今年は例年以上に残暑が厳しく、東日本では水不足になっている様です。
今日から9月ですが、暑さはまだまだ続く気配です。
それでも夏至から冬至にかけて、日照時間が日に日に短くなっている様で午後6時過ぎには
日も翳って、薄暗くなっています。
今朝は午前7時前から、1時間程にわか雨があり、芝生と庭木にはいい雨でした。
1990年代後半に、出張で往復の列車でよく読んでいた「週間ポスト」に毎週連載されていた
白川道の「病葉流れて」を愛読していました。単行本になってからも、一巻から三巻まで
読んでおり、この本は、「新・病葉シリーズ」になっていますが、実際は第四巻です。
大学入学と同時に、麻雀を覚え競輪などのギャンブル漬になって行く、主人公の 梨田雅之。
麻雀、酒、女。そのすべてに淫し、放蕩の限りを尽くしたが大学生活を終え、大阪で社会人に
成ったが、わずか3ケ月で会社を辞め、先物相場で4000万円近くを稼ぎ出した。
フラリと立ち寄った雀荘で出会ったのは、砂押という初老の男。やくざ相手に一歩も引かない
梨田でさえ気圧される独特のオーラ。やがて梨田は砂押の紹介で、東京の広告代理店
に勤め、社会や時代の摂理を学んでいく。恋仲になった女子大生・水穂。
激動の昭和を、梨田はどう生きるのか・・・・。
作者の白川道(とおる)は、1945年生まれで、自身の体験に近い話だと思われます。
時代背景が我々団塊の世代が、かつて味わった昭和の懐かしい高度成長の時のエピソードもあり
当時を思い出しながら、読みきりました。まだ続編もありそうですので、期待してます。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
(この世は 自分(道長)のためにあるようなものだ 望月(満月)のように 何も足りないものはない
という意味)を詠んだ関白太政大臣の藤原道長の甥にあたる、藤原隆家が主人公の物語。
刀伊の入寇(といのにゅうこう)は、寛仁3年(1019年)に、遼の支配下の満洲を中心に分布した
女真族(満洲民族)と見られる海賊船団が壱岐・対馬を襲い、更に筑前に侵攻した事件。
外敵「刀伊」を、大宰権帥となっていた藤原隆家が九州の武士団を率いて撃退した。
紫式部と清少納言が登場する話もあり、葉室麟の本は初めて読みました。
他の本も、読んでみるつもりです。

人を餌にし始めた巨大野性動物(熊と猪)環境問題で対立する住民、そして謎多き死亡事件。
環境省の技官が野生鳥獣保全管理センターの八ヶ岳支所に赴任するが、そこではどうせキャリアの
腰掛人事と白い目で見られる。しかし主人公の七倉航(わたる)にはそんな気持ちはなく、
地元の猟師と共に、そして苦手な犬(ベアドッグ)を何とか扱って自らも山に入って熊を追う。
人間の作り出した環境破壊によって、山奥から熊や猪は里に出てこざるを得なくなる。
不法投棄された廃棄物によって、発生した新種の寄生虫に体を冒され極めて凶暴になっていた
巨大野性動物の(稲妻)と呼ばれる巨大熊。稲妻さえもが恐れる怪物の(三本足)の猪。
最後は、猟師の誰もが倒せなかった三本足の猪を、七倉が仕留める。
樋口明雄は、前に紹介した馬賊三部作「頭弾」・「狼叫」・「竜虎」を読んで面白かったので
その他の本も、図書館のデーターベースで検索して読んでいるところです。

今日から9月ですが、暑さはまだまだ続く気配です。
それでも夏至から冬至にかけて、日照時間が日に日に短くなっている様で午後6時過ぎには
日も翳って、薄暗くなっています。
今朝は午前7時前から、1時間程にわか雨があり、芝生と庭木にはいい雨でした。
1990年代後半に、出張で往復の列車でよく読んでいた「週間ポスト」に毎週連載されていた
白川道の「病葉流れて」を愛読していました。単行本になってからも、一巻から三巻まで
読んでおり、この本は、「新・病葉シリーズ」になっていますが、実際は第四巻です。
大学入学と同時に、麻雀を覚え競輪などのギャンブル漬になって行く、主人公の 梨田雅之。
麻雀、酒、女。そのすべてに淫し、放蕩の限りを尽くしたが大学生活を終え、大阪で社会人に
成ったが、わずか3ケ月で会社を辞め、先物相場で4000万円近くを稼ぎ出した。
フラリと立ち寄った雀荘で出会ったのは、砂押という初老の男。やくざ相手に一歩も引かない
梨田でさえ気圧される独特のオーラ。やがて梨田は砂押の紹介で、東京の広告代理店
に勤め、社会や時代の摂理を学んでいく。恋仲になった女子大生・水穂。
激動の昭和を、梨田はどう生きるのか・・・・。
作者の白川道(とおる)は、1945年生まれで、自身の体験に近い話だと思われます。
時代背景が我々団塊の世代が、かつて味わった昭和の懐かしい高度成長の時のエピソードもあり
当時を思い出しながら、読みきりました。まだ続編もありそうですので、期待してます。

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
(この世は 自分(道長)のためにあるようなものだ 望月(満月)のように 何も足りないものはない
という意味)を詠んだ関白太政大臣の藤原道長の甥にあたる、藤原隆家が主人公の物語。
刀伊の入寇(といのにゅうこう)は、寛仁3年(1019年)に、遼の支配下の満洲を中心に分布した
女真族(満洲民族)と見られる海賊船団が壱岐・対馬を襲い、更に筑前に侵攻した事件。
外敵「刀伊」を、大宰権帥となっていた藤原隆家が九州の武士団を率いて撃退した。
紫式部と清少納言が登場する話もあり、葉室麟の本は初めて読みました。
他の本も、読んでみるつもりです。

人を餌にし始めた巨大野性動物(熊と猪)環境問題で対立する住民、そして謎多き死亡事件。
環境省の技官が野生鳥獣保全管理センターの八ヶ岳支所に赴任するが、そこではどうせキャリアの
腰掛人事と白い目で見られる。しかし主人公の七倉航(わたる)にはそんな気持ちはなく、
地元の猟師と共に、そして苦手な犬(ベアドッグ)を何とか扱って自らも山に入って熊を追う。
人間の作り出した環境破壊によって、山奥から熊や猪は里に出てこざるを得なくなる。
不法投棄された廃棄物によって、発生した新種の寄生虫に体を冒され極めて凶暴になっていた
巨大野性動物の(稲妻)と呼ばれる巨大熊。稲妻さえもが恐れる怪物の(三本足)の猪。
最後は、猟師の誰もが倒せなかった三本足の猪を、七倉が仕留める。
樋口明雄は、前に紹介した馬賊三部作「頭弾」・「狼叫」・「竜虎」を読んで面白かったので
その他の本も、図書館のデーターベースで検索して読んでいるところです。
