2014
03/06
13:58
趣味の読書 その88
Category : 読書
千葉県柏市あけぼのの路上で男性2人が殺傷されるなどした連続通り魔事件で、県警柏署
捜査本部は5日夜、一連の4件の事件すべてに関与した疑いが強まったとして、現場近くに
住む自称無職、竹井聖寿(せいじゅ)容疑者(24)を強盗殺人容疑で逮捕した。県警は6日
午前0時15分から柏署で篠塚大剛捜査1課長らが記者会見。竹井容疑者逮捕の決め手として、
「周辺の防犯ビデオの解析とDNA型鑑定」を挙げた。
竹井容疑者は、任意同行をされる時に「チェックメイト」と言ったり、連行される時に「ヤフー
チャット万歳」と叫んだりする言動を見ると、精神的にオカシイのでは、思わせる態度であり
ニコニコ生放送への本人の投稿では尊敬する人として、サカキバラ・アインシュタイン・尾崎豊
・XJAPAN・石井四郎・沖田総司 などを書き込んでいた様だ。小野田寛郎さんが心配した様に
最近の「日本の子供がオカシイ」という事が、こういった事件を引き起こしているのではないか?
アメリカの様な、精神的に病んでいる社会になって来ているのではないか?と危惧しております。
現代調査研究所所長・岡坂神策は、弁護士・桂本忠昭と神田小川町のタブラオ、“サンブラ”に繰
り出す。だが、タブラオを出た二人は、見知らぬカップルにつけられる。いったい彼らは、何者
なのか。尾行の対象は岡坂か桂本か、それとも二人と意気投合したバイラオーラ、神成真里亜たち
なのか。そして、その目的は。やがて、半蔵門署の女性刑事も尾行合戦に加わり、事態はどんどん
複雑化してゆく。バックストリート(裏街)を舞台に、チョイ悪の男たちと美しい女たちが繰り広げ
る、彩り豊かな大人のサスペンス。
(「BOOK」データベースより)
逢坂剛は、「百舌シリーズ」(公安警察シリーズ)や近藤重蔵の事を書いた「重蔵始末シリーズ」
をよく読んでいます。彼は、サビーカスのフラメンコギターのレコードを聞いて衝撃を受け、それが
きっかけで本場のスペインにも行くようになり、スペインを舞台にした作品が多い。また日本将棋
連盟の会長を務めた米長邦雄とは、中央大学の同期生で旧知の間柄である。

天保一四年、新島襄は上州安中藩江戸屋敷詰の祐筆の家に生まれる。尊皇攘夷運動の中、西洋文明
に触れてアメリカへの密航を決意する。他方、八重は会津藩の砲術指南役の家に生まれる。藩主・
松平容保が京都守護職に任ぜられ、鳥羽伏見の戦いが勃発する。―日本を文明国に変えるために
単身渡米した襄。会津城で銃を取り最後まで戦った八重。後にキリスト教精神に基づく私立大学
創設という形で実を結ぶそれぞれの人生は、じつはまったく別々のレールの上にあった。
(「BOOK」データベースより)
あまり読まない作家ですが、「八重の桜」のモデルの新島八重の関連本なので、読みましたが少し
文章が硬く、読みにくかった。

まっくら店と馬鹿にされる貧乏長屋に住むお初と、兄の太吉。浅草で小間物屋を営んでいた両親が騙
されて店を失い、悲嘆に暮れて亡くなったのは二年前のこと。残された兄妹は「必ず店を買い戻そう」
と固く誓いあっていた。ひょんなことから太吉は、名品“井戸の茶碗”を入手する。だが、二十両の有り
金をはたいたその茶道具は、真っ赤な贋物だった。弱り果てた兄妹に声をかけたのは隣に住む浪人、
赤目勘兵衛。我楽多茶碗を誰かに売ってやるという。日がな一日酒びたりの勘兵衛にどんな策が!?
貧乏比べじゃ人後に落ちない住人ばかり。取り得は店賃の安さだけ。芝神明の長屋を舞台に描く
新世代の人情時代小説。
(「BOOK」データベースより)
