAlphaGoと、韓国人でランキング世界4位の囲碁棋士 イ・セドル九段が対局した。結果は、4勝1敗で、AIが勝利した。SF小説の世界だけの話だった、AI(人工知能)が人間を支配する事が、何だか近い将来に起こりうる事の様に思えてきた。テクノロジーの進化が進むと、2045年には人類の知能を超えた「超知性」が生まれると言われている。AIが自分で物事を考えて、加速度的進化を遂げると、人間のコントーロールを離れて、逆に人間がAIに支配されて、映画の様な「マトリックス」や「ターミネーター」のような世界になると言う説が、何だか現実味を帯びて来た。先日も、AIが小説を創作して「星新一賞」に応募して、一次審査を通ると言う出来事があった。まだ、創作小説は人間のウエイトが8割あり、AIは2割しかなようです。2045年には、我々「団塊の世代」はほとんどの人が死んでしまっていますが、子供や孫の時代に、そんな事が起こらない様な対策が必要なのかも知れません・・・。


北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事に監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。大通署に再捜査の依頼の為、そのホテルに泊まっていたのだという。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが…。『笑う警官』に続く道警シリーズ第二弾。
(「BOOK」データベースより)

佐々木譲は、1950年札幌生まれの作家で、北海道を舞台にした小説が多い。時代小説も現代小説(特に警察小説)も偶に、読んでいますが、まあまあ面白い小説があります。


本1


手足がひょろりと長く、吹けば飛ぶような体躯の御薬園同心、水上草介。名は体とついた綽名が「水草どの」。のんびりとした性格ながら、草花の知識は確かで、小石川養生所を訪れる患者や町の人々に的確な処方をし、心身の悩みを解決する手助けをしていた。そんななか、御薬園を預かる芥川家の娘・千歳さんに縁談が持ち上がる。これまでは、そのお転婆ぶりに振り回されてばかりだった草介。ようやく自分の本当の気持ちに気付いて、ある行動に出るが――。人々の悩みを解決してきた草介が、悩みの当事者となってしまう人気シリーズ第二作。養生所につとめる長崎帰りの蘭方医で二枚目・河島、新たに御薬園に加わった見習い同心で堅物の吉沢ら脇役たちも個性豊かに、くすりと可笑しく、ほっと心があたたまる連作時代小説。
(amazon.co.jpより)

梶よう子は、1961年生まれの、東京都足立区出身。本名は梶木 洋子。女子美術短期大学卒で、フリーライターとして活躍する傍ら、小説の執筆を開始する。2005年、時代小説「い草の花」で第12回九州さが大衆文学賞の大賞を受賞する。最近、良く読むようになった作家です。ほのぼのとした時代小説の作風や、読書後のサワヤカ感が好きで、新刊が出ると優先的に図書館に予約を入れて読んでいます。


本2


化け物か、異形の神か―織田信長が銃口を向けた巨躯。それは戦国武将から恐れられた忍び・風魔の小太郎だった。天下統一に迫る信長が危惧する唯一の存在。信長は決して狙いを外さない。魔王と風神の子、最初で最後の対決の行方は?秀吉を脅かし家康を懼れさせた戦国の英雄とその仲間たちの知られざる物語!
(「BOOK」データベースより)

宮本/昌孝
1955年、静岡県浜松市生まれ。日大芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後歴史・時代小説作家の旗手として活躍。結構好きな時代小説が、多々あり好きな作家の一人です。


本3

趣味の読書 その191 人工知能の進化は、人類の終焉を意味する

Category : 読書
人工知能の進化は、人類の終焉を意味する
スティーブン・ホーキング博士が、BBCのインタビューに対して「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」と語った。また博士は、「人工知能が自分の意志をもって自立し、そしてさらにこれまでにないような早さで能力を上げ自分自身を設計しなおすこともあり得る。ゆっくりとしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれは人工知能に取って代わられるだろう」とも語った。その様な懸念は充分考えられる事だとも思われる。人間がどの様に、AI(人工知能)の運用をするのかが問題であり、つい最近も、マイクロソフトの学習型人工知能会話ボット「Tay」が、差別発言で即停止するという出来事が発生した。「Tay」は、自分に話しかける人の言葉を繰り返すようにプログラムされていて、その機能を悪用したグループが、差別的発言や、放送禁止用語を連発させて、「Tay」が、「ヒトラーは正しかった」などの発言をしだして運用を停止した。このケースの様な悪意を持つ人間が、現実に存在するので、AIを正しく運用する事の重要性が、まさしく再認識できたのではないでしょうか・・・。今後どのような事が起こるのか注目してゆきたいと思います。


寛政元年五月、一膳飯屋「だいこん」は浅草から深川に移ってきた。店主「つばき」の才覚と客あしらい、メシ炊きの技は評判だが、ここには職人の町ならではのわきまえがあり、独自の商売が息づいていた。深川を仕切る渡世人弐蔵をはじめ、アクは強いが義理人情に厚い輩たちに助けられながら、ひたむきに商いする女あるじの深川繁盛記。
(光文社より)

同じ団塊の世代の「山本 一力」は、江戸・深川の時代小説が多く、江戸っ子気質も良く書かれており、関西人にも違和感なく受け入れられるリズム感のある作風です。彼の郷土の土佐・高知を舞台にした小説も多くあり、アッサリとした県民性も好きで、好きな作家の一人です。


本1


悪名高き産廃処理業者の用地買収計画を内偵していた環境大臣秘書・香山素行の前に、中学時代の憧れの教師・花岡綾子が現われる。彼女はその企業の契約社員になっていたが、綾子の魅力に溺れる香山は逢瀬を重ねるようになる。だが、折しも発生した計画凍結派の町長襲撃事件が二人の関係を揺り動かす。事態の深刻化に慄える香山をよそに、綾子の言動はさらに妖しさを増してゆくのだった。まるで香山が中学時代のクラスメートとともに封印した、忌まわしい過去を掘り起こすかのように…。
(「BOOK」データベースより)

森村 誠一は、ホテルマンから作家になった変わり種で、ベストセラー作品も多い。時代小説も手掛けているが、現代小説の方が面白い。


本3


首を吊った警官、河原で殺された風俗ライター。二人をつなぐ“女A”を追い続ける警部補が行き着いたのは、寂れた歓楽街の、小さな焼き肉屋だった―。「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する美しくも哀しき愛の物語。
(「BOOK」データベースより)

樋口 有介
群馬県前橋市生まれ。 『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞。 『風少女』が第103回直木賞候補となる。 主な著書に『彼女はたぶん魔法を使う』にはじまる〈柚木草平〉シリーズ、 時代小説〈船宿たき川捕物暦〉シリーズのほか、 『夏の口紅』『木野塚探偵事務所だ』『月への梯子』『ピース』『窓の外は向日葵の畑』などがある。時たま読んでいる作家です。時代小説よりも、現代小説が多い。


本2



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