2013
09/08
14:42
趣味の読書 その62
Category : 読書
早朝の日本国中が、歓喜の渦に包まれた。56年ぶりに東京で五輪の開催が決定した。
日本が、決選投票で60対36でイスタンブールを大差で下した。フェンシングの太田選手も良かったが
やはり「安倍首相演説が決め手」とロイター通信が絶賛している様に、福島の「汚染水問題」の心配を
払拭させた安倍首相の説明が良かった様に、小生は感じました。
思えば、1964年の「東京五輪」の時は、戦後の復興を遂げた日本が、アジア初のオリンピックを開催し
東海道新幹線を五輪に合わせて開通させ、高速道路網も次々と開通させた日本の高度成長の始り
だった。前にも述べたように、明日は今日よりもきっと良くなると信じられる時代で、日本人全体が
希望に満ち溢れていた様に、皆が感じられた記憶があります。2020年の「東京五輪」の経済効果は
約3兆円になるだろうと、予測する報道もあり、先行きに希望が持てる、久しぶりに明るいニュースです。
1964年は、金16・銀5・銅8の計29個のメダルを獲得して、アメリカ・ソビエト連邦に次いで
第3位になったが、7年後に備えて、強化予算を組んで、何個のメダルを獲得するか今から楽しみです。
江戸・深川の宇右衛門店で独り暮らしをするお絹。三十六になる今は小間物の行商で身を立てている
が、三年前までは蝦夷松前藩の家老の妻だった。夫は藩内の不穏分子の手にかかり、息子の勇馬は
行方不明。お絹は商いを通じて、定廻り同心の持田、船宿の内儀おひろ、茶酌女お君など町の人々と
親交を深める。それぞれの悩みに共感し、奔走するうちに、行方不明の息子と夫の死にまつわる噂を
耳にして…。船宿の不良娘と質屋のドラ息子の逃避行、茶酌娘と元恋人の切れぬ縁、そしてお絹自身
に芽生えた静かな愛情…、心に紡がれる恋の模様。
(「BOOK」データベースより)
好きな作家の一人の、宇江佐 真理。江戸の町人を主人公にしたテーマが多く、江戸時代の市井の
様子が良く描かれていて、読後感が「ホノボノ」とさせられます。

天下統一を目前にした織田信長は、統一後の新たな国家像を描いていた。それは、これまでの体制を
覆す信じ難いものであった。葬り去られることを知った朝廷や家臣たちは戦々恐々となる。一方信長
によって虐殺された伊賀者たちの残党は、激しい復讐の炎を燃やしていた。明智光秀、羽柴秀吉、黒田
官兵衛、里村紹巴、織田信忠、そして朝廷も…誰もが信長を亡きものとする動機があり、誰もが信長に
恐怖していた。複雑に絡み合うそれぞれの思惑と動き、リアルタイムで展開する権謀や策略。そのすべ
てが運命の一日、天正十年六月二日に向けてなだれ込んでゆく。
(「BOOK」データベースより)
普段は、あまり読まない作家の富樫 倫太郎。「まあまあ」面白く読めました。

神奈川県警みなとみらい署の暴対係長・諸橋は「ハマの用心棒」と呼ばれ暴力団から恐れられている。
昔馴染みのやくざ・神野の唯一の組員・岩倉が身柄を拘束された.素人に手を出したという。神野がそん
なことをするはずがない。陽気なラテン系の相棒・城島とともに諸橋は岩倉の取調に向かった。 表題作
「防波堤」他、横浜を舞台に悪と戦う諸橋班の活躍を描く6篇を収録。
(Amazon.co.jpより)
最近良く読んでいる、今野 敏。警察小説も面白い。

元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、フリーランスのボディガードとして要人の命を守って
きた。そんな工藤も、景気の後退により、依頼が激減し、今では警備保障会社から仕事を回してもらって
る。ある日工藤は、かつての同僚兵士だったマキシムからの紹介だと語る、カジンスキーというロシア人
から仕事の依頼を受ける。だが依頼の内容は驚くべきものだった――― 優秀だったマキシムを殺した
敵からカジンスキーの命を守りぬけというのだ。マキシムを殺すほどの敵は何者なのか?ボディがート
としてのプライドを賭け、工藤はまだ見えぬ敵と対峙する! 最強の暗殺者・ヴィクトルと最強の盾・
工藤兵悟がぶつかる時、物語は予想を裏切る展開を見せる。待望の最新長篇。
(Amazon.co.jpより)
