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ホンブチョウ

Author:ホンブチョウ
1947年生まれ、趣味が読書の
団塊の世代です。
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趣味の読書 その163

Category : 読書
夏は、何月何日までか?
記録的な猛暑が、続いた8月もやっと終わり9月に入って秋の気配が、漂い始めた今日この頃です。アットホームボックス調べによると、何月何日までが夏なのか、と言う質問の答えが出た。全国47都道府県の出身者の平均は、「9月8日」。気象庁の予報用語では、「秋」は「9月から11月までの期間」とされている。つまり、9月に入ると「秋」になるわけだ。一番早い、北海道が8月29日で沖縄は、9月28日と、丸々1ケ月の差がある。如何に日本列島が南北に長いのかが分かる実例だと思う。アンケートで一番多かったのが9月上旬(1日~9日)で、26都府県の出身者の回答があり、次が9月中旬(10日~19日)で17県あった。夏の終わりを感じさせるものとしての回答で多かったのが、「セミの鳴き声が聞こえなくなったら」や「スズムシ・コオロギの声が聞こえてきたら」など虫の声に代表される自然現象の様だ。小生の住んでいる地域は、標高250m以上ある高原に似た場所なので、晩夏に鳴くと言われる、セミの「ヒグラシ」は8月の中旬から盛んに早朝と夕方に鳴いっていたが、今は「ツクツクホウシ」の大合唱で昼間は賑やかですが、夜になると「スズムシ・コオロギ」の大合唱が聞こえて、早くも「秋」の気配が感じられます。地球温暖化のせいか、年々夏の暑さが酷くなっている様に、感じられるのは私個人だけでしょうか・・・。


直木賞作家が渾身の筆で紡ぐ本格時代小説。刀剣商の誇りにかけて人と刀の真贋見極め候!ちょうじ屋光三郎VS稀代の詐欺剣相家 騙し騙され、目利き二人の真剣勝負!
刀は、男の生き方さ。覇気が溢れ、見ているだけで命の力が湧き上がってくるような刀がいい。江戸を騒がす「黄金の太刀」をめぐり、とある大名家で一万両の刀剣詐欺が勃発。事件の鍵を握るのは、稀代の詐欺剣相家・白石瑞祥。相州、美濃、山城、大和、備前――。瑞祥を追い、光三郎は日本刀「五か伝」の地をゆく!
(Amazon.co.jpより)

「山本 兼一」は惜しくも、2014年2月に57歳で死去。好きな作家で、特に山岡鉄舟を書いた「命もいらず、名もいらず」が好きで愛読していました。日本刀や刀剣に関する造詣が深く著書も多く発表していて、殆んどを読みました。惜しい作家を亡くして残念です。


本1


なぜみんな気がつかないの? 優しい若旦那の背中で口を開ける蛇の姿に――。騙されて江戸に来たお末の奉公先「鱗や」は料理も接客も三流の料理店だった。少しでもお客を喜ばせたい。お末の願いが同じ志を持つ若旦那に通じ、名店と呼ばれた昔を取り戻すための奮闘が始まった。甦った名物料理と粋なもてなしが通人の噂になる頃、お末は若旦那のもう一つの顔に気づいていく……。美味絶佳の人情時代小説。
(新潮社より)

西條奈加
1964年北海道生まれ。2005年に『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2012年、『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。今もっとも勢いのある実力派作家である。著書に『金春屋ゴメス』シリーズ、『善人長屋』シリーズ、『恋細工』(以上、新潮社)のほか、『烏金』『はむ・はたる』『三途の川で落しもの』『無花果の実のなるころに』『御師 弥五郎 お伊勢参り道中記』などがある。面白い作品が多くあり、愛読しています。


本2


夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。
(「BOOK」データベースより)

東野/圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、85年、「放課後」で江戸川乱歩賞受賞。99年、「秘密」で日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で直木三十五賞受賞。同書は本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝き、12年にはエドガー賞(MWA主催)候補作となった。12年、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で中央公論文芸賞受賞。前から人気のある作家と、認識はしてましたが最近読むようになった作家で、やはり人気のあるのが分かるような気がします。


本3

趣味の読書 その164

Category : 読書
敬語がないと言われている「和歌山弁」について
司馬遼太郎は、紀州弁には敬語がない。と著書の中で述べ、紀州では敬語のない平等の思想が古くから根付いており、明治初期に紀州・土佐で自由民権運動が起こった理由を、歴史的背景として、上下関係の少ない皆平等の思想が古い時代から根付いていた経緯から来たものとして肯定的に評価している。営業担当で、3年間和歌山を担当した経験上、面白い方言があった。それは、「人」と「物」の言い回しが逆で、商品の在庫がまだある場合は、まだ○○はおるで・・・と言い、社長はあるかい?などと全国的な表現から見ると、おかしな表現になっている。ザ行とダ行の発音が混同されていて、(例:全然→でんでん、銅像→どうどう、座布団→だぶとん、残高→だんだか、雑巾→どうきん、身体→かだら)など。私自身も30歳代前半の時に、仕事でスーパー店頭で作業していると、女子高生から「おいやん」(おじさん)と呼びかけられ、商品の場所を聞かれて面食らった事を想い出した。人懐こいと言えばそれまでだが、紀州出身者が他府県に出て行った時に、敬語を上手く使えない為に、苦労しているらしい。サラリーマン時代、営業関係で各地に出張し、それぞれの地区の方言が聞けたのを懐かしく想い出しました。これからも、機会があればまた、ご紹介したいと思っています。


職務において冷徹非情、若くして執政の座に昇った桐谷主水。かつて派閥抗争で親友を裏切り、いまの地位を得たと囁かれている。三十半ばにして娶った妻・由布は、己の手で介錯した親友の娘だった。互いに愛情が芽生えはじめた頃、由布の弟・喬之助が仇討ちに現れる。友の死は己の咎か―。足元はにわかに崩れ、夫婦の安寧も破られていく。すべての糸口は十年前、主水と親友を別った、ある“事件”にあった。誰もが一度はあやまちを犯す。人は、そこからどう生きるのか。峻烈な筆で描き出す、渾身の時代長編。
(「BOOK」データベースより)

「葉室 麟」の作品は、「藤沢 周平」と似ていると思いながら、最近ちょくちょく読んでいます。ハッピーエンドで終わる本が、好きですが「葉室 麟」はどちらと言うと、それとは逆の終わり方が多い様な気がします。


本1


豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。
(「BOOK」データベースより)

葉室/麟(ハムロ リン)
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。「地方の視点から歴史を描く」を信条に、逆境にあっても志を貫く人々の物語を描きつづけている。他に『いのちなりけり』『秋月記』『橘花抄』『春風伝』『蒼天見ゆ』など著作多数。


本2


この戦は日本国を守る戦である。死しても負けることは許されぬと心得よ。長州藩士・高杉晋作。本名・春風。幕府を守るべき彼が、欧米列強に蹂躙される上海の姿に日本の未来を見た時、「レボリューション」の天命は下った。民衆を率いて四カ国連合艦隊と幕府から藩を守り抜き、徳川治世を散らす嵐となった男の奇策に富んだ戦いと、二十八年の濃密な生涯を壮大なスケールで描く、渾身の本格歴史小説。
(新潮社より)


本3

趣味の読書 その165

Category : 読書
災害時の自衛隊の人命救助に拍手・喝采した
台風18号の影響での北関東・東北の記録的大雨による、鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な洪水が発生した。街が沈み家が流されるなか、多数の住民が孤立。水上および空から、被災者の救助作戦が行われた。自衛隊や消防関係・警察関係の大掛かりな救出活動が、多くの人々の命を救ってくれた。警察や消防のヘリコプターが発進できないほどの悪天候において最後の「命綱」となる存在が、今回の水害でも多数出動した自衛隊が配備するUH-60「ブラックホーク」だ。悪天候・夜間時における強さを実現し、作戦能力の要となっているのが各種電子機器で、機首部の下面には「赤外線前方監視装置(FLIR:フリア)」を装備。夜間においても昼間とほぼ同等の映像を得ることができ、多少の霧や塵、雲は透過する。自衛隊は今回、9月10日から翌9月11日までにヘリコプターで366名を救出した。韓国のフェリーの海難事故の様に、常日頃の訓練が出来ていないと、全くの役立たずになってしまう。左翼思想の人達からは、人殺し集団などと毛嫌いされている様だが、「日本の国民を守る為に如何に役に立っているのか」を今一度良く思いなおして欲しいと、今回の救出劇を見て痛感しました。


なんだって、あの遠藤が出社拒否!?――航空業界の低迷に親会社の危機。人員削減の重圧とエリート出向社員の思惑に翻弄され、人のいい遠藤が遂に、折れた。感動の空港物語。航空業界に吹き荒れる逆風のなか、遠藤たち空港で働く大航ツーリストの現場にも人員削減の圧力がかかってきた。あと三か月後には成田空港所が閉まり、グランドホステス業務は大航エアポートサービスに委託される。その時点で半数がリストラされてしまうのだ。本社出向組のカスタマー事業部部長の星名は、感じよく丁寧に理詰めで苦境を乗り切ろうと何かと遠藤にも声を掛けるのだが――。OGの復帰とセンディング業務で立て続くミス、これはいったい何が原因なのか。「常にお客様のため」にトラブルを奇跡的に解決させてきたスタッフたちの奮闘に胸が熱くなる連作短編。
(文藝春秋BOOKSより)

新野/剛志
1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業後、旅行会社勤務を経て、1999年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。2008年、『あぽやん』が第139回直木賞候補となる。前作の『あぽやん』が面白かったので、3作目の『あぽわずらい』を借りて来て読みました。話の流れが連続していて期待通り面白かったです。


本1


武士とは命懸けで人を信じるもの――。三人の男女の儘ならぬ人生を哀歓豊かに描く、傑作時代小説! ! 宿縁で結ばれた三人の男女、一生に一度の純恋の結末とは?剣は一流だが道場は閑古鳥の鳴く貧乏侍・草場弥市と、幼馴染みで武士の身分を捨てて商家に婿入りした小池喜平次。二人は、彼らを裏切り国許から追放の憂き目に合わせた勘定奉行の娘で、初恋の女・萩乃の用心棒を引き受ける。16年ぶりに再会した萩乃の変わらない美しさに心乱されるなか、父・民部から夫への密書を携えた萩乃の身に危険が迫る。一方、国許では、かつて化け物と呼ばれた男が藩政に返り咲き、復讐という見えない魔の手が、二人に忍び寄っていた。二度と戻れぬ故郷、忘れたはずの初恋の女、信じる友との絆……。儘ならぬ人生と初恋の結末を哀歓を豊かに描く、傑作時代小説! !
(Amazon.co.jpより)

最近よく読んでいる「葉室 麟」。発行部数も多いようなので、これからも積極的に読みたいと思っています。


本2


本作は著者にとって初めてとなる短編集となります。戦国時代や江戸時代の女性は、自分の意思を持たず、政略結婚を無理強いされ、時代の犠牲者というステレオタイプの解釈に一石を投じるつもりで、連載したと著者は話しています。加藤清正の娘で、徳川頼宣に嫁いだ八十姫の想い。鍋島直茂の妻彦鶴と姑の不思議な会話の意味とは。前田利家の娘で細川忠隆との仲を引き裂かれた千世の悲話など全七編の珠玉の短編が収録されています。
(文藝春秋BOOKS 担当編集者より)


本3

趣味の読書 その166

Category : 読書
京都のトリセツ・Part2(京都のマナー編)
京都市役所は、世界最大の旅行情報サイト「Trip Advisor(トリップアドバイザー)」を運営するトリップアドバイザー株式会社と連携し,外国人観光客に守って欲しいマナーについて掲載したリーフレット(英語版と中国語版)を作成した。(「京都のトリセツ」第二弾!“京都のあきまへん”)。近年増えている外国人観光客向けに、京都の文化や習慣を正しく理解してもらうことを目的にした。内容は、以下の通りだ。
・路上喫煙
・無理やり舞妓さんの写真を撮る
・タクシーのドアを自分で開ける
・チップを渡す
・ゴミのポイ捨て
・畳に土足で上がる
・飲食店にドリンクや食べ物を持ち込む
・並ばない
・レストランのドタキャン
・自転車の酒酔い運転
・トイレをきれいに使いましょう
・横に広がって歩く
・優先席に座る
・自転車の路上放置
・線路近くでの写真撮影
・古い家屋や物品をむやみに触る
・撮影禁止の社寺での撮影
・社寺で大声で騒ぐ・帽子やサングラスをしたまま参拝する

これから紅葉の観光シーズンに入る事や、今まさにシルーバーウイークの連休などで日本各地からの観光客プラス外国人観光客で京都は、大勢の人で溢れかえる状況下で、特に中国人観光客の生活習慣の違いからくるマナー違反が、トラブルの大きな要因になっている。2015年8 月の訪日外国人客数は、前年同月比63.8%増の181万7 千人で、これまで8 月として過去最高だった2014 年(111万人)を70万8千人上回った。今年の9月10日時点で昨年一年間の1341万人超えを達成して、年間で1900万人を予想している。京都文化交流コンベンションビューローの発表では京都に宿泊する外国人がついに全体の4割超になった。流石、世界の観光都市「京都」の面目躍如の感があり、傍若無人な振る舞いが世界中のヒンシュクを買っている、中国観光客のマナー向上に役立つのを期待したいと感じました。


京都のトリセツ


鍋島藩有田の薪炭屋大店・山城屋の主である健太郎は、公儀隠密からにわかに信じがたい話を聞かされる。「伊万里周辺には塩硝(爆薬)の密造一味が潜んでおる。密造された塩硝の多くは江戸に運び出されておる」公儀御法度の爆薬を密造していることが明らかになれば、鍋島藩は取り潰しともなりかねない。江戸に縁のある健太郎は、密造一味を捕縛するために、伊万里焼の回漕船に扮した隠密船で江戸へと向かう。だが、そこで健太郎は、命を賭したある「決断」を迫られる―。伊万里焼の里・有田と、遙か遠く江戸を結ぶたくらみ。その渦中に巻き込まれた、若い大店主の清廉なる信念!
(「BOOK」データベースより)

「山本 一力」は、高知県出身の1948年生まれの、同じ団塊の世代です。江戸の深川を舞台にした下町人情を題材にする事が多く、新刊が出ると優先的に、図書館に予約を入れて愛読しています。


本1


「刑事を辞めるか、人間を辞めるか」新宿署の一匹狼刑事・佐江は法を捨て、日本最大の暴力団最高幹部・延井は、面子を捨てた。やがて数奇な運命の少女と刑事の孤独な魂は、重なりながら、濁流の渦へと飲み込まれてゆく――。誰も体感したことのない緊張と感傷、そして狂熱。日本現代ミステリの極致! 「誇りのために殺し、殺され、誇りのために守り、守られる」新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。捜査に当たった新宿署の刑事・佐江と警視庁捜査一課の谷神は、その事件の裏に日本最大の暴力団である高河連合の影があることを突き止める。高河連合最高幹部の延井は、全国の暴力団の存亡をも左右する一世一代の大勝負「Kプロジェクト」を立ちあげ、完全無欠の殺し屋を使い、邪魔者を排除しようとしていた。佐江、谷神と高河連合が、互いの矜持と命をかけた “戦争"を始めようとする中、プラムと名乗る一人の少女が現れる。進むことも退くこともできない暗闇の中にいた佐江は、絶望をたたえたプラムの瞳に、一縷の光を見出すが……。「新宿鮫」と双璧を成す警察小説シリーズの最高傑作、ついに誕生!
(Amazon.co.jpより)

大沢 在昌の「新宿鮫」シリーズのファンで、彼の作品は好きで常日頃から良く読んでいます。大変面白い!


本2


文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)。のちの元寇は当時「異国合戦」と呼ばれていた。侵略の矢面に立たされた九州の御家人は北条氏による執権政治の中心、鎌倉への直訴を試みる。先に蒙古に征服され、厳しい搾取のうえに日本侵攻への先兵とされた高麗。そして旺盛に国土を拡大し続ける蒙古を率いる皇帝フビライには、領土拡大以外の思惑があった―。時は鎌倉。日本が十数万人の異国の軍勢と闘った「元寇」。二度にわたる侵略と防衛のドラマを、まったく新しい視座から活写する、著者渾身の長編歴史小説。
(「BOOK」データベースより)

岩井 三四二(いわい みよじ)
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。'96年「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。'98年『簒奪者』で歴史群像大賞、'03年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞、'04年『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞、'08年『清佑、ただいま在庄』で中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『逆ろうて候』『戦国連歌師』『銀閣建立』『竹千代を盗め』『鬼弾』『むつかしきこと承り候』など著書多数。
「岩井 三四二」は、ちょと毛色の変わった時代小説を書くので、たまに読んでいます。


本3

趣味の読書 その167

Category : 読書
東京五輪・追加提案競技5競技18種目決定
JOC組織委員会は、28日午後、「野球・ソフトボール」「空手」「ローラースポーツ」「スポーツクライミング」「サーフィン」の5競技の18種目をIOCに追加申請を決定した。来年8月のIOC総会で正式に決まる。大本命の「野球・ソフトボール」は間違いなく決まると思うが二番手の「空手」が入ったのが、体育会・空手道部出身者として嬉しい限りだ。競技人口も「野球・ソフト」の6500万人に次ぐ6000万人と多く、日本の発祥競技でもある「空手」は、琉球時代に薩摩藩から武器を取り上げられた沖縄の人々が、農機具を改良した「トンファー」「ヌンチャク」の武器を考案したり、徒手空拳の素手で戦う格闘技から発展した武術である。「糸東流」(しとうりゅう)「剛柔流」(ごうじゅうりゅう)「松涛館流」(しょうとうかんりゅう)「和道流」(わどうりゅう)の四大流派があり、現在では昭和39年、公益財団法人 全日本空手道連盟として統一団体になっている。「空手」は、一人で演舞する『形』と対戦相手と突きや蹴りを駆使する『組手』があり、『形』の男女2種目と『組手』男女体重別3種目合わせて6種目合計で8種目を予定している。日本の発祥スポーツであるので有望選手も多く居て、中でも昨年の世界選手権女子形の優勝者の「清水 希容」は母校関大の後輩でもあるので、是非とも東京五輪で「金メダル」を取って五輪初代チャンピオンになって欲しいものだと、今から楽しみにしています。


病葉・梨田雅之、ついに会社を辞め、魑魅魍魎が蠢く株の世界に足を踏み入れる! 最愛のベティがアメリカへ。心に焦燥を抱える梨田雅之は、ある決意を固めていた。 会社を辞めて、己の才覚で生きていく――。 自殺した部長に関する調査で総務に呼ばれた梨田は、自らの汚点をも洗いざらい話す。結果として梨田は処分されなかったが、彼は自ら退職を願い出て、自由の身に。 求めてやまなかった自由な境遇。だが、梨田が求めていたのは決して自由ではなく、身を焦がすほど熱中できる何かだった。 とある雀荘で出逢った一丸という男。その男は言う。「この世の中の一番の博打は、株だ」と。巨額の金が行き交う麻雀でさえ平然としていた梨田だが、一丸が動かす金の額を知り、興味を持つ。そして決める。 株の、いや、株の裏の世界をとことんのぞいてやる、と。 病葉・梨田雅之。ついにその疾走が限界スピードを越えていく。待つのは破滅か、それとも――。
(幻冬舎より)

白川 道(しらかわ とおる)
1945年北京で生まれ、今年4月に69歳で死去。一橋大学卒業後、入社した大手電機メーカーを3か月で退社したのち、大手広告代理店に入社したものの、26歳で退社した。先物取引会社勤務を経て、旅行会社や書店を起業したが、いずれも失敗した。
この小説のモデルは、本人自身だと思われる箇所が多々あり、波乱万丈の人生だった。高倉健主演で話題になった「単騎、千里を走る」が彼の作品だったのは、知りませんでした。「病葉シリーズ」の主人公の梨田雅之の破天荒な生き方が、面白く好きなシリーズ物でしたが、話の行く末が作者の死去で、未完成のままで終わったのが残念です。


本1


戦場カメラマンの長井創次は、東日本大震災に巻き込まれた妻の行方を捜しながら被災地を取材していた。慟哭の渦と絶望の底を捜索・取材しながら、長井は死者の魂に寄り添う。平和な日常の徹底的な破壊から立ち直る不屈の意志と友情に触れるうち、長井は被災地に蔓延する新興宗教「まほろば教」の暗部に肉薄してゆく。一方その頃、棟居と牛尾のふたりの刑事も、邪教の調査に動き出していた。やがて長井が目にする、妻の失踪に隠された衝撃の真実とは―!?震災の現実を真摯に見つめた著者渾身の傑作長編小説!
(「BOOK」データベースより)

森村/誠一
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、9年余のホテルマン生活を経て作家活動に入る。『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞、『人間の証明』で第3回角川小説賞を受賞し、『悪魔の飽食』『野性の証明』など数多くのベストセラー作品を発表した。2004年には第7回日本ミステリー文学大賞を受賞し、社会派推理小説の世界で不動の地位を築く。11年には『悪道』で第45回吉川英治文学賞を受賞。82歳の年齢で、新しい小説を次々に発表しているのには驚きです。体力・気力の続く限り作品を出して欲しいと思います。


本2


日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。
(「BOOK」データベースより)

最近、積極的に「東野 圭吾」を読んでいます。人気作家の要因が分かる様な、面白い小説が多く、これからも図書館に予約を入れて読んでみたいです。


本3

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