2014
11/05
16:32
趣味の読書 その123
Category : 読書
レームダック化している、アメリカのオバマ大統領が中間選挙で負けて支持率低下
と共に益々、内政と外交に指導力のなさを、さらけ出しそうな状況になって来た。
日本時間11/5のPM2:00の時点で、上院・定数100の内・共和党が52議席取り、民主党が
45議席で残3議席となった。下院では、定数435の内共和党が237議席・民主党が179
議席で残19議席になっている。オバマ政権は、任期を2年残して議会との調整や、ロシアや
中国との外交問題を、どのように舵取りしていくのか今後は、今以上に難しくなると思います。
浅草・田原町で小さな古着屋を営む喜十。北町奉行同心の片棒を無理矢理担がされ、今日も
また、誰かのために東奔西走。そんな中、店先に捨てられた赤ん坊を女房が引き取ると言い出
した。突然父親に仕立て上げられ、戸惑う喜十だったが――。日々のよしなしごとの向こうに
人生のほんとうが見えてくる、ほろりと泣ける連作集。
(新潮社より)
宇江佐/真理
1949(昭和24)年、北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。’95(平成7)年「幻の声」
でオール讀物新人賞受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年に『余寒の雪』
で中山義秀文学賞を受賞。「髪結い伊三治捕物余話」シリーズを第一巻より、愛読してます。
その好きな作家の「宇江佐 真理」の「古手屋喜十 為事覚え」の第二巻です。江戸の人情物を
書かせたら第一人者ではないかと思っています。面白い作品が多い。

「月を見に松島へ行く」と芭蕉が弟子の曾良に告げたのは元禄二年。五代将軍綱吉の側用人・
柳沢出羽守保明との密やかな関わりとの絡みか? 曾良は幕府神道方・吉川帷足の配下だが
、六年間芭蕉に仕えている。弥生一九日旅立つ前日、曾良は御用達魚問屋・鯉屋の杉山杉風
に足止めされ、芭蕉と引き離される。千住に向かった曾良を襲ってきたのはどの陣営なのか?
徳川光圀配下の尾行もずっと続き、日光で動きがあった。三つ巴の思惑が絡む中、旅の行方は?
(Amazon.co.jpより)
趣味の読書 その118で、紹介したように「田牧 大和」は、最近読むようになった作家です。
『数えからくり 女錠前師緋名』が、面白かったので、その他の作品も捜して読むようにしてます。

十四歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。やがて店の跡取り藤一郎
に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎
との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出される
ことに…。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるが
いるはずの家で銀次が見たものは…。(「居眠り心中」)月夜の晩の本当に恐い江戸ふしぎ噺・
九編。 (「BOOK」データベースより)
人気作家の「宮部 みゆき」。コンスタントに良い作品が多くあり、図書館の予約待ち数も人数が
多く、手元に来るまで時間が掛かりますが、待ち甲斐のある作家です。
